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マンションで壁面収納を導入する際のポイントは

2023.7.27

 

 

普段の生活を送るうえでテーブルや椅子、寝具の次になくてはならない家具が収納家具です。

十分な収納がなければものが外に出たままになり、部屋はどんどん散らかっていってしまいます。

一般の住宅であれば、予めある程度の収納が設置されているものの、それでも多くの人から「収納が足りない」と言う声が聞かれます。

かといってその時々、必要に応じて買い足しをしていくと、奥行が揃わず並べた時に微妙に凸凹していたり、シート材の家具であれば隣の家具との微妙な色合いの差が気になったりしてしまい、却って乱雑に見えてしまうこともありえます。

そこでおすすめなのが「オーダー壁面収納」です。

 

 

壁面収納のメリットとは


 

 

壁面収納は横方向だけでなく高さ方向にも収納場所を広げることができるので、壁一面を使ってより多くの収納スペースを確保することができます。

また、材料が無垢材である場合は木目や木の風合いもインテリアの一つになり、収納する目的だけでなく毎日触れて、見て癒されるというメリットも享受できます。

更に壁面収納を壁に固定することで耐震性を高めることも可能です。

背の高い家具は収納力が高まるものの、地震で倒れたら心配、というのは誰しもがかんがえることでしょう。

そのような人にも安心して使用することができます。

では戸建住宅はともかく、マンションなどの集合住宅に住んでいて、壁面収納を壁に固定する場合、どのようなことに注意すべきでしょうか。

 

取り付け可能な壁かを確かめる


 

鉄筋コンクリートのマンションの場合、賃貸だと壁への穴開けが禁止されていることが多くみられます。

分譲マンションでも構造用の壁は共有部分とみなされ、穴開けができない場合があるのです。

また、壁面収納を設置する壁は隣の住戸との間にある戸境壁になることも。

この戸境壁は共有部分にあたり、家具をビスなどで固定することは禁じられている場合が多々あります。

分譲マンションであってもマンションの管理規定などを必ず確認するようにしましょう。

 

 

壁の下地の種類を確認する


 

取り付け可能な壁であった場合、次に確認するのは壁の下地です。

マンションの壁や間仕切りは間柱という柱を等間隔に立て、そこに防火性・遮音性などに優れた石膏ボードを取り付け、その上にクロスを貼っていることが多くみられます。

このような石膏ボードに家具を固定する場合は柱の位置を探して柱にネジを締めて固定するか、柱のない空洞の場所でも取り付け可能なアンカーという補強アイテムを使い固定するかの2種類に分かれます。

ただし柱への固定でない場合はあまり重いものは取り付けできません。

予め確認しておきましょう。

壁の裏のどこに柱があるかは市販の下地センサーを使えば調べることができます。

そもそも下地が何の材かわからない、という場合は壁をたたきコンコンと軽い音なら石膏ボードなど中が空洞になっており、ペチペチとつまった音なら柱やコンクリートであると分かります。

ただし音の聞き分けだけで判断するのは難しく、その場合は壁に画鋲などのピンを刺してみてください。

ピンの先に白い粉が付いている場合は石膏ボード、付いていない場合はベニヤ板などの薄い木壁、もし刺さらなければコンクリートであると考えられます。

コンクリート壁の場合もアンカーを使った固定が可能です。

専用の器具が必要になりますが下穴を開け、コンクリートアンカーを設置し固定しましょう。

 

壁面収納はあえて固定しない、という選択


 

 

このように壁に取り付ける際の注意点をお話ししてきましたが、賃貸であったり、分譲であっても共有部分などの関係で希望する壁への穴開けが難しい場合も多々あります。

場合によっては取り付けの際の工事の音が気になるという点や、ゆくゆく住み替えの際に売却を行うかもしれないので穴を開けるのはどうか、といった懸念点もあるでしょう。

とはいえ背の高い家具なので固定しないと不安がある、そういった場合は家具を固定せずに自立させることも一つの手です。

オーダー壁面収納であれば天井ギリギリの高さのものを設計・設置することができます。

もし仮に地震で傾いてしまったとしても上部が天井に引っかかるので倒れる心配がなく、固定せずとも安心して使用できます。

エアコンなどの関係で天井近くまで高さを出せない、圧迫感を軽減するために少し低くしたい、という場合は天井と家具天板の間に補強材を突っ張らせることで固定をするのも一つです。

ただしそれでは見栄えが気になる、という人は家具の足元に耐震マットを入れるだけでも安心です。

また、固定しない場合は上から下まで奥行を均一にせず、例えば下台の奥行を上台よりも深く設計することで自立する家具の安定感を出したり、収納物もできるだけ重いものを下に仕舞うことでも転倒のリスクが軽減されるでしょう。

天井との間に余白を活かしたデザインであれば見た目の圧迫感も軽減されます。

 

 

 

マンションに無垢材のオーダー壁面収納を導入すると、壁面のデッドスペースを有効活用でき、木の質感が増えることで更に住まいの居心地も良くなるなど様々なメリットがあります。

一方で我が家は壁面収納を固定できるのか、固定しなくても良いのだろうか、と悩まれる人も多いのではないでしょうか。

家具蔵では多くの納品事例を見ながらサイズや木の種類を選ぶことができ、お客様お一人おひとりの住まいに合った無垢材オーダー壁面収納をご提案しております。

マンションリフォームやご新居へオーダー壁面収納をご検討の方はぜひお気軽にご相談ください。

無垢材壁面収納の事例を見るのはこちらから

 

 

 


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