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ソファの「内部構造」の違いを知る

2023.12.28

 

 

ソファの選択には内部構造の理解と比較が重要


 

 

何かを選ぶ際にどのようなものでもそうですが、まずは「見た目」に惹かれないと選択肢には入りにくいものです。

家具においても同様で、まず見た目で「おっ!」と思わせる何かが無いと他のものに目が行ってしまいがちです。

ソファもまた同じことが言えるでしょう。

カタログでもインターネットでも、まずは自身が気に入ったデザインや色合いかどうかで興味の度合いが大きく変わります。

自身の住まいに似合うものか、部屋に配置して無理がないサイズかどうか、価格も重要です。

そして何より座り心地は実際に座ってみないとわからない部分ながら絶対に軽視はできない要素です。

この座り心地の良し悪しはどこから来るのか。

その大部分は「内部構造」に由来し、それは「どのくらい長く使用できるか」という点にも大きく影響します。

ソファの「内部構造」はクッションの下に位置する本体の中のバネ構造と、身体を包み込むクッション内部の仕組みの両方を指します。

座り心地が自身の好みに合っていて、長く使用できるのか(あるいは短いスパンの使用で良いのか)などの判断にはデザインや座り心地はもちろんのこと、この内部構造をしっかり理解しておくことが大切です。

 

「ポケットコイル」「Sバネ」「ウェービングテープ」の違い


 

 

ソファ本体座面部分に使用されているスプリングには、大きく分けて「ポケットコイル」「Sバネ」「ウェービングテープ」の3種類が存在します。

マットレスなどでもよく使用されているポケットコイルは、金属製のコイルのひとつひとつが不織布等に包まれた状態で配置されているものです。

一個一個のコイルが独自に体を支えることで体圧分散性に優れ、長時間の使用でも疲れにくいとされています。

クッション性が高いことで腰を立てた状態でも座りやすく、姿勢が崩れにくいのが特徴です。

立ち上がりの際に身体を押し出してくれるような構造ともなり、立ち上がり易いと感じる人も多いでしょう。

Sバネはポケットコイル同様に金属を使用したものです。

S字状に成形されたバネを内部に張り巡らせた構造となり、ポケットコイルやウェービングテープよりも安価に導入できることも相まって、現在多くのソファで採用されているスプリング構造もあります。

最大のメリットはポケットコイルのように厚みを必要としない為、フラットソファをはじめとして、デザインの自由度が高くなる点です。

弾力性に欠けるも、座面に厚みが出やすいといった留意点はあるもののコストパフォーマンスと耐久性に優れていると言えるでしょう。

金属製のポケットコイルやSバネとは違い、ゴム繊維で作られるウェービングテープは「ウェービングベルト」とも呼ばれます。

高級とされるソファにはウェービングテープを使用されていることが多い印象です。

人命救助などにも用いられるゴムベルトを用いるウェービングテープは弾力性に富むだけでなく、非常に高い強度と耐久性が特筆点です。

特に金属製のバネを使用したもの(特にSバネ)で起こりうる経年劣化による軋み音が出ない点は長年使用することができるかどうかという点で大きなメリットとなるでしょう。

 

クッション材の違い


 

 

次に座面や背面のクッション部に使用される素材について、これも「外から中身が見えない」という点で内部構造と言えます。

使用される素材としては「ウレタン」「フェザー」「綿(シリコンフィル含む)」の3つがポピュラーなものです。

ウレタンには「ピュアウレタン」と「チップウレタン」があり、ピュアウレタンは不純物の入っていない純粋なウレタンを指し、チップウレタンはウレタンの端材を集めて接着したものという違いがあります。

使用するソファの形状に合わせて成形できるなど、用途が豊富で耐久性が高いのがピュアウレタンの特徴であり、高級ソファにはこちらがよく使われています。

チップウレタン使用のソファは価格も求めやすくなりますが、その構造上、経年による割れや崩れの可能性もあり例えば「子どもが大きくなるまで」といった短いスパンの使用を想定しておく必要があります。

フェザーはいうまでもなく羽毛ですが、これも「スモールフェザー」「ラージフェザー」という違いがあります。

スモールフェザーの方がしなやかで柔らかく、芯が折れにくいという特徴があるため耐久性も高くなります。

ラージフェザーは座面を突き破ってしまう可能性もある為、そう多くは使用されていません。

最後に綿素材は、シリコンフィルと言う素材を採用していることが多く、端的に言えば劣化が起こりにくい綿材です。

通常の綿と比較しても圧倒的に型崩れやヘタリが出ることが無く、そのうえで安価なためここ数年で採用しているメーカーは多くなりました。

 

家具蔵のソファの内部構造は?


 

 

私ども家具蔵は元々椅子職人から始まっている家具メーカーであり、特に座り心地には高いプライドを持っています。

ソファについても同様で、ピュアウレタンとスモールフェザーを使用したソファ前方のクッションは中央に比べて固くなっており、前方に掛かりやすい体重をしっかり支えています。

また、前方部分が高く後方に行くにつれて低くなっている為、重心が安定し、ずるずると体制が崩れてしまうのを抑える構造です。

前方部分の作りをしっかりするだけでも、フェザーが寄りにくく長期使用していても型崩れがしにくいようになっています。

また、背面クッションも肩部分まではフェザーがたっぷりと入っており肩甲骨よりも下には一部ウレタンを使用することで理想的な姿勢を崩さず、寛ぐ事ができる作りになっています。

内部構造はスプリング部には「ウェービングテープ」を使用し、クッション材の特徴を最大限に活かしつつ、高い耐久性を確保しています。

 

 

ソファ選びは見た目や座り心地に意識が傾きがちですが、賢い選択には内部構造の理解と比較は欠かせません。

ソファ選びに困った際には、お近くの家具蔵スタッフまでご相談下さい。

作りや選ぶコツなど分かりやすくお伝えいたします。

 

家具蔵の無垢材ソファのラインナップはこちらから

 

 

 

 


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