家具たちの木目に癒やされる、
自然素材のある暮らし

vol.08 チェリーのリビング・ダイニング 東京都 栃元邸

vol.08 チェリーのリビング・ダイニング 東京都 栃元邸

新居のリビング・ダイニングに、家具蔵の家具を揃えられた栃元さん。吹き抜けを活かした天井の高いダイニングには、大きなチェリーのダイニングテーブル。ここは、家族のくつろぎの居間であるとともに、奥様・直美さんのパン教室の場でもある。平日の昼間は、4~5人の生徒さんと焼きたての香ばしいパンをこのテーブルで試食。家族が集まれば、にぎやかな団欒。ときには、深夜ひとり残業をして帰宅したご主人・友一さんの安らぎのバーにもなる。「生徒さんにもこのテーブルはとても評判がいいですよ」と直美さんが言えば「家族は寝静まっちゃてて、ひとり手酌で呑んでてもね、この木目を眺めていると、ああ、いいなあって、いつもいやされるんですよ」と、笑いを交えて話す友一さん。無垢材の家具を選ばれたきっかけは、「ウッディな家をイメージして建築したが、実際には合板が多用されているのを知り、せめて一番身近な家具には本物の木の味わいを感じたい」との思いから。テーブル奥のダイニングボードも、作りつけと金額が変わらないと知り、家具蔵でスペースピッタリのサイズでオーダーした。買うときは思い切っちゃったけど、と笑いながら前置きして、「でもね、8年使ってみると、本当に安過ぎるなと思う」という友一さんの言葉に、家族みんなが頷いてくれた。

※文章中の情報は取材当時のものです

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2001年の搬入直後の写真には、これから家族の歴史を作り上げていく初々しさがある。 ご主人の趣味であるワイングラスのコレクションを収める特注ボードは、家の構造に合わせて作った当時から自慢の逸品で、現在も同じ場所で家族の歩みを見守っている。
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テーブルには直美さんと長女・美咲さん、ソファには友一さんと次男・拓人くん。 「せっかくの撮影に、治人もいれば良かったね」と、合宿で不在の長男のことを気にかける直美さん。 ご主人の趣味の音楽が流れる、にぎやかな家族の風景。 8年間、使い込まれたチェリーのテーブルは、濃い赤褐色に変わり、飴色の美しい光沢を放っていた。
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パン教室は、焼きたてのパンの試食も大きな楽しみ。チェリーのダイニングテーブルで生徒さんと。
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食にも安全な自然素材にこだわる、直美さんのパン作り。 教室のおかげで「毎日、美味しいパンが食べられるのがいいよ」と、拓人くん。
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長い一枚の板から木取った引き出しの前板や扉の框は、美しい木目がつながる。無着色ならではのこだわりと見せ場だ。
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ラフに置かれたソファの前は、友一さんの音楽コーナー。 あらゆるジャンルの3000枚以上のCDを所蔵され、ラックから今日は拓人くんに“レゲエ講義“。

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