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3人で使用するのに丁度良いサイズのテーブルとは?

2024.6.6

 

 

3人家族や3人暮らしが増えている現代


 

 

「家族」という単位は「離れて暮らしているか」「一緒に暮らしているか」という定義の違いはあれど、それが表す人数はじつに様々です。

2人で暮らしていても「家族」です。

あるいは10人前後で構成される「家族」もいます。

ある一定の年代にとっては「家族の人数」は「4人」あるいは「4人から数人多い」というイメージが強いのではないでしょうか。

実際に少し前までは夫婦の間には複数の子供がいることは当たり前のようにあり、もう少し時代をさかのぼると夫婦の親世代と同居していることも珍しくなく、それが家族の数は4人以上、というイメージに結びついていきます。

時代は変わり、核家族化が進んで祖父母世代との同居は少なくなり、同時に少子化の波はいわゆる「一人っ子」を増やしています。

その功罪については当然のことながらここで語るものでなく、ここでお話しておきたいのは「3人家族」「3人暮らし」が増えているということです。

子供を持たないスタイルも多い影響もあって、統計では一世帯あたりの人数は2.6人程度と出ていることからもそのことは明白です。

 

3人で使用するのにベストなテーブルサイズとは


 

 

家族や知人が集まり、そこで食事を行う場所。

それがダイニングテーブルです。

今や食事に限らず様々な用途で使用されるものですが、このダイニングテーブルは基本的に「4人掛け」を選ぶというのが一つの基準になっています。

そこから派生するのはサイズが小さくなる「2人掛け」、あるいは大きくなる「6人掛け」「8人掛け」というもので「3人掛け」を前提として展開しているものはあまり見かけません。

しかし実際は3人家族・3人暮らしが多い現代で、その実情に丁度良いダイニングテーブルを選ぶのはどのようにすればよいのでしょうか。

まず、ダイニングテーブルの形状として考えられるものをピックアップしてみましょう。

大きく分けて「長方形」「正方形」「正円形「楕円形」に分けられます。

それぞれの形状ごとに「3人家族や3人暮らしに適したテーブルのサイズ」を見ていきます。

 

3人暮らしに適した長方形テーブルのサイズは?


 

 

長方形テーブルを4人で使用する際に推奨されるべきサイズは幅140cm程度からと言われます。

幅150cmのテーブルは空間によっては決して小さなものではないかもしれませんが2人が常に隣り合うことを考慮すると実はこれでも丁度良いくらいです。

もう少し大きく幅をとる=幅165cm程であれば着座する全員が比較的ゆったり使用できます。

同時に奥行きについては80cm程度を確保しておかないと正面に着座した人との距離が近すぎることになり、心理的な圧迫感を受けがちです。

つまり4人掛けには140×80cmは最低限必要ということがここから割り出すことができます。

では3人掛けではどうでしょうか?

仮に長手(テーブルの長辺)の片側に2人・もう片方に1人が着座するなら4人掛けと条件は同じであり、同様の大きさを確保することをお勧めします。

あるいは幅150cm・幅165cmでもゆったりとした使い勝手が約束され、来客時・増員時にも対応しやすいので「このサイズで良かった」ということがあるはずです。

反対に幅180cmまで行くと特に斜め向かいの人との距離感が遠くなり、食事などで不便を覚えることがあるかもしれません。

テーブルは大きい方が心身ともにゆとりを持って使用できますが、その辺りの見極めは重要です。

ここまでの内容は楕円形でも同様のことが言えます。

 

テーブルを囲むように3人で使用する場合


 

 

長方形でも長手側にそれぞれ1人ずつ・妻手(テーブルの短辺)に1人で斜め45度の角度で向かい合うような着座を行うなら互いの距離感をある程度確保しておかないとやはり心理的・身体的に圧迫感を感じやすくなります。

長手側と妻手側に適度な距離を置きたいならテーブル幅は120cmからは取っておきたいところです。

また、ここではテーブルの幅と脚にも着目しておきたいところです。

テーブルの脚間が十分に確保できていないと椅子が入らない、あるいは姿勢の自由度が低く窮屈に感じるということがありえます。

また、二本脚・中脚と呼ばれるような形状の脚の場合、妻手側の人の足がテーブル脚に常にぶつかってやはり窮屈感を覚えるので、ある程度のサイズでない限りはシンプルな4本脚を選択する方がベターです。

 

スクエアやラウンドの選び方は?


 

 

正方形や正円形ならどうでしょうか?

特に正方形は3人掛けだと使用しない1辺を壁などに付けておけるので3人掛けの選択肢としては有効です。

また、ここ最近形は正円形、つまりラウンドテーブルの人気が大きく高まっています。

特に中央に脚があるようなものは、椅子が2脚や4脚ではなく3脚である場合でも収まりが良く、レイアウトもしやすいうえ、追加の椅子も足しやすいので使い勝手も良いと言えます。

正方形にしても正円形にしても3人で使うことを前提とするなら、先ほど出てきた長手・妻手の距離感を考慮すると105cm×105cm、正円ならφ(直径)105cmは欲しいところです。

もちろん110cm×110cm(φ110cm)でもそれ以上でも良いでしょう。

正円形の場合、φ120cmで4人掛けとして丁度良いサイズなのでφ115cmくらいまでが3人暮らしに丁度良いサイズと言えそうです。

 

 

いずれにせよ、テーブルの使用には椅子の出し引きも同時に行われる前提があり、そのスペースの確保や周囲の回遊性も鑑みなければなりません。

その部分と使用人数をふまえてサイズ決定を行うことが重要であり、それには適切なプランニングが必要となります。

私ども家具蔵は無垢材・無着色仕上げの「オーダー家具販売店」です。

テーブルのサイズについても「横幅」はもちろん、「奥行」も調整できますので空間にピッタリのサイズで製作が可能です。

使う人数、使い方、空間のサイズにテーブルを合わせることでダイニングスペースはより快適な居場所になります。

空間との相性を考えた自由なサイズ選びで暮らしに合わせたテーブルをご検討ください。

 

家具蔵の無垢材テーブルのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 

 

 


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