NARA

ナラ

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SIZE:
W1000 ~
TYPE SELECT:
脚のデザイン・高さ・位置が選べます。
分類:
ブナ科 環孔材
原産:
日本、中国、朝鮮、アメリカ、ロシア

ナラは、最も進化した樹木といわれています。年輪の目はつまり放射組織を形成することで自らを守り、成熟した森(純林)を造ることができます。水を貯める保水力やどんぐりの森での生態系の形成など人や生命にとって大切な存在であると言えます。
木目は力強く美しい。特に柾目で材を取った場合に放射組織による虎斑杢(シルバーグレイン)が現れる材があり、その表情は非常に豊かです。また、柾目で取ると水が出ないと言われるほどで、ワインやウイスキーの樽用の材として用いられることもあります。しかし、その特徴がゆえに乾燥の難しい木です。
経年変化は経年とともに黄色味が増してきます。飴色とも黄金色とも表現されることがあります。
日本では北海道の平地から、本州、四国、九州の山地から亜高山帯に分布しています。ブナと共に日本の冷温帯を代表する樹種で、ブナと混交します。中国、朝鮮半島やロシア沿海地方にかけての北洋アジアに分布するモンゴリナラの変種とされています。
現在残っているナラ林はかつて薪炭材やパルプ材として伐採された二次林が多く、大径木が残っている森は少ない状況です。現在の日本ではナラの生産は北海道や東北の国有林など一部に限られており、流通は年々少なくなっています。

【ナラ材の歴史】
明治時代に英和辞典を編纂する際に「オーク」を「樫」と間違って訳されそのまま定着しています。
いまだに、オーク=樫と訳している辞書もあり誤解をしている人が少なくないです。
日本(北海道)から良質のナラが流出してしまった原因の一つがこの勘違いにあったとも言われています。そして、北海道の開拓によって伐採が進みそこで出たナラの木材を破格の値でヨーロッパに輸出し、産業の発展が著しいヨーロッパで使われるようになったことで、それまでにも定評のあったオーク類の中でも最も優れていることがヨーロッパの職人によって証明されたのです。ナラが海外で定評のあるオーク材の中でも最高の材であることに気付かず安値で売りさばいてしまっていたのです。

【動物とナラとの関係】
ナラの木の下で、様々な生物たちが共存しています。ドングリに、小鳥や小動物が集まり、リス、ウサギ、キツネやクマから、カブトムシ、クワガタなどの昆虫類まで、たくさんの生物が暮らしています。また、広葉樹の中でも落ち葉の量が多いため、地表面で豊かな土壌を育みます。この中にはたくさんの微生物が活動しているため、ナラ(オークも)の周りには、多くの植物が育つ。=豊かな森の環境を作り出しています。

【ナラの表情】
木目は荒々しく力強い。柾目で取ると虎斑(虎の背中の模様のような杢)が出ることで知られています。虎斑は英語ではシルバーグレインと呼ばれ使い込むほどに銀色に輝く杢として好まれております。

【ナラの語源】
オークの学名は、クエルクスといわれラテン語で、「美しい木・良質な材木」という意味がある。ナラは水分を多く含み、簡単に燃えないことからつけられた名です。
また、日本書紀によれば官軍が草木を踏み鳴らしたことから「なら山」と名づけられたように、ナラには「平ら」の意味があるとされています。若葉や若枝のしなやかな様子と音から「なよらか」と表現されそこからナラとなった。ドングリが鳴ることからという説もあります。