TAMO

タモ

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SIZE:
W1000 ~
TYPE SELECT:
脚のデザイン・高さ・位置が選べます。
分類:
モクセイ科 トネリコ属 環孔材
原産:
日本、中国、朝鮮、ロシア

辺材は淡い黄白色。芯材はくすんだ褐色。国内の広葉樹の中で最も高く真っ直ぐ伸び、枝下が長く素直な木目が多いです。
高さ30m直径1mを超えるものもあり、光合成をしやすく成長が早いので植林も盛んです。目幅は狭く木目も細く、特に柾目が非常に綺麗ではっきりしており(糸柾と呼ばれる)、玉杢などの独特の表情があるものは人気も高いです。年輪の境界は大きな導管が帯状に配列されていて環状になっており、はっきりしています。
ホワイトアッシュと同じモクセイ科トネリコ属で、強さと粘りをもっていて、家具となってからの耐久性があり加工性も良い。ただし、ホワイトアッシュと比べると非常に軽いです。

【タモの特徴と人との関わり】 日本では北海道など寒冷地に分布していて、河川や湿地など土壌が柔らかく、水脈が豊富な土地に多く生えます。一般に「タモ」とはヤチ(谷地)ダモのことを指しています。群生はしないで水源=河川などに沿って地下深く根を張るので、湿った土壌の落盤や土砂崩れを防ぎ、人々の暮らしを守ってきました。

【「白木の女王」と呼ばれる。その理由。】
① 大きく立派な立ち姿や空を覆う様な枝の張り方(枝下も長い)から。東北地方では御神木としての伝承(福島県など)も数多くある
② 災害を防ぐ→人々が感謝する→母親のよう
③ 群生はせずに、厳しい環境で繁殖するために、種子を生み出し、それを自種で受け止める特性を持つ=両性具有的特徴
④ 木目の綺麗さが女性を連想→アイヌの伝承でタモの神は女性の姿をしている
⑤ 明瞭な木目と落ち着いた色調→優しい雰囲気のなかに神秘的で凛とした表情=「とてもストレートで凛とした性格の持ち主」→女性が共感→乳授けの御神木
以上の理由とその高貴で雄大な佇まいと女性的なエピソードの数々から「女王」と呼ばれ、アイヌの人々にとっては、神そのものだったといわれております。アッシュと同じく魔除けの樹としての存在です。また、アイヌ民族は住居(チセ)の屋根材・農耕器具・武器の他、丸木舟の材料としてタモを使っていました(センノキやカツラよりも材としては良いとされていた)。これは古代、全ての中心だった関西が針葉樹中心(有名な建築物等を思い出してほしい)の生活をしていたことと、広葉樹中心の北国の生活の違いも見て取れるポイントです。

【バットとして】
野球のバットの材料としてあまりにも有名です。非常に軽く、強く粘りがあることからでありますが、粘りがあるということは一度へこんでも元に戻る弾力性があるということであり、衝撃に対しての抵抗力があるということ。且つしなる上に軽いのでバットには最適なのです。
ちなみに日本では殆どがアオダモのバットであるが(プロ野球の会場ではアオダモ植林のための募金を行っている)王貞治のバットは樹脂を注入して硬くさせたヤチダモのもので「圧縮バット」です。
また、イチロー選手もタモのバットを使用しているが、アベレージバッターはバットとボールの接触時間を長くして 狙ったところに打ち返すためにタモなどの比較的反発力が弱く、しなりのある樹種を好む傾向があります。

タモの木目の表情
「糸柾」
間隔2mm程度の美しいストレートな木目が特徴で毛柾ともいう

「玉杢」
木にできるコブの様なもの

「縮み杢」
木が自然の外圧によってねじれ、ひねりをする事で杢がシワ になるような状態