大好きな自然を
五感で満喫する暮らし
vol.15 チーク、チェリー、ウォールナット 神奈川県 西山邸
海岸まで自転車で5分足らず。休みごとに海へ出て、波がよければ暗くなるまでそこにいる。サーフィンを愛する西山純一さんにとって、海とともに暮らせる新居は絶好のロケーションだ。新居の購入に合わせ、家具もイチから揃えた。「シンプルに暮らしたいから」と、家を買うまでは家具を何ひとつ持たず、「ベッドもなくて、あるのはマットレスだけでした」と屈託なく笑う。日当たりのいいリビング・ダイニングでは、チークの座卓とチェリーのサイドボードが違和感なく調和していた。テーブルの下にはラグを敷かず、フローリングの床に直に座って食事をする。家具の上には、見た目にも珍しい観葉植物や、旅先で集めた味わい深い器の数々。「好きなものを集めたらこうなった」という西山さんの個性が隅々まで感じられて、なんだか楽しくなってくる。ソファはサーフボードの手入れがゆったりとできるよう、3人掛けを選んだ。また、テレビ台として使おうと考えたウォールナットの特注品は、独特の存在感を放つ木目がお気に入りで、「成長過程が木の表情に表れるらしいよ」と、楽しそうに話す。好みに合わせてオーダーメイドできるものも魅力だったという。ベッドルームに置いたチェストも「完全な箱型なのがいいんだよね」と満足そうだ。初めての「家具のある暮らし」はどうですか、と聞くと「落ち着きますね」と西山さん。「家に帰ると木の香りがするんです。手触りもいいし、叩いてみても合板のものとは違う心地いい音がして、ほっとします」。自分だけの理想の住まいで、西山さんはとてもリラックスして見えた。
ダイニングにはチークの座卓を配置。自慢の焼き物を載せて。
ソファは、サーフィン仲間たちが寛げるようにと3人掛けに。思いやりに溢れる西山さんらしい選択だ。
お部屋の中でもひときわ目を惹くウォールナットの天板。スポーツ観戦などTVを見ながら寛ぐ事の多い西山さんは、TV台にもこだわりをみせてくれた。
TV台は「あまりに木目が見事で、物を置くのがもったいなくなった」と、テレビの前に置いている。
枕を置いてもヘッドボードがしっかりと見えるハイヘッドタイプをセレクト。チークの上質な雰囲気を醸し出します。
チークのベッドとチェリーのチェストを置いた寝室。馬の鞍をモチーフにしたスツール“セレ”もお気に入りの品。
寝室に置くチェストにセレクトしたのは“チェスト ダン”。職人の技を感じられるシンプルなデザインに一目惚れした。
座面のカーブがお気に入りの“スツール セレ”は、希少なチーク材で。ベッドルームとリビングに1脚ずつ置いている。
寝室の壁際にぴったりと収められたデスク“エミネント”と、体をやさしく包み込むアームチェア“アルコII”。
ウェットスーツ用のハンガーラックも木製をセレクト。
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