KAGURA OFFICIAL BLOG

失敗しないオーダー家具 ~玄関収納~

2021.6.27

 

一説には、人が人に対する印象の9割は「第一印象」によって決まると言われています。

人をインテリアという言葉に置き換えてみると、住まいの第一印象を決めるのはいわば「顔」である玄関です。

つまり、その印象によって、住まい全体の印象が大きく左右されるということになります。

同時に家を出る際、もしくは帰宅した際に靴や荷物などを出し入れする場所でもあり、出掛ける前の身支度を整える場所でもあります。

美しく、且つ使い勝手の良い場所となる必要のある玄関周りでは、そこに置いてある「収納家具」「玄関収納」は非常に重要な存在と言えます。

その玄関収納をどのような視点で選ぶべきか、考えてみましょう。

 

 

玄関収納とは


 

 

 

玄関収納とはその名の通り「玄関に置かれる家具」です。

「下駄箱」とも呼ばれ、家族の靴を入れておくことが主な役割となります。

最近はシューズクロークという別スペースを玄関脇に設けて、靴以外の雑多なものをそこに置いておく、というスタイルも多いのですが、マンションなどの集合住宅、あるいは分譲住宅などでは「シューズインクローゼット(SIC)」と名を変えて、まだまだこの玄関収納が根強い存在感を誇ります。

 

玄関収納に求められるもの


 

玄関収納に求められるもの、先ずは家族全員の靴をしっかり収納できること。

そのうえで靴のケア用品、傘、鞄、印鑑などその家庭ごとの事情に応じて収納したいものや、必要な収納力は変わってきます。

姿見を玄関収納の扉に直接取り付けるケースもよく見かけます。

また、腰高のスペースがあるものはそこが飾り棚になっていて玄関を華やかにするのに一役買っているのもよく目にしますね。

玄関は家の内外の境目になる場所です。

つまり「家の中で使うもの」と「家の外で使うもの」が混在する場所でもあり、同時に脱いだ靴がそのまま、など散らかりがちになる場所でもあります。

脱いだ靴は一晩経ったらきちんと仕舞う、などのルールを設けつつ、すぐ使いたいもの(スリッパや雨の日用のタオルなど)、玄関先で使うことが多いもの(署名用の筆記具や印鑑など)を適材適所に配置することですっきりした玄関周りはできあがりやすくなります。

現代における玄関収納とは単に靴箱・下駄箱を指すのではなく、必要なものを必要な時に取り出すための機能的な収納として考えましょう。

 

 

玄関収納を「造り付け・造作家具」で考える


 

 

玄関収納はその設置方法において、大きく2つに分類することが出来ます。

一つは「造り付け家具」や「造作家具」と言われる、壁や床、そして天井に固定されたもの。

もう一つは「置き家具」と言われる、固定せずに置くタイプのものです。

まずは「造り付け家具」「造作家具」についてみていきます。

造り付け家具にも「大工工事」と「家具工事」の2通りがあります。

家を建築する際に、現場で玄関収納も作ってしまうのが「大工工事」です。

メリットとしては他の建具や建材と材質を合わせられる点と、建築の下地にしっかりと固定されているので耐震性がより担保されている点でしょう。

ただし、大工の人たちは家具作りの専門家ではありません。

あまり凝ったデザインや使い勝手には配慮しきれない、という点は否めません。

「家具工事」は家具店でオーダーを掛け、専門の工場で製作を行い、それを現場に運び入れて施工(壁などに固定)するものです。

「家具工事」の最大のメリットは家具の専門家が手掛ける点。

見た目の仕上がりだけでなく、使い勝手に配慮した細やかな加工や繊細なデザインが可能になります。

センチ刻みでオーダーを受けてくれるところなら「あと数センチあればこれが入るのに」といったことも無くなります。

耐震性については打合せ段階で下地の確認などがしっかりと行えていれば、「大工工事」と同様と考えて良いでしょう。

造り付けにすることで床から収納本体を離したフロートタイプにしたり、下台と吊戸棚がセパレートしているタイプにするなど選択肢も多くなってきます。

「大工工事」「家具工事」はそれぞれに特徴がある為、それぞれの住まいやニーズに適した方法を選ばれると良いでしょう。

 

玄関収納を置き家具で考える


 

多くの人が「家具」と言われて思い浮かべるのが、この「置き家具」でしょう。

玄関収納においても、この置き家具では様々なものがあり、実際に多くの商品を見比べながら選ぶことができるのは大きな魅力といえます。

賃貸住宅などでも設置がしやすい点や、引っ越しなどがあっても引き続き使用ができる点、模様替えなどに伴って他の部屋などにも移動が出来るのでフレキシブルに使うことができる点が特徴です。

仮に置き型であったとしても既製品ではなく、オーダーメイドのものであれば、玄関周りのスペースや自身の使い勝手、事情に応じたものが手に入ります。

そのうえで住まい方や場所が変わったとしても他の場所で使用することができるのは大きなメリットです。

 

玄関収納の素材には無垢材無着色が良い理由


 

 

造り付け家具にも既製品のものはあり、置き家具でもそれは同様です。

しかし、それをオーダーメイドで作ることで玄関周りの収納性や使い勝手は格段に向上します。

そのうえで住まいの第一印象を決めるものであれば、できるだけ長く使用できる、あるいは長く使用して味わいが増す、そんなものであることが理想です。

そこで「無垢材」と「無着色」という2つのキーワードが選択肢に上がってきます。

原木から切り出した木材そのものを「無垢材」と呼びます。

いわば「木の塊り」ですから、表面に貼り付けたシートが剥がれてくる、といった劣化はありません。

十分な厚みを持った材でもあるので強度も向上します。

そのうえで着色を施さない「無着色」は素材そのものの色合いが家具の色となります。

傷みなどが生じても目立たず、それを削って補修することも可能です。

また、経年による色合いの変化は美しく、長く使うことで価値が上がる、そんな側面も併せ持っています。

「無垢材無着色」「オーダーメイド」の玄関収納であれば、住まいの顔をいつまでも美しく、且つ効率性を持って整えることができるのです。

 

家具蔵各店では玄関収納も含め、収納家具の豊富な知識を持ったスタッフが各店に常駐しています。

また実際に選ぶことのできる4種の銘木でつくられた実際の収納家具も多数展示しています。

あなたに最適な無垢材無着色の玄関収納、そのヒントあるいは答えを探しに家具蔵各店へお立ち寄りください。

 

家具蔵のオーダー玄関収納の事例はこちらから

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (72)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.