2016.08.21
「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える 第四回」

皆さん、こんにちは。

8月も終わりに近づくなか、まだまだ続く暑さに加え、台風の情報も頻繁に耳にするようになってきました。

天候だけはどうにもならないものではありますが、身体の調子などもふまえつつ、上手く付き合っていきたいものですね。

 

「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える」というタイトルで内容を進めてきましたが、今回で最終回となります。

前々回では、「雑木林から学ぶインテリアの要素」「自然の生態がつくった無理のない配置は、インテリアの配置計画に活用できる」という点について。

(詳細はhttp://www.kagura.co.jp/blog/entry-000358.html

前回は「天然色の自然な交じり合いがインテリアの色彩計画のヒントになる」

http://www.kagura.co.jp/blog/entry-000365.html

というお話を致しました。

 

今回は残る3つめの要素をご紹介します。

 

3.「自然界に存在する光の効果」→インテリアの照明計画

 

自然での光環境の変化や明暗のバランスを、光が人に与える心理的効果と特性を利用した空間づくりのテクニックに活かす。

 

暮らしを彩る照明を変える5つの考え方

 

照明は、インテリア計画の中で後回しになりがちですが、とても大切な要素です。

可能であれば家具の配置計画と同時に考えます。

工事が必要ない置き型の照明や、簡単に変えられる簡易取付レールなどで身近な灯りの変化を楽しみましょう。

 

1.「明るさ」ではなく色温度」を変えるのが照明

現在、照明は単に明るければ良いという時代ではなく、その場所にどんな「性格」の光を届けるかが大切になります。

特に白い光(日中の太陽)、オレンジ色の光(夕方の太陽)という「色温度」は人の気持ちに大きく作用します。

照明はそのコントロールを可能にする、重要なインテリアアイテムだという意識を持ちましょう。

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2. 求心力を生むペンダント照明

周囲が暗くなると、光に集まりたくなる習性は人間も同じ。

太古に焚火を囲んだDNA、というのは大げさかもしれませんが、例えば同じ炎を見て連帯感を感じたキャンプファイヤーのイメージ。

雰囲気の良いレストランには必ずペンダントライトがあったりします。

基本的に演色性の高い光源が多いので、食事が美味しそうに見える効果も併せ持ち、多彩なデザインは選ぶのも楽しいですね。

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3. 境界を消し、距離感を出す

白い壁や天井に照明を当てると、ハレーション(強い光が当たった部分の周囲が白くぼやけて写る現象)で壁と天井の境目や部屋の隅が見えにくくなり、スタジオで撮る照明写真の背景のように空間を広く感じることができます。

逆に影が出来ることで増す立体感、遠近感もあり、何をどのように照らすかによって様々なコントロールが可能に。

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4. 重心を低くする

床にフロアライトを置いたり、低いボードの上にテーブルランプを置くと、「部屋の重心」が下がります。

重心とは雰囲気を作り出す拠り所のようなもので、照明だけでなく窓や家具のプロポーションも深く関係してきます。

重心が下がると心理的な天井高が増し、部屋が広く感じられる。というのは皆さんも御存知のテクニックの一つですね。

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5. 視界の整理をする

何を照らすかによって、見たいもの(見せたいもの)見たくないもの(見せたくないもの)の取捨選択が可能になります。

植物の葉や絵画、木の家具などにポイントで光を落とすことで、視線を集めるアイキャッチになると同時に、雑多に感じるエリアから目を逸らすことができるようになるのです。

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…というように4回にわたって、「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える」というタイトルで、我々家具蔵ならではの視点でお話を進める事が出来たのではと考えています。

 

いわゆる、西洋からきた「インテリア」の概念は冬の寒さを防ぐための「堅牢な厚い壁・小さな窓・室内には暖炉」を配し熱を外に逃がさないようなつくりであり、家は外界(自然)から身を守るシェルターの役目を持ち、ドアは閉めている状態が基本。

そこではインテリアは、家の内部をいかに快適にするかを目指したものであり、室内は室外に対するものとして隔離されています。

一方で、日本の家屋は湿気の多い夏の暑さを避ける工夫が施された簡素なつくりが多く、柱と梁(はり)の軸組で構成されています。

また、開けておくと存在が消える「引戸」によって、家中に風が通るつくりはインテリア・エクステリアという概念はなく、室内と室外は一体化してひとつの家となっています。

土間や縁側のような曖昧な空間によって、家は自然と一体化するようになっていました。

つまり、我々日本人は自然と一体になり、季節に合せて「場」の意味をつくる、という考え方を古来から持っており、雑木林などの自然を参考にインテリアを考えるということは、住環境も変わり、室内と室外が隔離された西洋から来た住まいのカタチが一般的になってきた現代で、心地よく過ごすための大きなヒントになるのではないかと考える次第です。

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家具蔵では、著名な建築家の方や多くのインテリアコーディネーターの方との空間づくりを通して培ったノウハウやアイディアを、多くの皆様に還元したいと考えております。

快適な住空間、そのヒントが知りたくなったら是非お近くの店舗にお立ち寄りください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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2016.08.14
「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える 第三回」

皆さん、こんにちは。

お盆休みのシーズンを迎え、各地へお出掛けの方も多いかと思います。

海へ、山へ、海外へ、ご実家へ…。

この時期にしかできないことを存分に楽しみたいものですね。

 

さて、引き続きご紹介しております「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える」も今回を含めてあと2回で終了です。

前回は、「雑木林から学ぶインテリアの要素」として、「自然の生態がつくった無理のない配置はインテリアの配置計画に活用できる」という点についてお話し致しました。

(詳細はhttp://www.kagura.co.jp/blog/entry-000358.htmlをご覧になってみてください)

今回・次回と残る2つの要素について、ご案内を進めていきたいと思います。

 

2.「天然色の自然な交じり合い」→インテリアの色彩計画

 

様々な樹種や新緑・紅葉など季節による色の変化を、色を揃えるだけではない、「気持ちの良い調和」に活かす。

 

A 色の概念と基礎用語を知る

 

ご存知の方も多いかと思いますが、色の捉え方としては「暖色と寒色」「興奮色と鎮静色」「膨張色と収縮色」という分類方法などがあり、例えば暖色と寒色で体感温度差は3度もあるといわれます。

さらに「有彩色」(=赤や青など色味あり)と「無彩色」(=白、グレー、黒など色味なし)という概念も重要です。

「トーン」(色調)とは、有彩色の中の明るさと鮮やかさを組み合わせたもの。

色自体ではなく、トーンを調和させる手法もあります。

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高彩度のオレンジを低彩度にして明度を高くすると白木のような色合いになります。

木は温かな暖色を少し落ち着かせ、白(光)を混ぜたものであることが判ります。

こうして考えると、木の色が人を和ませるのも納得できますね。

インテリア用語としては、ベースカラー(床壁天井など最も面積の大きい基本色)、コントロールカラー(カーテン、家具、ラグなど)、アクセントカラー(小家具や絵画、雑貨、花など)が重要な基礎用語。

この3つで色を組み立てながら調和を考えます。

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トーンを揃えて調和させた好例。ここにアクセントカラーで差し色を。

 

B 床色別での木の家具コーディネートのポイントを覚える

 

お客様から寄せられる最も多いお悩みのひとつが、床の色や素材と家具をどのように合わせたら良いか判らない、というもの。

調和のさせ方には本来様々な方法があり、あくまでも一般論となりますが、参考にしておいてもよいかも知れません。

 

・明るい床には、なるべく同色か同程度の色を。

(全てを明るくするとぼやけた印象になるので差し色を入れるとグッと良くなります。)

中間色の家具を置く場合は全て色味を揃えること。

逆に白系に濃い色の組み合わせはモダンな雰囲気をつくりやすいので、こちらもお勧め。

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・中間色の床には、同色か床より明るいものを。

床より濃いものを置くと上記よりさらに圧迫感が出るので注意。

赤色系、黄色系に分かれるので、色の濃さは違っても系統を揃えられると良いですね。

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・濃い目の床にはやはり濃いものが最も合わせ易いが、しっかりと意図をもった選択をすれば中間色でも調和は可能。

理屈は同じで白木系との相性もよく、リゾートや非日常性などを演出できます。

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C 木の色を心地よく調和させる5つのテクニックを活用する

 

すでに決まっている床材の色や既存の家具、カーテンなど全てを思い通りに揃えたり変えることは難しいものですが、この5つを応用することで、自分なりのコーディネートを楽しむことができるようになるはずです。

 

「合わせる」でなく「つなげる」意識

セオリー通りにいかない場合は小さい家具やラグ、カーテン、クッションなどによって、色を馴染ませるようにしていくと良いでしょう。

彩度の低いアイボリーやグレー系のラグ、植物の緑、黒く小さなアイテム(鉢・置物・額)、などが特に効果的です。

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きっぱりと 「わける」

無理に合わせようとした結果、微妙に異なる木の色が混在するよりも、明度の全く違った色を合せたほうが気持ちよい空間になります。

(その方向性を進めたものがいわゆる「モノ・トーン」=白黒で構成された世界です)

写真はトチのテーブルとそれぞれ異なる樹種の椅子。

大樹を囲む木々たちの風景とリンクするともいえますね。

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場所の「性格・用途でまとめる」

屋内すべてを同じトーンでまとめることが難しい場合は、ダイニング、リビング、寝室といった場所ごとにテーマを決めて木の色の違いを楽しむのもお勧めです。

同時に視界に入るLD空間も敢えて色に変化をつけて受ける印象を操作するテクニックも。

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「天然色の無垢材」という選択

木の天然色は本来、無数のグラデーションが交じり合った複雑な色を内包しています。

見る角度や切り出し方、仕上げ方の違いによる色の変化、または経年変化による色素の変化が合わさる様は色合わせの概念を超え、「雑木林の心地よさ」に通じる最高の色彩計画といえるでしょう。

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色ではなく 「樹の性格で選ぶ」

「生き物」である樹にはそれぞれはっきりとした性格があります。

陰樹、陽樹の分類から原始系・進化系、野生派・頭脳派など様々なキーワードで語られる樹のことを知り、自分や家族との相性を確かめた上で、我が家(のインテリア)に迎え入れるという視点を持つとよいでしょう。

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今回はここまで。

いかがでしたでしょうか?

次回は3つめの要素とまとめのお話となります。

ご期待ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016.08.05
家づくりの会 + 家具蔵  共同企画第8弾

家づくりの会 + 家具蔵  共同企画第8弾

赤沼修の住宅展

「ある住み手との家づくりの記録から」開催

 

今年34周年を迎える建築家集団・家づくりの会との共同企画の建築家展は、多くの方々の来場により常に好評を博しており、これからの家づくりのバイブル的なイベントとして定着して参りました。

その共同企画も8回目を迎え、8月27日(土)・28日(日)の2日間

住み手、設計者、作り手の顔が分かる、信頼しあえる家づくりを大切にしている、

赤沼修設計事務所の赤沼 修(あかぬま おさむ)氏の住宅展を、家具蔵表参道店ハウススタジオにて開催致します。

赤沼氏の建築は、・先人の知恵と最新技術を融合し、できるだけ機械設備に頼らない家を提案しています。

また自然素材を使い、職人の手で温もりのある内装、造作、建具をつくる家が真骨頂となります。

2日間共に赤沼氏は待機しておりますので、個別相談会も可能です。

予め予約をしておくと、スムーズ且つ入念な無料相談となりますので、

是非お問い合わせください。

 

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建築家 赤沼 修                   

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■略歴

1959年    東京都生まれ

1982年    東海大学工学部建築学科卒業

1986?93年  林寛治設計事務所 勤務

1994年    赤沼修設計事務所 開設

2010年    NPO法人 家づくりの会 理事

2014年   「四季の変化を楽しむ家」が第二回家づくり大賞 柏木博賞を受賞

2014年   「家づくり学校」が日本建築学会教育賞を受賞(2011年よりスタッフ参加)

 

■著書

「こだわりの家づくりアイデア図鑑」共著/2015年7月/エクスナレッジ

「建築家と予算内で建てる家」共著/2014年4月/成美堂出版

「木造住宅ディテール集」共著/2013年05月/エクスナレッジ

「実践的家づくり学校」共著/2012年11月/彰国社

「小さくても広く住める家」共著/2011年03月/成美堂出版

「建築家のピカイチ間取り集」共著/2010年11月/文化出版局

 

■資格

一級建築士 建設大臣 第 194135 号 (管理建築士)

一級建築士事務所 東京都知事登録 第 36770 号

東京都木造住宅耐震診断事務所 (都認定事務所)

大田区木造住宅耐震診断士   (区認定診断士)

CASBBE戸建評価員 

 

■所属・登録

NPO法人 家づくりの会 

太陽集熱ソーラーそよ風ネットワーク 

OZONE家づくりサポート 

SE構法登録事務所 

建築士会

建築士賠償責任保証

      

 

 

住宅設計コンセプト

 

住まいは日々の暮らしの中で作り上げられ、家族と共に暮らしも変化していきます。その変化を受け止められるよう基本的なことをしっかり設計するよう心掛けています。

先人の知恵と最新技術を融合し、できるだけ機械設備に頼らない家を提案しています。

自然素材を使い職人の手で温もりのある内装、造作、建具をつくる家を提案しています。

内と外が程よく繋がる、季節や場面に合わせ様々な楽しみ方の出来る家を提案しています。

街並みに馴染み、その前を通る人が安らぐような、誇りの持てる家を提案しています。

家具や造園、表札、薪ストーブの専門職と連携し、気持ちが豊になる家を提案しています。

●  耐震診断・補強設計・助成申請と共に、暮らしを見直すリノベーションを提案しています。

 

 

【一言メッセージ】

 

家具蔵さんから住宅展のお話をいただきました。
初めてのことで展示スペースも結構なボリュームです。
どんな展示がお越しいただいた方に分かりやすく記憶に残せるのか?
 

考え悩んだ末、1軒の家づくりの過程や記録の展示に殆どのスペースを充て、
丁寧に掘り下げていくことにしました。

設計をするときに最大の手掛かりになるのは敷地と住み手です、
そこから様々な可能性を探るので同じ家は二つと生まれません、
ですが設計者が考える住まいの基本や価値観、仕事の進め方に至るまで、
共通した姿勢に変わりはなく、その部分が伝わるようにと準備を進めています。

 

夏休み最後の週末、家をつくるってどんなことなのか?
少しでも多くの方に感じていただければ幸いです。

 

赤沼修の住宅展

「ある住み手との家づくりの記録から」

 

会 場 : 家具蔵表参道店 ハウススタジオ
        東京都港区南青山5-9-5 (東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)
日 時 : 8月27日(土)・28日(日) 11:00 ? 18:00

参 加 費 : 住宅設計展・住宅設計相談会共に無料


担当建築家 :赤沼 修

赤沼修設計事務所  URL:http://homepage2.nifty.com/ak-osamu

相談会事前申込先 : NPO法人 家づくりの会 事務局

TEL.03-6261-2185  FAX.03-6261-2186
URL:http://www.npo-iezukurinokai.jp/


mail:info@npo-iezukurinokai.jp
お名前・連絡先(住所・電話番号)・参加人数を添えてお申込みください。  

事前申込みがない場合でも当日はお気軽にご相談ください。

 

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2016.07.31
「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える 第二回」

皆さん、こんにちは。

関東では先日ようやく梅雨明けの発表がありました。

平年よりも7日遅かったとのことで、これからいよいよ夏本番を迎えます。

レジャーや行楽など楽しい行事も目白押しのなか、夏バテなどになって折角の夏を楽しめなかった…とならないよう気を付けていきたいものです。

 

今回のブログは、前回に引き続き「木の家具をうまくコーディネートするには?」というテーマです。

前回は「雑木林には室内のインテリアに応用できる要素が3つある」という内容でした。

(詳しくは前回のブログ http://www.kagura.co.jp/blog/entry-000357.html をご覧ください)

今回・次回はその内容を詳しく紐解いていきます。

 

1.「自然の生態がつくった無理のない配置」→インテリアの配置計画

…木々が各々で共存している状態を、見た目ではない生活動線や人間心理に沿った居心地のつくり方に活かす。

 

A 時間軸を追う

 

もし、図面上でインテリアのことを考えることがあれば、具体的な「時間」を設定して配置のシミュレーションを練りましょう。

起床・歯磨き・朝食・片付け・外出。

買い物をして帰宅・食事、入浴・就寝…。

全ての行動には、必要になる収納や寛ぐ為のアイテムやスペースが必要となります。

そのひとつひとつを丁寧に考えることで、自分にとって本当に必要な家具や配置が見つかります。

サイズの問題や色、デザインについての悩みは、そのあとでも解決できることになります。

 

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靴を脱いだ後そのまま横に移動できる玄関ベンチは荷物の

一時置きにも。 

 

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大きなテーブルには自然と人が集まります。

お子様の姿を見ながら家事のできるキッチンカウンター収納を。

 

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洗面室にスツールを置いて、歯磨き椅子&肌着置き台として。

 

 

B「抜け」と「たまり」を意識する

 

スペースの広い狭いに関係なく、空間に「抜け」があると人は気持ち良さを感じます。

逆に「抜けが無い」とは、行き止まりや視線の先が暗く閉鎖的な状態のこと。

雑木林には、明るく開けた広場のような場所と、日陰を好む樹の葉が重なり合う、木漏れ日の落ちるような場所、自然の地形に囲まれた少し籠るような場所=「たまり」などが不均一に存在します。

家の中にも、その時の気分でどこに身を置きたいか選ぶことができる「抜け」と、「たまり」のある場所をいくつかつくると、家全体にリズムが生まれ居心地が良くなります。

「抜け」は、部屋の入口から窓に向かうライン上。

「たまり」は、動線に絡まない壁に囲まれた場所につくるのがコツです。

 

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吹き抜け空間の中で天井のある部分にソファやダイニングを

配置して守られるような落ち着きを。

逆に部屋の入口から外の緑までは視線の抜けを確保しています。

 

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海の見えるロケーションで脚付きキッチンを特別にデザイン。

「抜け」にはこんな変化球も。

 

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「たまり」は家具の配置によってもつくることができます。

ソファにオットマンを合せて囲まれるようなコーナーを。

 

 

C長く(大きく)する まとめる 兼ねる

 

部屋を広く感じるためには、どこかに長いもの、大きなものをバランスよく配置すると効果的です。

すっきりと長く通った家具のラインは距離感を生み、遠近法を強調します。

例えば、小さな収納家具をバラバラに配置するよりも無駄な隙間が減り、収納効率も上がります。

また、テーブルなどは動線が確保できていればなるべく大きなものがおすすめです。

テーブルは眺めて暮らすものではありません。

椅子にすわって目の前にゆったりしたスペースの拡がりを感じることが大切だからです。

大きなテーブルは食卓だけではなく、おもてなしの場=リビングにもなります。

 

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壁際に長いカウンターを置き、収納を兼ねたTV台に。

手前端部にはPCコーナー、上部には吊り棚をつくりスペースを

無駄なく利用。

 

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ソファがなくても座り心地の良い椅子があればそこがリビング空間に。趣味の作業台や仕事机もこの一台で兼用します。

 

 

今回はここまで。

画像を多めに、実例がわかりやすいかたちでご紹介を進めてみました。

いかがでしたでしょうか?

次回は残る2つの要素をご紹介していきます。

お楽しみに。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2016.07.24
「『木』と暮らす心地よいインテリアを考える 第一回」

皆さん、こんにちは。

毎日のように「各地で真夏日」というニュースがあるように、たいへんな暑さが続きます。

雨が降ると気温が下がる日もあったりして、そんな日は少しだけホッとしますよね。

ただ、こうした寒暖の差があると風邪をひきやすいのもまた事実。

皆さんも体調管理には是非お気を付け下さい。

 

今回のブログは、木の家具をうまくコーディネートするには?というテーマです。

住まいづくりにインテリアの悩みは尽きないものです。

家具蔵はただ家具を製作してお届けするだけではなく、これまで約2万件以上のインテリア・コンサルティングと納品によって、木の家具と心地よく暮らす生活の提案をしてきました。

そういった観点から、『木』と暮らす心地よいインテリアをつくるヒントになればと考えております。

 

 

木が見えすぎる生活は?

 

以前のブログで「木視率・木材率」のお話をしました。

(詳しくは弊社ブログ「日常を変える木のある生活」http://www.kagura.co.jp/blog/entry-000323.htmlをご参照下さい)

木を内装に使うことで快適性を増進することができますが、単に木を多く使えば心地よい空間になる訳ではありません。

もし床も壁も天井も、家具も調度品も、「全てが木!」の空間があったとします。

例えばログハウスやサウナこそが完璧な木の空間。

でも、サウナは気(木)のせいか少し暑苦しい印象も。

では、木視率・木材率が高すぎることは良くないのでしょうか?

 

木という素材に囲まれた空間の心地よさは、「木視率」などの単純な数値では表せない部分がたくさんあります。

それぞれにきっぱりと個性がありながら、繊細さも併せ持つ木で構成されるインテリアには、人間が心地よいと感じるバランス、調和させるための「コツ」が必要になります。

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素晴らしい木視率のバランスを誇る室内

 

そしてそのコツのヒントは皆さんもよく御存知の「雑木林」にあるのです。

 

雑木林からヒントをもらう

 

いま、雑木林をモチーフにした雑木の庭は専用の指南書がたくさん出版される程の人気です。

ではなぜ人気があるのでしょうか?

木というものの本来持つ力とは別に、その生態や形態に人間の五感が気持ち良い、と感じる要素を多く含んでいるから、と考える事ができます。

現代の私たちが木のインテリア、木のある暮らしを考えるとき、雑木林の気持ち良さ、調和を参考にするのはどうでしょうか。

そんな視点に立って、木のインテリアのことを考えてみると、木のある心地よい暮らしが見えてきます。

植林された林には整然とした美しさと厳しさを感じますが、雑木林には自然体の柔らかさが生んだ優しさを感じることができます。

この雑木林には室内のインテリアに応用できる要素が3つ程あります。

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雑木林にはたくさんのヒントが

 

インテリアに応用できる3つの要素

 

要素1

「自然の生態がつくった無理のない配置」

木の性格によって、それぞれの居場所を見つけ共存している状態。

要素2

「天然色の自然な交じり合い」

様々な樹種が交じり合い生まれる葉や幹の色、新緑や紅葉など季節による色の変化。

要素3

「自然界に存在する光の効果」

四季や一日の中での光環境の変化、明暗のバランスを持った状態。

 

これらはそれぞれ、

1.インテリアの配置計画

見た目の美しさではなく、生活動線や人間心理に沿った居心地のつくり方

2.インテリアの色彩計画

色を揃えることだけではなく、人が感じる「気持ちの良い調和」を考える

3.インテリアの照明計画

光が人に与える心理的効果と、光の特性を利用した空間づくりのテクニック

という部分で応用が可能です。

詳しいお話はまた次回。

是非、楽しみにしていてくださいね!

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2016.07.17
「神様の棲む木・ホワイトアッシュ」

皆さん、こんにちは。

空梅雨などと言われていながら、通勤時や帰宅時に雨が多いイメージのある今年の梅雨。

早く梅雨も明け、夏本番を迎えたいところですが、関東の梅雨明け時期は年々遅くなっているそうです。
ちなみに今年の関東の梅雨明け時期は7月下旬とのこと。

青く晴れた空と燦々と輝く太陽が待ち遠しいところですね。

数回に分けてお届けしてきた、家具蔵で扱う銘木のご紹介も今回でひとまず一区切り。

最後を飾るのは北米産の広葉樹の中でも、安定した高い人気を誇るホワイトアッシュ。

オーク、マホガニー、ウォールナットと並ぶ四大銘木としても知られています。

 

清潔感のある白系の色合いは、爽やかなインテリア空間を演出するにもってこい。

外国生まれの木材でありながら、和の雰囲気にも良く合う万能性を持ち合わせています。

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古来より人間の暮らしと関係が深く、北方系の民族であるネイティヴ・アメリカンやアイヌ民族、スカンジナビアの各種族は樹皮の繊維から衣類を、材から弓や矢などの道具を作り出して、苛酷な環境を生き抜いてきました。

河川や渓谷に沿った湿潤な土壌に、他の広葉樹を圧倒するほど大きく聳え立っているのがホワイトアッシュの特徴です。

決して土壌の安定性が良くはない、どちらかというとぬかるみがちな土壌の地にしっかりと深く深く根を張り、ほぼ真っ直ぐに天を目指して生長するその立ち姿は見る者を圧倒し、生命の力強さと偉大さを実感させてくれます。

そのことからでしょうか。

精神面においても、深い恩恵を授けてくれる「心の拠り所」として敬われてきた歴史があります。

 

北欧神話を題材にした、有名なワーグナーの「ニーベルングの指輪」の中ではホワイトアッシュの仲間であるトネリコの大木がシンボルとして描かれているように、北方民族にとってアッシュの仲間は、自分たちの世界の他に地下の世界・天上の世界をも合わせ持っている大きな世界を作り上げる樹であると信じていました。

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また、ネイティヴ・アメリカン達は、ホワイトアッシュを四方に残して森を開墾し、村を作り上げていたそうです。

他の樹より大きく育つアッシュの大木を周囲に残すことで、見張り番を立てたり、枝打ちした枝を弓などの武器にしたり、畑仕事の鍬の柄にしたりと様々な用途でアッシュを活用していました。

更には夜になると森の守り神として崇められていたミミヅクがアッシュのてっぺんに留まり、ホーホーという泣き声で魔物や外敵の侵入を防いでいたと信じられています。

家具材や生活道具以外にも野球のバットやテニスのラケットなどにも他分野で使用されるホワイトアッシュ。

材としての機能性もさることながら、我々も本能的にその神棲性を精神的な拠り所にしているのかもしれませんね。

 

ホワイトアッシュにまつわるお話し、いかがでしたか?

インテリアである以上、見た目の相性やその組み合わせはとても大事です。

しかし、見た目だけではない、それぞれの木や素材にまつわる、こうしたよもやま話を知ることでその家具に愛着が湧き、やがてその空間そのものが掛け替えのないものになっていくと私たちは考えます。

 

木の家具を使いたくなったら、是非こうした話を聞きにお店へお立ち寄りになってみてください。

スタッフ一同、お待ち申し上げております。

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2016.07.10
建築家住宅の会 + 家具蔵 共同企画第7弾

建築家住宅の会 + 家具蔵  共同企画第7弾

建築家 佐久間徹 展 開催

 

建築家住宅の会が提唱する建築家住宅とは、住む人、建築家、施工を担当する工務店の現場監督さんから、実際に工事をする職人さんまで、家づくりに関わるすべての人が生活者の目線に立ち、一丸となってつくりあげる住宅です。

家具蔵の家具作りもそうした家づくりの一環として、これまでにも多くのコラボレーションによる暮らし作りが行われてきました。

建て主と共に歩む建築家をより多くの方々に知って頂く機会を作るべく、昨年から家具蔵ハウススタジオにおいて、建築家住宅の会の建築家の個展を開催しております。

今年は隔月で佐久間徹氏(7月)、奥野公章氏(9月)、荒木毅氏(11月)、瀬野 和広氏(11月)の個展を開催して参ります。

トップバッターの佐久間氏の住宅展は、7月23日(土)・24日(日の2日間、

家具蔵表参道店 ハウススタジオにて開催致します。

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設計にあたって大切にしていること

 

コミュニケーションを大切にしています。
言葉にしやすい思いも、言葉にしにくい思いも、感じとることが出発点です。

気持ちよく暮らすことを大切にしています。
かたちを考えることより、暮らしを考えることを、優先しています。

敷地や周辺の環境を活かすことを大切にしています。
光や風、緑との関係を考え、家族や近所の方との関係を考えます。
できれば、地域や社会にも貢献したいと思っています。

 

進め方はさまざまです。お気軽にご相談ください。

規模や用途に関わらず、それぞれの状況にあわせて進め方を考えていきます。
具体的な状況が固まっていない段階でも、是非一度ご連絡ください。
状況を整理していくことも私たちの得意とするところです。

こんなこと出来ますか?得意ですか?といった連絡も大歓迎です。
前向きに、誠意を持って、対応させていただきます。

 

佐久間 徹

 

建築家 佐久間徹 展 

■ 会 場 : 家具蔵表参道店 ハウススタジオ

       東京都港区南青山5-9-5(東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)

■ 日 時 : 7月 23(土) 24(日)11時?18時

■ 参加費 : 無料

 

詳細情報は

佐久間徹設計事務所

URL : www.sakumastudio.com

E-MAIL : info@sakumastudio.com

TEL 0422-27-7121

FAX 0422-27-7123 

 

建築家住宅の会 HP  http://kenchikuka-jutaku.org/

家具蔵 HP      http://www.kagura.co.jp/

をご参照ください。

 

 

【佐久間 徹】                   

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経歴

1977年 東京都生まれ

2002年 東京理科大学工学部第一部建築学科卒業

2002年 有限会社アパートメント勤務

2007年 佐久間徹設計事務所設立

 

受賞

第1回 AICA BeforeAfter施工例コンテスト 優秀賞
オーストラリア・ハウス 設計提案公募 入選

 

 

東京建築士会 会員   武蔵野商工会議所 評議員
ザ・ハウス登録建築家   OZONE登録建築家
ASJ登録建築家      中央線ケンチク会

 

 

<一言コメント>

事務所設立から、早いもので、9年目を迎えました。
勤めていたときからずっと、吉祥寺で活動しています。
少しづつ、地域に根ざしてきたように思っています。
一昨年、郊外に小さな自宅を建てました。
季節や、地域を感じて、暮らし、改めて、家の大切さを感じています。

趣味:料理/酒/仕事/子供と遊ぶ

 

                                     

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2016.07.03
「人の生活に寄り添う木・ウォールナット」

皆さん、こんにちは。

梅雨の時期から夏の始まりにかけては、じつに多くの花々が道を彩ります。

ブログ担当の自宅の近くには、ホオズキがたくさん生けてあるお住まいがあり、道行く人の視線を集めています。

ただ「綺麗な花」として見るのと「ホオズキが綺麗」として見るのでは楽しみ方がまるで違うことがありますね。

知識を身に付けることで、違った楽しみ方が生まれるという点で、我々のブログなども皆様の日々の暮らしを豊かにするものになればと考えております。

 

今回のブログは「ウォールナット(黒胡桃)」についてご紹介します。

クルミ科には9属約60種、主にブラックウォールナット・ペルシャウォールナット・ヒッコリー・オニグルミ・ピーカン・バターナットなどがあり、ヨーロッパ南東部から東南アジア及び日本、南北アメリカにかけて広く分布しています。

その総数約200種類の頂点であり、北半球のあらゆる樹木の中でも不動の存在として君臨しているのが、銘木「アメリカン・ブラック・ウォールナット(以下ウォールナット)」です。

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大きな枝っぷりは、見ているだけで安心感が湧いてくるウォールナット。

世界のクルミの木の流れは、中央アジアが原産で世界に渡ったとされていますが、ウォールナットは生粋のアメリカ原産のアメリカ育ち。

改良や挿し木の無い純粋なクルミの木なのです。

そのクルミの実は、太古のネイティヴ・アメリカンの人々やリスなどの小動物にとっても貴重な栄養分でした。

また、防風林や街路樹としても非常に有用で、人をはじめとした動物の生命にまで直結してきた歴史があります。

アメリカではその恩恵にあやかる意味で、結婚式の際に子孫繁栄の意味を込めてクルミを撒く習慣があるほど、人の生活にとって非常に関わりの強い木です。

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材としても、適度な粘りからくる耐久性の高さや軽めで狂いの少ない硬質感などから、建材・家具をはじめ生活全般に広く使用されてきました。

しかし、ウォールナットの材としての最大の価値は、北半球の樹木の中で南方の樹木に特徴的な紫の色素を持ち、それらの樹木の材の特徴である「艶っぽさ」を醸し出すと言った、その妖しいまでの魅力です。

1660年頃?1720年頃のヨーロッパのロココ文化の中心にクルミの家具が一時代を築いてから、北米においても権力者が挙ってウォールナットを使い続けてきたという事は、やはり彼らもその魅力に取り憑かれたと言うことでしょう。

その希少性・素材としての優秀性からその価値は不動のものとなっており、「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、人々の憧れの的となっています。

このウォールナット、他にも様々な面白い特性をたくさん持っており、その中には思わずシンパシーを感じてしまう方もいるかもしれません。

とても賢く、それでいてある意味、非常に人間らしいエピソードを併せ持つ名樹「ウォールナット」。

 

皆様もその魅力の一端を味わいに、是非お店へもお立ち寄りになってみてください。

是非、お待ちしています。

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2016.06.24
楽しい暮らし研究所 @ 家具蔵 『楽しい暮らし』展 開催

楽しい暮らし研究所 @ 家具蔵

楽しい暮らし』展 開催

 

昨年9月に発足した新しい建築家グループ、「楽しい暮らし研究所」。

メンバー全員、楽しい暮らしの拠点となる家を作る、女性建築家。

家づくりの仕事、生活を楽しむ女性としての目線など様々な経験を活かして、いろいろな「楽しい暮らし」を考える、今まであるようでなかったテーマを実践する建築家集団です。

この度家具蔵とのタイアップがまとまり、グループとしての対外的な活動の一環として、7月9日(土)・10日(日)の2日間

5名の建築家による建築家展を、家具蔵表参道店ハウススタジオにて開催致します。

 

メンバー建築家は、

〇 石川直子建築設計事務所・アトリエきんぎょばちの石川直子氏

〇 一級建築士事務所 まんぼうの一條美賀氏
〇 後藤武建築設計事務所の佐藤千恵氏
〇 光風舎一級建築士事務所の宮本恵美子氏
〇 株式会社加藤建築設計事務所の与倉亜紀子氏

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2日間共に建築家は待機しておりますので、個別相談会も適時行います。

建築家との家づくりの醍醐味を丁寧に解説致します。

また、両日とも14時から15時の1時間、『茶話会』を企画しております。

 

7/9(土)「住まいを楽しむ暮らし」その1 石川氏・一條氏

7/10(日)「住まいを楽しむ暮らし」その2 佐藤氏・宮本氏・与倉氏


家具蔵のダイニングテーブルを囲んで、ざっくばらんな座談会を予定しております。

 

共に当日直接問い合わせや参加も大歓迎ですが、事前にご予約を頂ければスムーズです。

是非お問い合わせください。

(左から)与倉亜紀子氏、石川直子氏、宮本恵美子氏、佐藤千恵氏、一條美賀氏

各建築家のプロフィールなどは、各設計事務所HPでご参照ください。

 

【一言メッセージ】

研究所のメンバーは5人ともそれぞれ違う個性的な?建築家。

いつもは住宅を設計していて、作風も5人それぞれ違います。

住まいや暮らしの楽しみ方、趣味もそれぞれ違うので、暮らしの中の「楽しい」もきっと5通りの視点があるはず。

今回の建築家展では、住宅や趣味の写真・模型などを通して、暮らしを楽しむためのヒントがお伝え出来れば幸いです。

是非私たちと共に暮らしの中の「楽しい」を一緒に感じてみましょう。

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楽しい暮らし研究所 @ 家具蔵楽しい暮らし』展

 

■ 会 場 : 家具蔵表参道店 ハウススタジオ
      東京都港区南青山5-9-5 (東京メトロ「表参道駅」B1出口徒歩1分)
■ 日 時 :7月9日(土)・10日(日) 11:00 ? 18:00
■ 参 加 費 : 住宅設計展・住宅設計相談会、茶話会 共に無料
■ 担当建築家 :与倉亜紀子、石川直子、宮本恵美子、佐藤千恵、一條美賀

 

楽しい暮らし研究所 http://tanoshii-kurashi.com        

 

■ 茶話会前申込先 :光風舎一級建築士事務所 宮本恵美子(TEL:03-6677-7370)

若しくは 家具蔵 営業部 三上 j.mikami@kagura.co.jp

お名前・連絡先(住所・電話番号)・参加人数を添えてお申込みください。 

 

尚 事前申込みがない場合でも当日は参加可能です。

 

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2016.06.19
「タモ・女神と呼ばれし名樹」

皆さん、こんにちは。

 

街を歩いていると、小さなお子さんが道端の紫陽花に「あじさいさん、いつもきれいだねえ」とにこやかにかわいらしく話しかけていました。

小さなお子さんの目線を通すと季節の移り変わりや、ふと見落としがちな事に気づかされることも多いですね。

日本だから味わう事の出来る季節の機微、大事にしたいものです。

 

さて、好評を頂いている「家具蔵で扱う広葉樹シリーズ」ですが、今回は「タモ」をとりあげます。

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家具蔵で扱うタモはナラやニレ、センノキと共に非常に

重要且つ有用な樹木として太古の昔から人々に愛されてきました。

ケヤキやクスノキなどの大木も見る者を圧倒させる威厳さを持っていますが、タモの場合はそれにプラスして品位と優しさを醸し出し、観音像のような包容力すら感じ取れます。

その優美な姿と、材にした際の美しく凛とした木目から「白木の女王」はたまた「女神」と称されます。

 

そう、タモは様々な理由から神様や王様に例えられる木なのです。

 

力を加えても折れずに「たわむ」木の性質からその名が付いたように、タモは強さとしなやかさを兼ね備えており、加工性にも優れています。

そのため、家具だけではなく、農耕具などの生活道具、屋根材や楽器、あるいはホッケーのスティックのような運動器具などにも、幅広く使われています。

人の生活には欠かせない木であり、その存在は守り神とも例えることができた、ということです。

また、湿った土壌は場合によって土砂崩れの危険性を孕んでいますが、タモはそうした場所の地下奥深くに幅広い根を張り、斜面の土砂崩れを防いでくれています。

タモはナラやブナなどのように群生はせず、川などに沿った位置に配列して生長しているので、一層そうした災害を防いでいると言えるでしょう。

 

つまり人々の生活を陽となり影となり、守る。

それを昔の人は母性に例えたのかもしれません。

実は仲間の木であるトネリコやアッシュにも同じ属性があります。

総じて神様が宿る、あるいはそのものという人々の感謝の念や畏敬の念も共通であることをみると興味深いものがありますね。

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人が生き抜く為に、気の遠くなるような長い年月をかけて得た知恵と工夫を結集して、それぞれの木の活用を見出したこと。

それはまさしく適材適所であり、すべての木に言えることです。

そして、その木に守られていることを知り、それが長く続くように畏敬の念を持って接すること。

タモという名樹を通して、古代の人々と自然が教えてくれることはこういった大事なことなのかもしれませんね。

 

いかがでしたか?

素材の見た目や空間での映え方といった部分も重要ですが、こういったあまり語られない面について知ると、その素材にもっと愛着が湧いてきます。

各スタッフが今日もとっておきのエピソードをご用意してお待ちしています!

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