一枚板テーブル　天板
タモ（RTA-1）

広葉樹の中でも特にその柾目が繊細なことから、｢糸柾｣と呼ばれる柾目を持つタモの樹。そんなタモの中では珍しく板目のコントラストの幅が広く、くっきりとしたラインが特長の逸品です。
そのコントラストは夏目と冬目という2種類の層が織り成しています。色が濃く筋のように見える部分が冬目と呼ばれ、ゆっくりと成長した部分。色が薄く層が厚くなっている部分が夏目と呼ばれ、比較的早く育った部分。その層が形成する柾目の部分をみると、どれだけ長い時間をかけてこの木が大きくなって来たかを知ることができます。
また、タモは成長が緩やかなため一枚板が取れるほどの太さに成長するまでには優に100年を超える年月を必要とします。その長い歴史の中でたくさんの枝葉を伸ばした証でもある「節影」と呼ばれる横ラインが特に右側に顕著に表れているところを見ると、森の縁で育ち片側にだけ多く光が当たっていたと思われる立木の姿が目に浮かびます。家の中心的存在として食を支え、家族の集まる憩いの場となることでしょう。
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