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整理収納アドバイザーが教える「片付ける」ということ ①

2018.12.12

家具蔵にいらっしゃるお客様が抱える「住まいの悩み」はそれこそ十人十色、千差万別です。

そういった悩みを解決すべく、家具蔵では一級建築士やインテリアコーディネーター、キッチンアドバイザーから照明スタイリストまで数々の資格を持ったプロスタッフが常駐しています。

そんなお客様の悩みやご要望の中で多いのが「収納」にまつわるもの。

「モノがあり過ぎて片付けられない…」

「どこに何を収納すれば良いのかわからない…」

今回はそんな悩みの解決方法を、家具蔵に在籍する「整理収納アドバイザー」の視点から何回かに分けてお話ししましょう。

整理をすることで得られる効果は3つある


人間が何か行動をする時というのは、自分にとってメリットがあることが重要です。

例えば、辛いことがあっても頑張ることができるのは、それに対する見返りや報奨があるから、という方は多いでしょう。

「整理収納を行う」ことが苦手な人・億劫な人はまず「整理をすることで得られる効果」をきちんと理解することが必要です。

整理をすることで得られる効果は大きく分けると「①時間的な効果」「②経済的な効果」「③精神的な効果」の3つが挙げられます。

 

①時間的な効果

ある統計によると、1日にモノを探している時間は1人平均で約30分という結果が出ています。

これを1年間に直すと約1週間もの時間を探し物に費やしていることになるのです。

塵も積もれば…、とはよく言ったもので、モノを探すという行為は大きな視点で見た際には、生活の中で膨大な時間のロスを抱えていることになります。

整理して探し物に割く時間が減れば、より効率的な時間の過ごし方ができるようになるのです。

②経済的な効果

どこに何が収納されているか把握していないと「何個も同じものを買ってしまう」「セール品だからと余計に買ってしまう」等の無駄な買い物をしてしまいかねません。

買う前は見つからないのに買った後に何故かひょっこり出てくる…ということもよくあることで、これはこれで残念な気持ちにもなってしまいます。

いわゆる「在庫管理」がしっかりできるように整理しておくことで、無駄な買い物を減らし、経済的な改善に繋がるのです。

③精神的な効果

綺麗に整理した空間は心が落ち着きます。

また、集中できる空間になることで、自分の仕事やお子様の勉強等も捗るものです。

疲れて仕事から帰ってきた時に部屋が散らかっていて気持ちが落ち込む…といったことは誰にでも経験があるでしょう。片付ける労力、それに対するストレスなど、乱雑な空間には「余計な労力」が掛かってしまうのです。

また、仕事やプライベートで出かける際に大事なモノを探して見つからなかった時は、「あれがなかったらどうしよう」と1日不安な気持ちで集中できないこともあります。

この精神上不衛生な状態から、整理をすることで解放されるのです。

 

整理収納はゴールではなくスタート地点!


整理収納を「片付けて綺麗になった」という「結果」として捉えている人も多いでしょう。

これは間違ってはいませんが、この行動を「スタート」として考えるだけで物事の進行がスムーズに進んだり、上記のような効果を得ることができることによる、内外への好影響が生まれます。

つまり、「片付けや整理収納を行うと、(近い、遠いどちらも)将来がどう変わるのか」を意識すると良いのです。

整理収納は「新しいスタート」を切るイメージ。

こうすることで、片付けという行為を前向きに行うことが出来ます。

 

整理ができない人の思考と行動パターン~モノが増えてしまう原因と捨てられない原因を知る~


<モノが増えてしまう原因>

①所有欲が働いてしまう

人間にはどうしても「見栄」や「まわりの人が持っているから」という横並びの意識があり、その意識が所有欲を強く働かせてしまいます。

②流行にとらわれる

「流行」はモノが増えてしまうことと深い関係があります。

流行につられて購入したモノのサイクルは非常に短いため、すぐに使用しなくなることも多いですが、その積み重ねによってモノが増えていくのです。

③お得感に弱い

お得なものに弱い、という人は、「置き換え」という思考原理が強く作用している人です。

買い物は「必要な物を手に入れる」というのが本来の目的ですが、そうではなく「『お得感』を手に入れる」という目的にすり替わってしまい、結果として「本当に必要な物」以外のものも増えていくのです。

<捨てられない原因>

①迷信や愛着

これはある意味で仕方のないものでもありますが、人形やぬいぐるみ、お守りが捨てづらいという人はかなり多い筈。

②教育の結果

「ものは大切に」という教育や考え方は素晴らしいものです。

しかし、それが「モノを捨ててはならない」という固定観念になっていることも多く見られます。

整理を行うには「捨てる・処分する」という行為はある意味で必要不可欠なのです。

これは特に欠陥が無くても使っておらず奥にしまいこんでいるものも同様です。

また、片方が欠けたピアスなども同様。

もう使わない、使う事が出来ないものは処分をすることが整理収納の第一歩です。

「モノを捨てる」ことが「モノを大切にしていない」ことではなく、「モノを使わない」ことが「モノを大切にしていない」ことだという考え方は大事です。

③「壊れていない」から捨てられない

家電製品でよく聞く状況です。

ある調査によると住まいに置いていて使用していないPCの数は数百万台にのぼると言われています。

その他、吸引力が低下した掃除機、新しいものを購入したがまだ見れるから、と残したTV、古いラジオ等、現在使っておらず、この先使う予定が具体的でないものは、全て必要のないモノと認識したほうが良いでしょう。

 

今回はここまで。

次回のコラムでは「区別」をキーワードに整理収納の「キモ」をお話しします。

整理収納アドバイザーが教える「片付ける」ということ ②に続く


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