ふたりのお気に入りを集めた、
ぬくもりのリビング
vol.04 チェリーのリビング・ダイニング 東京都 小平邸
「ふたりとものんびりした性格だから、家具は居心地のいいものにしたいね、と話していたんです」と、小平夫妻。ご結婚をきっかけにマンションを購入し、「どうせなら、一生使えるものを」と、家具もこだわって揃えようと決めていた。ご夫妻で家具店を回ったが、「海外の家具はサイズも大きいし、なんとなく仰々しくて、私たちらしくない気がしたんです」と奥様・又柔(ゆうじゅう)さん。「お互い好き嫌いがはっきりしているから、絶対にふたりが気に入るものにしたくて。探してみると難しかったんですよね」。一方で、「結婚前、ふたりで喫茶店などに入ると、自然と木の家具が置いてある店を選んでいたんです。それで、買うなら木の家具しかない、と思っていました」とご主人・裕介さん。そんなとき、家具店のホームページを探して出会ったのが家具蔵だった。「お店に行って、ふたりともひと目でチェリーの家具に惹かれました。明るい色なのに、落ち着きやあたたかみがあって。年を重ねるごとに艶が出たり、色の深みが増すと聞いて、これなら新しい生活を始める私たちにぴったりだねって」と又柔(ゆうじゅう)さん。裕介さんも、一つひとつ職人の手で仕上げられていることを知り、「これはいい加減には扱えない家具だな、と思いました。職人さんの気持ちを考えたら、大切に使おうという気になれますよね」。空間をゆったりととるために、ダイニングテーブルはふたりの生活にちょうどいい小ぶりのサイズに抑えた。チェアは別々のものを選ぶつもりが、座り心地を試したところ、同じものを気に入ったそう。毎晩、このダイニングでお酒を飲みながら、ご夫婦ゆっくり夕食をとる。「届いた日から、生活にしっくりと馴染んでくれました。友だちもみんな『似合ってるね』って言ってくれるんですよ」と又柔(ゆうじゅう)さん。リビング・ダイニングのほか、ふたりの希望で書斎を作り、チェリーのデスクと2mを超す特注のブックボードを入れた。大きなブックボードは若いご夫婦にとって少々奮発だったが、「お互いが持ち寄った本がすべて入りました」と裕介さんも満足そうだ。「将来、子どもができたら、絵本をたくさん増やしたいですね」。「心を込めて永く大切に使ったら、家具が見守ってくれるような気がするんです。ちょっと、願掛けのような感じもあるかな」と又柔(ゆうじゅう)さん。ふたりのお気に入りを集めた新居で、これから家具とともに素敵な年月を重ねていくに違いない。
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