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一枚の一枚板から無垢材家具店の「実力」がわかる

2021.5.5

 

 

これからダイニングテーブルの購入を検討している、という人のなかには、いわゆる「一枚板」のものが気になっている人も多いのではないでしょうか?

家族が集う場所であり、家の顔となるテーブルを希少な一点物である一枚板で、という考え方は世代を超えて目に見えて増え続けています。

毎日使う家具として、大事な住まいの顔として。

納得のいくものをもって選びたいものです。

また、住まいはテーブルだけでは成立しません。

テーブルに合わせるチェア、周辺の収納家具、ソファ、別室に目を向ければベッドやデスクなど、改めて揃えようとすればそのボリュームはかなりのものです。

そうしたものも納得のいく、長く使うことのできるものを選ぶことは様々な面で暮らしのクオリティを上げることに直結します。

家の顔となる一枚板を選ぶのと同時に、その家具店がどのような姿勢でモノづくりを行っているか、どんなものを製作しているかがわかります。

今回は一枚板ダイニングテーブルを選ぶ基準を見ながら、それらが「そのほかの家具作り」に如何に関係しているかを見ていきます。

 

 

「仕入れ」と「乾燥の工程」を確認する


 

 

一枚板は何よりも、その板の出所となる「仕入れ」と「乾燥」の工程が大切です。

いわゆる材木商といわれるところから板となったものを仕入れているのか、原木の状態で仕入れているのか。

前者の場合はこの後にお話しする「乾燥」に関する詳細が不明なことがあります。

後者であれば、どのような基準で仕入れを行い、どのような、そしてどのくらいの基準で乾燥を行っているかを聞いてみましょう。

木には多くの水分が含まれており、一説には約90%とも言われています。

もはや「水分のかたまり」といっても過言ではありません。

山から下ろされた原木を厳しくチェックし、それをくぐり抜けたものが十分な時間を掛けて乾燥される。

そんな無垢材こそが木目までもデザインとなり、また、長い間美しく使用できるものとなります。

それは一枚板に限らずに無垢材を使用した家具すべてに共通するポイントです。

私たち家具蔵でも目利きの者が現地まで赴いて細かな観点で原木を選定していきます。

それを製材し、一本ずつ天日の下で「自然乾燥」させながら海外から来た原木でも日本の独特の四季をもつ気候に馴染むようにじっくりと水分を抜いていきます。

具体的には含水率(木の中の水分の保有量)が12~13%までになるまで自然乾燥。

木から水分が抜けるのを、じっくり時間をかけて待ちます。

屋外で自然光や風にさらされながら、蓄えられた水分を発散することで「動き」の少ない板になっていくのです。

さらに、現代の気密性の高い室内でエアコンや床暖房などにさらされる木にとっての過酷な使用状況を考慮して、含水率を6~7%になるまで機械乾燥及び養生を行います。

家具となった後の環境に適応できるよう徹底して管理を徹底しています。

こういった「手間と時間」を要する工程を惜しまない、そしてそれを店舗でもきっちりと教えてくれる、そんな家具店であれば一枚板はもちろん、その他の家具を選ぶのも安心です。

 

安心安全の「工場直営店」


 

 

一枚板に関わらず、無垢材家具全般を探すときに確認しておきたいことが、その店舗が「工場直営店」であるかどうか、です。

家具というものは一度購入するとなかなか買い替えたりはしないものです。

まして一枚板などは、一生ものともいえる大事な家具となります。

そんな長い期間を使用していく過程では様々なことが起こります。

長年使用したのちは今まで使用していたものをきれいに修復し、お子様などに譲りたい、そんな方もいるでしょう。

そこで購入したところで「メンテナンス」を依頼できるかどうか、またそのメンテナンスの期間や費用は明確かというのがポイントとなってきます。

「直営店」以外の購入ではメンテナンスそのものの対応が出来ない、できたとしても預けている期間が長く、高額になってしまうことも多くなります。

そうなると買い替え、という選択肢が出てきて、結局それは「使い捨て」の家具となってしまう可能性も高くなります。

「工場直営店」であれば、自社工場で適切なメンテナンスを短期間で、適正な価格で対応してくれます。

また、「直営店」で一枚板や家具を購入する際の価格は、いわゆる卸業者などが入る中間マージンが無く、適正な価格で購入することが出来るという安心感にも繋がります。

それは「一生モノ」のテーブルを使用するうえでは非常に大事な要素です。

家具蔵でも茨城県常陸大宮市に自社工場を構え、そこで一括の受注生産を行います。

もちろんご購入後のアフターフォローも万全の体制をとっております。

熟練の職人が手仕上げで製作した家具。

そんな長年愛用してきた家具を、これも心をこめて丁寧に修復します。

 

創業年数を見る


 

 

また、その店舗(会社)の創業年数も見極め材料のひとつです。

長くやっている、ということは実績もノウハウも豊富で、それだけで安心です。

皆さんも「老舗」と聞くだけで、そのものが間違いないもの、という認識になるでしょう。

長く愛され続けているということは、そのまま「信頼」につながります。

その信頼は技術や対応で培ってきたもの。

それであれば安心して買い物ができる、というわけです。

私たち家具蔵も、創業68年という長い歴史に安心感を持ってご購入いただけるものと考えます。

 

 

一枚の天板から見えてくる家具店の実力。

これはひとつの参考例であり、例えば一脚の椅子、一台のテーブルといった他の家具でも見えてくるものでもあります。

皆さんも家具選びの際には、まずお目当てのものがどのように作られているか、というところを確認してみてください。

もちろん、デザインや使い心地も重要です。

そして、どのような姿勢でつくられ、案内されているものかを確認することで、その家具を使う毎日がきっと豊かなものになるはずです。

 

家具蔵の無垢材家具作りの詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 


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