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テレビボードの適切な高さと距離とは

2023.6.15

 

 

住まいでの食後のくつろぎの時間や各々の自由な時間。

スマートフォンやタブレットでテレビや動画を視ることは決して珍しいものではなくなっています。

そのことからテレビ離れという言葉もよく耳にするようになりましたが、インターネットを活用して動画配信サービスやYouTubeを視る人も増えているため、テレビが不要になっている、ということではないようです。

実際、その方が家族皆で楽しめるようにもなり、スマートフォンなどの小さい画面に顔を近づけて視るような時間も少なくなることで目への悪い影響も軽減できるはずです。

このような事情もあり、様々な角度から楽しむことのできるテレビ視聴は、より快適にそれを行うことができるような環境を整えることも大切です。

「テレビを快適に視る」ためには様々な要素がありますが、その中でも家具=テレビボードやソファ選びにも大きくかかわってくる「高さ」と「視聴距離」についてお話ししていきます。

 

 

「どこからテレビを観るか」と「どの高さにテレビがあるか」


 

 

一般的に人の目線は常に下を向いています。

そのため、上を見上げるよりも下を向いてものを視る方が自然な目線でいることに繋がり、疲れにくくなります。

この「自然な目線」というのは概ね10度~15度下を向いてものを視ている状態のことを指します。

テレビを視聴する際にも同じことが言えます。

つまり、見上げた状態で画面を見続けるよりも見下ろした(あるいはそれに近い)状態で画面を見ている方が楽に感じるのです。

そしてそれは「どこからテレビを視るか」と「どの高さにテレビがあるか」によって違いが生じます。

リビングダイニングにおいてはダイニングテーブルからテレビを視る、ソファから視る、そして座卓ないし床座から視る、という3パターンが考えられます。

それぞれの場所からテレビを視る場合、どれくらいの高さのテレビボードであれば、つまりどの高さにテレビがあれば快適に視聴できるのでしょう。

 

ソファからの視聴が主な場合の高さ


 

 

一般的なソファからリラックスした状態で、つまり少し身体の姿勢を崩した状態でテレビを視るのであれば、テレビボードの高さは40cm~55cm前後というのが適当となります。

2023年時点では大画面に属する60インチほどのテレビをこの高さのテレビボードに設置した場合、テレビ画面の中心は目線よりやや下向きとなるため、身体への負担が少なく画面を視ることができます。

映画鑑賞など長時間テレビを視聴することにも適しているので、ソファに座ってテレビを視ることが多いのであればこのような高さのものが適正と言えます。

収納力もある程度確保できるうえ、いわゆる標準的な高さでもあるので引越しなどの環境の変化があっても対応しやすい高さ設定です。

 

ダイニングスペースからの視聴が主な場合の高さ


 

 

ダイニングスペースで長時間過ごす、つまりダイニングチェアに座った状態でテレビを視るという人も増えています。

基本的に「見下ろす」角度であれば疲れにくい視聴姿勢は確保できるので、その意味ではソファに座ってテレビを視るのと同じ条件で問題ありません。

もし、ダイニングチェアに座ってテレビを視ることを重視するなら、その場合テレビボードの高さは55cm以上、65cmくらいあっても良いでしょう。

この高さは一般的なテレビボードの中では若干高めの部類に入ります。

キャビネットなどにテレビを置く際の高さ感と考えても良いかもしれません(ただ、従来の腰高収納は80~90cmあるのでそれだと高すぎることも)。

ダイニングテーブルも大型化し、そこで何でも行うというような状況ではテレビを視るのもダイニングテーブルから、という想定は以前より一般的になってきています。

もしそうであれば、しっかりと見やすい高さを踏まえテレビボードを検討しましょう。

またこの高さを確保した場合、収納容量が大きくなります。

引き出しや扉などの組み合わせ次第でテレビボード兼収納家具としても有用なものとなります。

 

床座からの視聴が主な場合の高さ


 

 

床座から、あるいは最近流行のロータイプのソファからテレビを視る場合は、テレビボードの高さは30cm~40cm以下で検討するといいでしょう。

やはりここでもテレビを視聴する際の目線が上になり過ぎない高さというのが基本線になります。

高さが低い分、DVDなどのソフトやゲーム機器、各種AV機器などの収納性を犠牲にする可能性もありますが、見た目としてスタイリッシュなものになりやすいのが特徴です。

ここでは毎日の暮らしにとって必要な収納力とのバランスを踏まえた選択が大切になってきます。

 

視聴距離の目安は


 

 

高さ同様に自身とテレビの距離、いわゆる「視聴距離」も重要です。

最近はテレビも非常に高画質となっていて、画質のキメが細かくても近距離で快適に視聴ができるようになってきています。

例えば4Kテレビでは、ひと昔前のフルHDテレビと比較しすると視聴距離が約半分で良いとされています。

一般的に4Kテレビにおいては、最適視聴距離が画面の高さの1.5倍とされているメーカーが多くありますが、その場合、49v型のテレビなら約1mもあれば最適な視聴距離となるわけです。

感覚的には非常に近いと感じられるものであり、実際のこの数値の考え方としては最短距離と考えた方がいいでしょう。

スポーツなどの動きの激しい画像は目が疲れやすくなることもあり、それも考慮すると49v型のテレビでは2.6m程の距離からテレビを観ることが現実的です。

目安としては「32Vで2.0m」「40Vで2.6m」「55Vで2.8m」「65Vで3.1m」程度テレビとの距離をとれば目の疲れが起きにくく、内容にも集中できるような適切な距離と言えるでしょう。

 

 

テレビなどの家電は10年程のスパンで買い替えが必要と言われています。

テレビは将来的なサイズの変更はあるものの、無着色仕上げの無垢材テレビボードは20年、30年と長い期間使い続けることが可能です。

今の住まいにとって最適なテレビボードの高さや距離、また引っ越しなども想定した場合のテレビボードのサイズなど、家電に比べた際には将来的な視野にたった検討も必要です。

どのような優先順位で考えていけばいいのか、自宅に丁度合うテレビボードは果たしてどういったものかなど、テレビボードをご検討の際は、家具蔵各店で経験豊かなスタッフが親切に家具の選び方や無垢材の効能に関してご紹介します。

お気軽に家具蔵各店にてお声掛け下さい。

 

家具蔵の無垢材テレビボードのご紹介はこちらから

 

 

 


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