2016.05.29
「偉大なる賢樹・ナラ」

皆さん、こんにちは。

気が付けばもうすぐ梅雨の時期。今年の関東の梅雨入り予測は、6月4日?6月11日の間くらいということです。

この時期はじめじめして嫌だ!という方も多くありますが、来る夏に備え、雨が草木に力を与える時期でもあります。

鮮やかな瑞々しい緑を待ちわびながら、梅雨の時期も楽しみたいものですよね。

 

さて、前回「チェリー」についてお話しさせていただきましたが、今回も家具蔵で扱う広葉樹のお話を。

チェリーに負けず劣らずの人気樹種でもある「ナラ」についてお話し致します。

 

ナラの木についてお話をする際に「いわゆるドングリが成る木ですよ」という御説明をすることがあります。

秋になるとドングリをたわわに実らせ、小動物や小鳥たちにたっぷりとご馳走を振舞うナラ。

このご馳走を求めて、ナラの周りには多くの動物たちが集まり、その恩恵を受けているのです。

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ナラ材で製作した「アームチェア   リーベン」

 

実は、私たち人間もナラの恩恵を多大に受けています。

ナラは広葉樹の中でも、多くの葉を落葉します。

その落ち葉が豊な土壌を作り、豊富な鉄分やミネラルなどの養分が森から川へと流れ、海へと運ばれていきます。

この養分をプランクトンが摂取し、これを食べに多くの魚たちが集まります。

私たちは、この魚たちを食べて生活しています。

ナラはこういった食物連鎖の根源にあり、私たちが生きてく上での根本を司っているといっても過言ではないのです。

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ナラのダイニングは家族が食事を楽しむにはもってこいの意味合いが

 

こうしたメカニズムから洋の東西を問わず、ナラやその仲間のオークは、神聖なものとして畏敬の対象でした。

また、ナラは中群生といって群生するのが特徴で、「森を作り上げる樹」といわれています。

大きな森を作る程の圧倒的な生命力があり、成長過程で数百種類もの菌根菌との共同作業で土壌改良を行いながら、ひとつの山を生命の住む森へと変貌させていきます。

森を支配するほどに群生する生命力の強さ、大きいものでは30mを超える巨大な姿は、森の中でもひときわ目を惹き、まさに「森の王様」にふさわしい雄姿です。

また、独特の放射組織から生まれる虎の斑紋を思わせる「虎斑(とらふ)紋」は、日本にも馴染みの深い著名な建築家フランク・ロイド・ライトがその虜になり、好んで使用していたことは有名です。

 

他の樹種では味わえない豊かな木理や繊細かつ雄大な風合い、そしてなによりもその生命力を存分に味わいに、是非店舗へも足を運んでみてください。

このブログ以上にナラの素敵な逸話をご用意して、お待ちしております!

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2016.05.22
「チェリーの秘密」

皆さん、こんにちは。

ふと見上げると、桜の木がすっかりと新緑へと姿を変えて、街の景色をまた違った表情で彩ります。

鮮やかに咲いた花の色がまるで嘘だったかのようで、そうした景色を見るたびに「ああ、夏が来るなあ」と感じる毎年です。

 

今回はその桜に関連して、家具蔵でも大いに人気のある樹種「アメリカンブラックチェリー」についてお話しします。

 

アメリカンブラックチェリー(以下「チェリー」)は、北米産のサクラの中では最も有名で、属するバラ科は約100属3000種を超える樹種が含まれています。

サクラ属に含まれるウメ、サクランボ、モモ、プラム、アンズなどの果物はさまざまな品種があり、これだけでもかなりの数に上がります。

 

チェリーの木は高さ15?30mほどにもなるので、森の中でも実に堂々とした雰囲気を漂わせています。

もともとチェリーは、ネイティヴ・アメリカンたちにとって家具などの加工用というよりは、食料としての実を重要視したり、樹皮を薬として活用したりと、生活に密着した樹であったようです。

その後は、その加工性の良さにより工芸細工に使用され、中でもその手触り感・艶の美しさからパイプ材として世界各国の愛好家から絶賛されている時代もありました。

 

製材したての心材は淡い桃色をしていますが、年月の経過の中で紫外線などの影響により最終的には濃い赤褐色になり、その劇的な変化から「使い込むほどに風合いを増す」という無垢材ならではの特性を実感することができます。

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右が製作後すぐ、左が約5年を経過して表情が変化したチェリー材

 

また、緻密で手触りの良い木肌は、気品さを感じさせる一方で、自分自身の樹液を詰まらせてしまうといったような多少「おてんば」ともいえる一面もあり、大人っぽさと子供っぽさの両面を持つ女の子としての好感度が人気の要因かもしれません。

そのおてんばな一面の証として、よく小さな褐色の斑点や筋が見られますが、それは一般的に「ガムポケット」や「ビスフレックス」と呼ばれる樹液が硬質化して木の性質の一部になった現象です。

他にも、木の表面に濡れ出た樹液に集まった虫や鳥(特にチェリーの樹液は好まれるようです)が樹液を吸うために付けたキズ跡を、樹木自身の長い成長過程の間に表皮で巻き込み、自己再生した跡である「バークポケット」と呼ばれる箇所もよく見受けられます。

これら全ては、木の表情であり自然素材の証しなので、流通上は欠点とならないのがチェリーならではのことです。

有名な「さざなみ紋(リップルマーク)」と呼ばれる湖の湖面の漣を見ているような、立体的で大変美しい表情はまさしく独特で、世界中の多くの人々を魅了し続けています。

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世界の樹の中でも、華やかな色気・艶やかさを醸し出す樹は稀で、チェリーはそのなかでも頂点に君臨するといっても過言ではありません。

空間に華やかな色彩を与え、触感や視覚に官能性を与えるチェリー材。

今や世界最高の家具材の仲間入りを堂々と果たしたその名樹の魅力に皆様も是非、家具蔵の各店で触れてみてください。

スタッフ一同、お待ちしております。

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艶やかな上品な表情と、どことなく暖かみのある佇まいはどのような空間でもマッチします

 

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2016.05.15
「圧迫感の無い空間で快適な暮らしを ‐第2回‐」

皆さん、こんにちは。

連休も終わり、これから夏本番に向かって、街を彩る木々たちも春先とは違った鮮やかな表情を見せ始めます。

新緑の季節がやってきました。

 

今回は1週間を挟んでの「空間における圧迫感」についての第2回。

圧迫感を避けて快適な住まいをつくる具体的なテクニックをご案内していきます。

 

「圧迫感が少ない広い空間を演出する」

 

大事なことは、空間自体が狭くても空間を広く「感じる」ことが出来るかが重要であり、そのカギは「空間を開放的にする工夫で広く感じることができる」ようにすることです。

つまり、見え方=「視覚効果」を上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴むことができれば、意外と簡単に圧迫感の少ない空間はつくることができるようになります。

 

「白を基調とした空間は広く見えやすい」

壁・建具・天井をすべて白で統一した空間は、実際以上に空間が広く見え圧迫感を感じさせません。

また、さまざまな家具ともコーディネートしやすく、光を反射する効果もあり部屋を明るく爽やかに見せることができます。

 

「『視線の抜け』を作る」

部屋に入ったときに視線が奥まで通ると、開放感を与えます。

「視線の抜け」を遮らない低めの家具を選ぶと、すっきりとした部屋に見せることができるようになるのです。

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白基調且つ抜け感のある空間は、その「広さ」の想像を掻き立てます

 

「ウィンドートリートメントを工夫する」

「カーテンはより高い場所から。縦方向が鉄則」

カーテンやブラインドを高い位置から床まで垂らすのがお勧めです。

柄は無地か小柄にするのが無難ですが、縦方向に展開するテキスタイルデザインはより高さを強調してくれます。

中古マンションなどで掃出し窓の高さが低い場合などは、レールの取り換えと「バーチカルブラインド」を採用するのも効果的です。

腰高窓にも思い切って天井から床までのカーテンをかけるのも、高さが強調される効果がありお勧めです。

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縦方向を強調した空間は天井を高く見せ、開放感を演出します

 

「フォーカルポイントをつくる」

「フォーカルポイント」とは注視点、目を引く点のこと。

空間での視線を1点に集中させ、その方向への奥行感を想像させる手法です。

「視覚の操作」で広さを演出します。

・大きな鏡を配置する…窓や外の景色が写るようにするとさらに効果的です。

・観葉植物を配置する…窓際に適度な大きさの観葉植物を置くと空間の立体感も増し、視覚の操作も可能になります。

・壁は一点主義に…視線を集めるようなもの一点のみを飾る手法。

絵画などは、窓の効果も兼ねています。

開口の少ない空間では奥行き感を増すうえで一石二鳥です。

遠近感のある絵画で奥行を出す方法も。

・間接照明は奥行き立体感を演出…例えば、家具の後ろに照明を置くことで壁との隙間からもれる光が広がりを感じさせ、部屋が広く感じます。

また、上下から間接照明で照らすと光の縦ラインが生まれて高さが強調されるということも。

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効果的な絵画の掛け方、アクセントウォール、ブラケットライトの使い方。まさしくフォーカルポイントのお手本です

 

「高低差をつくる」

部屋をトータルで見て、高いところを薄く、低いところを濃い色にすると、開放感が出て、天井が高く空間を広く感じることができるようになります。

また、ベッドを低くするだけでも部屋をさらに広く見せることが。

天井が高く感じられ開放的になるのです。

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低いベッドと背高の収納のバランス。絵画の位置も相まって理想的な高低差が生まれています

 

以上、今回の内容が皆様の快適な暮らしのヒントになれば幸いです。

「圧迫感」を感じない、開放的でよりよい空間づくりを目指しましょう!

 

 

 

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2016.05.08
『学大 × 建築家(ガクダイトケンチクカ)』× 家具蔵 展示会のお知らせ

建築家と家具がつくる暮らしの提案

 

昨年12月に発足した新しい建築家グループ、「学大×建築家」。

東急東横線学芸大学駅を拠点として活動を開始し、学大とその周辺の街で暮らす方・あるいは事業を展開する方に、より上質な建築デザインを提案する事を目的とした、建築・インテリア設計のプロ集団です。

マンション一室のリノベーションから、店舗設計、戸建住宅の新築やリフォーム、集合住宅等の事業物件まで幅広く計画し、また、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など、どのような構造にも対応します。

 

この度家具蔵とのタイアップがまとまり、グループとして初の対外的な活動の一環として、

5月21日(土)・22日(日)の2日間

5つの設計事務所・8名の建築家による、お披露目建築家展を、家具蔵表参道店ハウススタジオにて開催致します。

 

メンバー建築家は、

野口修アーキテクツアトリエの野口修一氏


スタジオスペースクラフトの福島慶太氏・遠山麻子氏


RABBITSON一級建築士事務所の倉島和弥氏


スマートランニング一級建築士事務所の千葉万由子氏・小泉一斉氏


アトリエエスタス建築設計事務所の中川佐保子氏・清孝英氏

 

2日間共に建築家は待機しておりますので、個別相談会も適時行います。

建築家との家づくりの醍醐味を丁寧に解説致します。

また、両日とも14時から16時の2時間、「造付家具」をテーマに『茶話会』を企画しております。
家具蔵さんのダイニングテーブルを囲んで、家具と建築にまつわるざっくばらんな座談会を予定しております。

 

共に当日直接問い合わせや参加も大歓迎ですが、事前にご予約を頂ければスムーズです。

是非お問い合わせください。

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左より、倉島和弥氏、野口修一氏、清孝英氏、中川佐保子氏、福島慶太氏、遠山麻子氏、千葉万由子氏、小泉一斉氏 各建築家のプロフィールなどは、各設計事務所HPでご参照ください。

 

【一言メッセージ】

 

より多くの方に、家具と家具のある部屋、そこから広がる快適な住空間をテーマとして、暮らしをイメージしていただこうと考えています。

「家具」は、椅子やテーブルだけを指すわけではありません。

キッチンや書棚等々大きなものから小さなものまで、手に触れ、視覚を刺激し、空間を彩るものです。

家具をきっかけとして快適な住まいや住空間をイメージしていただくことで、建築家の設計する住まいがどれほど情操性を育むものかを知っていただければと考えています。

開催期間中は、『学大×建築家』の建築家も常駐しております。

住まいに関するどんなご相談にも対応いたします。

まずは展示会を体験いただき、住まいについてイメージを膨らませていただけましたら幸いに思います。

どうぞお気軽に、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。

 

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『学大 × 建築家(ガクダイトケンチクカ)』× 家具蔵 展示会

建築家と家具がつくる暮らしの提案

 

■ 会 場 : 家具蔵表参道店 ハウススタジオ 東京都港区南青山5-9-5 (東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)
■ 日 時 :5月21日(土)・22日(日) 11:00 ? 18:00
■ 参 加 費 : 住宅設計展・住宅設計相談会、茶話会 共に無料
■ 担当建築家 :倉島和弥、野口修一、清孝英、中川佐保子、福島慶太、
        遠山麻子、千葉万由子、小泉一斉

 

学大×建築家 http://gakudaiken.blog.fc2.com/
        

■ 茶話会前申込先 :家具蔵 営業部 三上

          info@kagura.co.jp

お名前・連絡先(住所・電話番号)・参加人数を添えてお申込みください。  

尚 事前申込みがない場合でも当日は参加可能です。

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2016.05.01
「圧迫感の無い空間で快適な暮らしを -第1回-」

皆さん、こんにちは。

世間はゴールデンウィークまっただ中。

東京近辺は天候にも恵まれ、心地よい陽気が続いています。

皆様はどのようにお過ごしですか?

 

今回から2週にわたって、「空間における圧迫感」についてお話しします。

皆様も家具店などで「この配置では圧迫感を感じてしまうかも」「こうすると圧迫感を軽減できますよ」という話しを聞いたことがあるかと思います。

では、その「圧迫感」とはいったい何でしょう?

 

◆圧迫感とは

 

「強く押さえつけられている感覚。息苦しい感じ。または、大きく迫っていて威圧されている感じ」(索引:Weblio 辞書)と辞書などにはあります。

 

日常で感じる原因としては

 

要因?『身体的なもの』…体調不良が引き起こすもの(臓器・器官の不調)

要因?『精神的なもの』…狭い、窮屈・(モノや人が自分や空間に対して)近い・(空間が)暗い  

要因?『環境的なもの』…怖い ・遠慮や恐縮・対峙する相手が好戦的・緊張

 

などがあげられます。

 

これはいわゆるストレスのこと。人は圧迫感をストレスと感じるのです。

 

要因のいくつかは、ある意味個人的なものであり、住環境がカバーできることはそこまで多くはありません。

ただし、そのなかでも空間が引き起こす圧迫感=ストレスを軽減するためにできることは数多くあります。

今回、そして次回と空間に起因する圧迫感を受ける際の人の心理状況とそれを軽減するための空間テクニックや方法を解説します。

 

◆シーン別の圧迫感の感じ方と人の心理状況

 

おおよそ、住まいの空間で人が感じる「圧迫感(ストレス)」と、心理状況にはこのようなものがあります。

 

●背の高い家具ばかり置いてある・・・押し迫ってくるような重圧感・倒壊の不安感

 

●家具と家具(もしくは壁)の間が狭い・・・実際以上の空間の狭小感・接触への恐怖感

 

●人と人(例えば隣り合ったダイニングチェア)同士が近い・・・必要以上に近すぎる距離感・相手の動作の待機、予測をしなければならない状態

 

●空間が暗い・・・精神的な陰鬱感・本能的な(悪い意味の)緊張感

 

●そもそも空間が狭小である・・・物理的な矮小感・他者との比較においての劣等感

 

これらはすべて「圧迫感」を引出し、ストレスを起因するものです。

 

では逆に「圧迫感を受けにくい空間」とは何かを考えていけば、快適で解放的な空間をつくることができるようになるのです。

 

●広い空間…圧迫感が少ない

 

●空間自体が狭くても、空間を広く「感じる」ことが出来る事が重要

 

●空間を開放的にする工夫で広く感じることができる…明るく見せる

 

●「視覚効果」を上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴む

 

こういったことができれば圧迫感が少ない空間をつくることができるようになるのです。

 

次回からは、この圧迫感を避けて快適な住まいをつくる具体的なテクニックをご案内していきます。

是非、ご期待くださいね。

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解放感のある空間は気持ちをリラックスさせ、賑やかな

団欒が生まれる大きな要因にもなります。

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2016.04.24
「地球と人にやさしい木の家具 -癒しとエコが同居する生活とは-」

皆さん、こんにちは。

段々と気温も高くなり、晴れた日の公園などでは小さなお子さんは既に半袖で遊んでいたりしているのを見かけたりします。

初夏が段々と近づいてきていますね。

綺麗に咲き誇った木々の花たちも鮮やかな緑へ衣替えを始めています。

 

今回は皆さんもなんとなくご存知である「木を使った生活は人にも環境にも優しい」ということを、少し掘り下げてお話ししていきます。

 

■木は炭素の貯蔵庫

長年叫ばれ続けている地球温暖化。

最大の原因はいわずとしれたco2(二酸化炭素)。

木はこのco2を葉から吸収して、光合成を行い炭素化合物に変えて樹幹のなかに固定します。

その木が集まる森林が少なくなっていることで温暖化が進んでいる…というのは皆さんご存じのはず。

じつはこの「固定する」というのがポイントで、伐採され木材となったあとでも、廃棄したり償却しない限りはco2は排出されず、そのままの状態を維持します。

つまり、「内部に炭素をストックし続ける」という点では無垢の家具を使う事は室内に森林があるのにも似た効果があるということ。

木を伐採したあとには、新たな植林を行うのが常ですが、それを繰り返し、そのうえで耐用年数の長い家具を使う事は、自然のサイクルを維持し木材の廃棄・焼却の量を減らす意味で温暖化防止への立派な貢献ともいえるのです。

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■木材はエコマテリアル

木材は他の建築資材と比べて製造時のエネルギー消費量とco2排出量が桁違いに少ないことも魅力の一つです。

1?あたり、木材を1とすると他の素材は図のように大きく異なります。

伐採や運搬などの過程で多少のエネルギーは消費しますが、木自体の成長に必要なのはクリーンで無尽蔵な太陽エネルギーくらいです。

このことからも、木材は環境にもやさしいエコマテリアルといえるのですが、当然、「量をつくる=大量生産する=買替促進する=長く使えない」ものが増えるとそのエネルギー消費量は何倍にも膨れ上がります。

愛着をもって、長く使うこと。長く使えるものを選ぶことは、ひいては地球環境の保護に繋がるのです。

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■無垢の木材がもたらす癒し

森の中に入ると爽やかな香りと空気が満ちていることに気が付きます。

その正体は「フィトンチッド」

植物が発散する揮発性の物質で、心身をリフレッシュするだけでなく、抗菌・防虫・消臭などの効果をもたらします。

木材はこのフィトンチッドだけでなく、「空気のビタミン」といわれるマイナスイオンを放出します。

室内において、コンクリートなどの工業製品より無垢の木材を置いた空間の方が、このマイナスイオンの割合が高いことも研究の結果、分かっています。

日常生活に必須な家具から、快適な効果や癒しを得ることができれば、こんなに効率的なことはありませんよね。

 

…ということで、木が環境や暮らしにもたらす効果、とりわけ長く使う事ができる家具のまた違ったメリットをお話しさせていただきました。

 

所狭しと無垢材家具が並んだ家具蔵の各店舗。

森林浴に行くのはなかなか時間がとれないけれど、という方も木や自然の癒しを感じに是非遊びにいらして下さい。

スタッフ一同お待ちしております。

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2016.04.17
「ケヤキという名樹」

皆さん、こんにちは。

 

まず、先日発生し、今も被害の続く「平成28年熊本地震」により、甚大な被害が発生しています。

亡くなられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 

今回は木の話です。

4月の風物詩のひとつ、桜は現在は東北などで盛りの時期でしょうか。樹齢350年を誇る岩手・水沢公園の桜などは特に有名ですよね。

いまや桜を見に海外からも人が集まる程。桜は日本を代表する木ですが、もうひとつ、日本を代表し人々の生活を支えてきた木があるのです。

それは「ケヤキ」。

 

ケヤキは、万葉の歌にも詠まれるほど、古来から日本人の心情に深く入り込んだ木でした。

 

日本には、クスノキやタブノキのような大木になる木が他にも存在しているのですが、絵になる華やかさや荘厳さには、ケヤキに一日の長が感じ取れます。その立ち姿は見事としか言いようがありません。

 

ケヤキは、もともと「ツキ」と呼ばれていました。この語源について「強い」というところから来たというのが一般的です。

「ケヤキ」という呼び方は平安時代以降とされており、その語源としては、「けやけきき」と言われています。

 

「けやけし」という形容詞の活用ですが、「美しい・珍しい・一際優れている・目立つ・類稀な」という意味で、つまり「強く」「美しい」という最高級の呼称が冠せられた樹と言う事になります。

木工の世界では、材として「けやけし」という人も多いのですが、実際はケヤキの立ち姿の天晴れさを形容したものです。

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鮮やかで力強い木目が空間でしっかりと主張します。まさにジャパニーズモダンを体現する銘木

 

「東根の大ケヤキ」や「八代の大ケヤキ」など樹齢1000年を超える大樹もあるなど、何百年にも渡って生長していく寿命の長さと、その神々しいまでの立ち姿から各地で御神木として崇められたり、村や集落の拠点決めの際に水脈の目安となることから人々に畏敬の念を持って大切にされてきました。

 

国内の至る所で「ケヤキ並木」が見られるのも、そうした立ち姿を美しく思い、強さ・人の繋がりを大事にする思いがその土地にあるからなのかもしれませんね。

事実、たくさんの自治体がシンボルツリーとしています。

 

生命力みなぎる木目や、装飾的に活用できる様々な杢は他の材を圧倒し、唯一無二の孤高の存在として、また現在でも広葉樹の王として君臨し続けています。

 

このケヤキにまつわる「深イイ話」。各スタッフは、まだまだたくさんご用意しています。

そんなお話が気になった方、是非お時間を見てお店に脚を運んでみてくださいね。

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2016.04.10
「木のある生活で効率よく、健康な生活を!」

皆さん、こんにちは。

今年も見事に咲き誇った桜の花。東京ではもうじき終わりを迎え、いつもこの時期は一抹の寂しさを感じさせます。

それでも、街の至る所に春の花が咲き始め、一枚ずつ羽織るものが減っていくと、本格的な春の訪れが待ち遠しくなってきますね。

 

春といえば、新生活。

新たな気持ちで様々なことに取り組む方も多いのではないでしょうか?しっかりと集中して、でも疲れは極力残さず…。

そんな効率の良い作業の取り組み方の秘密は「木」にあります。

今回はそんなお話し。

 

■集中力に効果がある木のある生活 

 

「内装に木を多く使った空間は、そうでない空間に比べて疲れを癒す効果が高く、集中力も高まる」

そんな事実が、実験によって明らかになっています。

 

大学・研究団体・ハウスメーカーが合同で、小学5年生から中学3年生の31名を対象に、

「木の部屋」と「白い部屋」が子どもに与える影響を比較実験しました。

中学生の約2割が1カ月以上続く疲労状態にあり、子どもの疲労が深刻な状況であることが判明したことから、子供たちの疲労を癒すにはどうすればよいかと考えたときに、着目したのが木質の内装空間だったそうです。

木材を使った室内に入ると、なんとなく落ち着くというのはこれまでの単なる気分の問題ではなく、科学的に実証されたことになりますね。

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見るからに癒されそうな木で囲まれた勉強部屋。勉強がどんどん進みそう。

 

実験では7?程度の部屋を二つ用意。

一つは床や壁、天井、テーブルを本物の木でつくった「木の部屋」。

もう一つは同じ形ながら白色の内装で統一した「白い部屋」。

この2つの部屋で過ごした結果は…。

 

・疲労を回復させる癒し効果。

・認知機能を維持する効果。

 

この2つが認められました。

つまり木の部屋は白い部屋に比べて、作業をするときに集中力が落ちにくく、疲れても癒し効果で回復が早いことが期待できるということ。

その効果が木の香りによるものなのか、見た目によるものなのか、実験データからはそこまでは読み取れませんが、おそらく木から受ける視覚的・触覚的な印象が複合的に作用しているのだろうとのことでした。

 

この実験は疲れ気味の現代の子どもを癒す方法を探るのが目的でした。

子どもが長い時間を過ごす空間、つまり子ども部屋に木質の内装を使えば、学校や塾から疲れて帰宅してもリラックスしながら速く回復できたり、勉強するときに集中力を長く保ちやすくなったりすることが期待できそうです。

たとえば学習机に無垢材を使うと勉強の効率が上がることが考えられますね。また、壁に木を使うことも、凹凸のあるデザインの木質壁材を使うと壁に陰影ができ、照明が適度に柔らかく感じられて目に優しい空間になります。

 

子どもに癒し効果のある木を多く使った部屋は、大人にとっても同様の効果があるはず…。

木を使った空間、木のある生活で今までとは違った過ごし方、してみませんか?

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無垢の手触りや木目の陰影が身体に良い刺激を与え、作業をより良い物にしていくのです。

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2016.04.01
家づくりの会 + 家具蔵 共同企画第6弾

「N L デザイン 丹羽修の住宅展」 @家具蔵

『家を建てたくなったら』

 

昨年多大なご好評を頂いた家づくりの会との共同企画の建築家展は、家づくりの会のご協力により、今年も継続で開催することが決定致しました。

共同企画6回目の建築家展は、4月16日(土)・17日(日)の2日間

建て主さんの想いを大切にして設計することを実践し続ける若手代表格の建築家、

N L デザイン 一級建築士事務所代表の丹羽 修氏の住宅展を、家具蔵表参道店ハウススタジオにて開催致します。

 

丹羽氏の建築設計は、流行にとらわれず『自分が本当に住みたい家』がどんなものかを見つけることが大切、との理念のもと、実際に住む人が求める家がどのようなものか十分にヒアリングを行いながらの、

建て主目線での家づくりが評判の、今注目の建築家です。

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2日間共に丹羽氏は待機しておりますので、個別相談会も適時行います。

建築家との家づくりの醍醐味を丁寧に解説致します。

予め予約をしておくと、スムーズ且つ入念な無料相談となります。

是非お問い合わせください。

 

 

建築家 丹羽 修

 

■  経歴

1974年  千葉県生まれ

1997年  芝浦工業大学工学部建築学科 卒

2003年  NLデザイン 設立
2008年  自宅兼アトリエ「双子の家」完成

2014年  家づくりの会 会員
2016年  鎌倉にアトリエ開設 

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■  所属団体

  家づくりの会 設計会員

  OZONE家づくりサポート 登録建築家

  千葉県建築士会 柏支部理事

 

■  著作

『家を建てたくなったら』

 

  丹羽 修(著)/ WAVE出版


まったく知識がない人にゼロからやさしく教える本。
「家を建てたいな」と漠然と思った人が、

まず何から考えていけばいいのか丁寧に指南する本。

そもそも家を建てるということはどういうことなのか、

心構え、間取り、収納、建材の問題、建築家選びと付き合い方、

お金の話などを、著者の「主観」で、丁寧に解説します。

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■  住宅設計コンセプト

 

住宅設計で大切にしていることは

「住む人の目線で考えること」、「丹精を込めて家をつくること」

「人に喜ばれるものをつくること」です。

 

そして

日々の生活を気持ちよく過ごせる家をつくりたい・・・

そんな思いを込めて設計を行っています。

 

 

 

【一言メッセージ】

NLデザイン 初めての個展を開催させていただきます。
これまでに設計した住宅の模型や写真、図面等の展示に加え、昨年出版した著書「家を建てたくなったら」(WAVE出版)の原稿、原画イラストや本が出来るまでのエピソードなど裏側を大公開いたします。
ぜひお越しください!

 

2日間共に丹羽修は待機しておりますので、個別相談も可能です。

建築家との住まいづくりに興味ある方も是非お立ち寄りください。
 

 

 

 

「N L デザイン 丹羽修の住宅展」 @家具蔵

『家を建てたくなったら』

 

■ 会 場 : 家具蔵表参道店 ハウススタジオ
       東京都港区南青山5-9-5 (東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)
■ 日 時 :4月16日(土)・17日(日) 11:00 ? 18:00
■ 参 加 費 : 住宅設計展・住宅設計相談会共に無料
■ 担当建築家 :丹羽 修

        N L デザイン 一級建築士事務所  URL:http://www.nl-d.jp

■ 相談会事前申込先 : NPO法人家づくりの会事務局

TEL.03-6261-2185  FAX.03-6261-2186
URL:http://www.npo-iezukurinokai.jp/
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2016.03.27
「快適さをもたらす木材のある生活 -無垢材家具で健康に-」

皆さん、こんにちは。

街には桜もちらほら見え始め、3月の終わりと本格的な春の訪れを感じる今日この頃です。

もうすぐ、花や木、街の風景がすべて華やいで見える季節がやってきます。

 

◆木材がもたらしてくれる「快適な生活」

 

今回は我々が扱う「木材」が生活にどのような影響を与えるかのお話です。

「木」の傍らに「人」という字を添えると「休む」と書きますね。

この様な漢字の成り立ちにも表現されているように、暮らしの中に木の恵みを取り入れることは「安らぎ」とともに生活することに他なりません。

このことは科学的に実証されていることも多数ありますが、それが分かっていたからこそ、人は古来より木を様々な場面で使用してきたのでしょう。

 

 

■木の多孔質が湿度を調整

 

例えば、無垢の木材はその内部にたくさんの小さな空洞(細胞)を持っています。

これは多孔質という構造で、この空洞によって木材は空気中の湿度が高い時には湿度を吸い、乾燥した際には水分を吐き出す働きをするのです。

よく「木材が呼吸している」といわれるのは、こうした調湿のメカニズムがあるため。

室内に無垢材の家具があると、高温多湿な夏や乾燥しがちな冬でも、快適な生活をサポートしてくれる、というわけです。

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■視覚にも優しい木の効能

 

無垢材は視覚的にも優しさをもたらします。

以前、木視率のお話をしましたが、それも今からお話しする「1/fゆらぎ」が大きく作用しているためです。

これは自然界に普遍的にみられる現象で、人の心拍や浜辺に打ち寄せる波、炎のゆらぎなどあらゆる自然現象の動きの元になるパターンのことを指し、人と自然界に共通するリズムが安らぎを与える、というものです。

ひとつとして同じ表情が無い木目や木肌の濃淡は、まさしくこれにあたり、これが人の目に心地よい刺激を与え、気分をリラックスさせてくれます。

さらに木材の表面にあるミクロの凸凹は太陽や照明などの強い光を分散し、反射率を軽減してくれるのです。

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毎日の中心になるダイニングテーブルにも癒しの「1/fゆらぎ」のある無垢材を

 

■木の香りは安らぎの香り

 

無垢の木材には様々な化合物が含まれており、それぞれに特有な香りを作りだしています(クスノキにみられる樟のうなどは有名ですね)。

香り成分のうち、もっとも多く含まれるのが、テルペン類と呼ばれる揮発性の成分。

かすかに漂うその香りは、ストレスや不安を和らげる心理的作用のほか、気道の働きを良くする効果や血圧を下げる効果なども認められています。

また、木の香り成分にはダニやカビの繁殖を抑える働きもあります。

心地よい木の香りは現代のストレス社会で気分をリフレッシュさせてくれるだけでなく、清潔で快適な室内環境を維持するためにも大いに役立ってくれるのです。

 

このようにざっとあげただけでも、多くの効果を私たちの生活にもたらしてくれる「木材」。

インテリアという観点だけではなく、日々の生活を快適に過ごすためのパートナー選びという観点で、無垢材家具を見てみると、また違った見方や愛着が出てくるのでしょうね。

 

次回もどうぞお楽しみに。

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人にやさしい木のある生活は暖かい団欒もつれてきます…

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