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ナラ材でつくるリビングダイニングのコーディネート

2020.8.28

 

ナラという木は日本人にとってとても馴染みのある木です。

「どんぐりのなる木」と言えば小さいお子様でも分かるかと思います。

実は家具作りにおいてもナラはとても重要な木で、家具蔵でも昔から根強い人気を誇る銘木なのです。

今回は私たち日本人にとって安心感があって落ち着くような空間となる、ナラ材のコーディネートをご紹介していきましょう。

 

 

ナラってどんな木?


クヌギ・ブナ等と共に「どんぐりのなる木」として親しまれているのがナラです。

主な原産地は日本、中国、ロシア、アメリカ等です。

ナラは放射組織という、養分を中心から樹皮に通す組織がとても発達しています。

そこから「最も進化した木」と言われています。

この発達した放射組織はナラの生命力の強さに直結しています。

例えば、山や森を歩いていると倒木した木や切り株から芽が出ているのを見たことがあるのではないでしょうか。

この芽が出ている木のほとんどは実はナラです。

元気なナラが倒れた木に根を伸ばし、発達した放射組織を用いて養分を送ってあげているのです。

皆で助け合いながら成長していくことが出来る木なので「純林(一種類の樹木だけからなる森林)」を形成し、森を作ることができるのです。

また、ナラはいわゆる落葉樹の為、冬になると多くの葉を落とします。

この落とした葉がやがて腐葉土となり、森の土壌を豊かにしていきます。

そして、この土壌のおかげで他の植物や樹木が生き生きと成長することが出来るだけでなく、雨水が濾過されて河川や海に流れ込むことで水を綺麗にしていきます。

ナラの存在は生態系に大きな好影響を与えているのです。

 

ナチュラルカラーとしてナラ材家具のコーディネート


「ナチュラルカラー」といったらどんな色を思い浮かべますか?

ファッションのコーディネートでナチュラルカラーといえば、アイボリーやオフホワイト、ベージュ系の淡い色合いのことを指して使われていますね。

これは、綿・麻・絹・羊毛などのような天然繊維をイメージした色合いということで、ナチュラルカラーと呼ばれています。

天然素材の色合いは、服装でも比較的コーディネートの幅が広く、ナチュラルカラー同士の組み合わせや、アクセントカラーにモノトーンを加えた組み合わせなど楽しみ方は色々です。

同じように、天然木のナチュラルカラーの代表格と言えるナラ材家具は、とてもインテリアコーディネートの幅が広い、楽しめる家具材です。

例えば、同系のナチュラルカラーのフローリングの室内空間にナラ材家具をセレクトしても、ナラ材が持つ存在感は、いかんなく発揮され、埋もれてしまうことがありません。

最も進化した樹として、ナラ材の放射組織は虎斑(とらふ)杢という表情として、家具の表面に現れ、ひと際その存在感と個性を表現してくれます。

虎斑杢は、日本では虎の毛皮模様に似ているとことで、虎斑と呼ばれていますが、欧米では「シルバーグレイン」として銀色に輝く杢として、評価されています。

シルバーグレインは、窓から差し込む自然光で見た時と、夜になって照明の光で見た時、見る角度や光の強さなどで、様々に変化する様が、魅力にもなっています。

さらに、無着色の天然木材は、経年とともにその色合いにも変化を見せてくれるのです。

作りたてのナラ材は、明るいベージュ系(染色していない羊毛の地のままのような色)から、黄金色にまで色味を増し使い込むほどに艶が出てきます。

この色合いの変化は、お住まいの空間に時間とともに馴染んで、周囲の様々なアイテムとも調和してくれるようになります。

 

質感によるナラ材家具のコーディネート


色合いというものは、家具をコーディネートするうえで、大きな要素であることは間違いありません。

しかしながら、天然木には色以外にもコーディネートする上で、大事な要素もあるのです。

それは、「質感(手触り)」です。

家具蔵のショールームにお越しいただいたならば、様々な樹種の家具を展示しています。

ぜひ、触り比べてみてください。

きっと、樹種による質感(手触り)の違いを実感していただけると思います。

ナラ材家具の手触りは、細かい凹凸を感じることが出来るので、より自然で素朴な感覚を味わうことができます。

スベスベしたアメリカンブラックチェリーやハードメープルなどと触り比べてると、同じ表面仕上げを施していても、違いをはっきりと区別することができます。

それは、きっと目をつぶって触ってもお分かりいただけるものでしょう

そこで、今回はその質感によるコーディネートのテクニックをご紹介します。

●色合いを近似色で合わせ、あえて質感の違う木材を合わせたコーディネート

ナラ材家具とハードメープル材

色合いは近似色の明るい色ですが、表面の質感(触り心地)が対照的なので、メープルのフローリングにナラ材のダイニングテーブルを配置してみると、同系の色合いながらナラ材家具がアクセントになります。

空間全体を明るい雰囲気にまとめたいという方にお勧めです。

●質感を合わせて、色合いを対照的な組み合わせで強調するコーディネート

ナラ材家具にウォールナット材

色合いはとても対照的なナラ材とウォールナット材ですが、手に触れると手触りが比較的似ています。

例えば、インテリアにアクセントを加えたいと思った時に役立つ組み合わせになります。

床がナラ材や近似色のフローリングでダイニングテーブルだった場合、テーブルに合わせるダイニングチェアにウォールナット材を合わせると、明るい雰囲気の中にウォールナット材が引き立ち空間にメリハリが出てきます。

 

ナラの家具で癒しの空間をつくる


日本人は木の色と言われると、ナラのような白木の色を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

日本はヒノキのような針葉樹を始め、タモ、クリ、クスノキ、カエデといった広葉樹も含めた「白木の文化」です。

例えば、ヒノキを使った寺社仏閣や家作り、タモを使った船や弓矢、クスノキを使用した仏像等、身の回りの物に昔から白木を活用してきました。

そのため、日本人は白木の空間にいるとホッとして心が安らぐのです。

また、食卓において白木を使うことは食材の色味や器の柄、色調をより一層美しくする効果もあります。

老舗の料亭や日本食のお店で白木のテーブルが多いのはこのような理由からかもしれません。

普段のお料理がより美味しく感じられるので、主婦の強い味方ですね。

白木の中でもナラ材は特に強度が強く、使い込んだ後の色味の変化が美しいと言われています。

その他にも助け合いながら森を作る生命力、環境や生態系を整えていく重要な役割を担う存在など様々な魅力を持つナラ材を住まいに取り入れて快適に過ごしていくのはいかがでしょうか。

 

ナラ材の無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 


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