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オーダーキッチンボードなら無垢材を選ぶ理由とは

2021.10.2

 

 

キッチンボードの役割


 

 

調理に洗い物に食材の準備。

キッチンで行う作業は多様であり、それは毎日のこととなります。

その際の作業性を大きく左右するのがキッチンにおける背面収納、バックセットとも言われる「キッチンボード」です。

このキッチンボードは通常の食器棚とは異なり、食器を収納しておくことは勿論、電子レンジやトースター、炊飯器といったいわゆるキッチン家電を設置することができるのが特徴です。

 

 

キッチンボードとはこんな家具である


 

 

キッチンボードには天井までの背高のものから腰高程度のものまで様々なものが存在します。

下台と呼ばれる収納部は扉や引き出しで構成され、ゴミ箱収納や炊飯器を使う際に出し入れする(水蒸気を上部に放出しやすくする)トレーを装備していることもあります。

上台は引き戸もしくは開き戸の扉があり、その間=下台天板の上にキッチン家電を載せて使用します。

キッチン家電は「調理」という家事を行う上でいまや欠かせないものとなっており、そのレイアウト如何でスムーズな家事ができるかどうかも変わってきます。

また、オープンスタイルの多い現代のキッチンではリビングダイニング側からこのキッチン家電の並びが見えることもあり、その並びは使いやすさと同時に美しさを兼ね備えたものであってほしいものです。

家電を置いている部分が見えるということはその上部やあるいは下部、つまりキッチンボード全体が目に入ることも多いことを意味し、そのデザインや素材の重要性はひと頃に加え、確実に増してきています。

 

「既製品」のキッチンボードの特徴


とはいえ、キッチンボードは言うまでも無く、収納家具であり、生活の道具です。

美しさもさることながら、そこには自身が求める使い勝手や機能性が備わっていなければいけません。

家具量販店やインターネットを見ると、そこにはたくさんのキッチンボードが並んでいます。

こうしたものはいわば「最大公約数」ともいえる多くの人の使い勝手の平均値をかたちにしたものであり、そういったものを選んでおけば使い勝手の面で大きな不自由を被ることは無いでしょう。

これがいわゆる「既製品」です。

こうしたものは一般に大量生産されるものであり、そのことでコストも下がることから買い求めやすいものが多くなります。

また、基本的には在庫品なので購入から早い段階で使用することができることは魅力でしょう。

しかしあくまで既製品はその人のために作られたものではありません。

「ここがもう少しこうだったら良いのに」という不満も少なからず抱えながら使用していくことになります。

 

 

「ユニット品」のキッチンボードの特徴


あるいは「ユニット品」という選択肢もあります。

ユニット品は予め用意されたパーツ群のなかから、それぞれの要望に合わせてパーツを組み合わせて作っていくものです。

既製品よりも自身の好みが反映させやすく、より使い勝手良く、適切なサイズで選ぶことができるものとなります。

こうしたユニット型のキッチンボードは、多くのキッチンメーカーも採用しています。

ただし、あくまで「予め用意されたもの」同士での組み合わせのため、その組み合わせには限界があります。

また「引き出しの深さをあと1cm深くしたい…」というような細かな変更には対応することができません。

あと一歩のところで満足度を満たせないことも多々あるものとなります。

 

「オーダーキッチンボード」という選択肢


 

 

そこで「オーダー」、いわゆる「オーダーメイド品」も選択肢に上がってきます。

オーダーメイドは使う人の事情や好みに合わせてサイズ・デザイン・仕様を細かく設定し、それを叶えることができるものです。

元々あるものの中から選ぶのではなく、一から決めていくことは使い勝手に満足感を得るだけでなく、自身も家具作りに携わる、そんな感覚をも与えてくれます。

自身の身長にとって使いやすい高さにすることや置きたいもの・収納したいものを全て置くことができ、収めることができる。

あるいはどこにもない自分だけのアイディアを具現化することができる。

持っているこだわりや要望をすべて詰め込むことができ、素材も選ぶことができるので「満足度100%」のキッチンボードが出来上がります。

 

無垢材のキッチンボードを選ぶ理由とは


 

 

そんなこだわりの詰まったキッチンボードならやはり長く愛用したいものです。

であれば、その素材は無垢材のもの、それも無着色のものをお勧めします。

一般にいわゆる「木の家具」といわれるものには「無垢材」のものと「木質系の加工材料」でできたものの2つに分類されます。

無垢材は原木から板材を十分な厚みを持って切り出したもので、いわば「木そのもの」であるのに対し、「木質系の加工材料」は例えば合板(ベニヤ=木材から薄く剥かれた単板を何枚か積層して接着したもの)の表面に化粧シートや、突板を圧着し加工した工業製品のことを指します。

両者の大きな違いの一つに耐久性があります。

表面に面材を貼り付けて製造する木質系の加工材料のものはいずれその面材が剥がれてきたり、キッチンのような場所では表面が波打ったように浮き上がってくることがあります。

傷などが生じた際には下地が露出するので非常に目立ち、そうしたことが繰り返された結果、買い替え、となることも多くあります。

対して無垢材にはそういったことはありません。

十分な厚みを持った無垢材ならそもそもの強度(ビスなどのぐらつきも起きにくくなります)が高く、それでいて表面が剥がれるというようなことも無縁です。

また、無着色で仕上げたものであれば傷も目立たず、それを削り直して修復することも可能です。

そして、その表情は年月とともに色味を変えていき、時間が経つことで古くなってしまうのではなく魅力を増していくものとなります。

こういった条件を兼ね備えた無垢材のものなら高い耐久性を持って長く愛用することができる、というわけです。

 

オーダーでつくるキッチンボードは使い勝手やサイズという点での自身のニーズをしっかりと満たしてくれるものとなります。

そしてそれを無着色の無垢材で製作することは長く愛用できることを意味します。

無垢材には天然素材の質感や温もり、作り手のこだわりも感じることができます。

木の温もりはコンロやシンク、レンジフードといったキッチン設備の無機質さもやわらげ、空間全体の調和も手伝ってくれるものとなるでしょう。

家具蔵各店には無垢材キッチンボードがそれぞれ展示され、専門のスタッフがお客様の理想を具現化しながらご案内します。

長く、そして快適に。

そんなキッチンボードは無着色・無垢材のオーダーメイド品で選ぶことをお勧めいたします。

 

家具蔵の無垢材キッチンボード・カップボードのラインナップはこちらから

 

 

 


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