KAGURA OFFICIAL BLOG

「部屋を広く見せる」ためには何をすればよいのか?

2023.8.30

 

 

「部屋を広く見せたい・感じたい」という考えは誰しもが持っているものです。

人は天井の高さや空間の色合い、そこにある家具のサイズや配置など視覚的な情報を無意識のうちに総合して部屋の広さを認知している、と言われています。

家具を選ぶ際にはそのデザインや素材は重要な確認事項ですが、同時にその使い勝手や配置後の部屋の雰囲気、もっと言えば開放感や圧迫感がどのようになるかも気になる部分です。

実使用に必要なサイズ感を満たしたうえで部屋を広く見せるという部分も両立させるには、家具のレイアウトを一考する、あるいは視覚的な効果を利用することが有効です。

仮に自宅・自室がコンパクトな間取りであっても「部屋を広く感じさせる」ことは家具選びやレイアウトによって可能です。

そのポイントを紹介していきます。

家具を一通り揃えた後からでも取り入れることのできるアイディアもありますので、これから引越しを予定している

人や現状の自宅のインテリアに満足していないという人もぜひ参考にしてみて下さい。

 

部屋を広く見せるテクニック その1 家具の「向き」を揃える


 

 

統一感というものは部屋を広く見せるには有効であり、その意味では家具を配置する方向を揃えることも意外に効果的です。

長方形に近い間取りでその奥には掃き出し窓があるというLDを想像してみてください。

そこにテーブルが窓に向かって垂直方向、つまり「縦」に置いてあるとして、ソファも同じく「縦」、その正面に配置されるであろうTVボードも「縦」に置くと、すべての大型の家具の「向き」が揃います。

そのことが「縦に広い空間」という認識をさせてくれます。

そしてその奥には窓があるので外に向けた広い視界も確保できるので効果も倍増するというわけです。

 

部屋を広く見せるテクニック その2 部屋の奥に背高のものを置く


 

 

先程のように家具の向きを揃えて置いたあとにさらに効果的なテクニックがあります。

それは部屋の奥、正確には窓に近い角の部分に背の高いものを置くというものです。

例えば背の高い観葉植物、あるいはフロアスタンド、コートスタンドの類などが思い当たります。

よく帽子をかぶることで目線を上に向け背を高く見せる効果を出すなどと言われますが、あれと同じ原理です。

空間の奥に背の高いものがあると、目線は自然とそちらの方に向きます。

つまり空間の奥=その部屋の一番端に目線が行くことで空間そのものの大きさを最大限感じることができるようになるということです。

窓の近くであれば外に向けた視線の確保にも繋がるので、部屋の広さを感じさせるにはもってこいのテクニックとなります。

 

部屋を広く見せるコツ その3 動線を確保する


 

無垢材テーブル 無垢材チェア 無垢材家具 チェリー

 

実際の暮らしを考えたうえでの家具の配置において、何よりも重視されるのが「動線の確保」です。

これらを通り抜けて各場所へ移動するための「線」を「動線」「回遊動線」と呼び、この場合、家具と壁・扉の間や家具と家具の間に十分なスペースを確保することを意味します。

この動線が十分に確保されていることは目的の場所への移動をスムーズにし、その点のストレスを軽減することに繋がり、同時にこの動線の確保が部屋を広く見せることにも繋がるのです。

例えば60cmあれば人が通過するスペースとしては合格です。

それを基準として、テーブルとソファの間は100cm以上確保し、互いが近すぎないことを考えながら家具サイズの選定やレイアウト方法を決定します。

動線が十分に確保されている空間はこのあとお話しする壁などと併せて「余白」を確保できていることになります。

「余白」がどれだけあるか、また、それが適度なものかで部屋が広く見えるか否かも変わります。

 

部屋を広く見せるコツ その4 「余白」を調整する


 

 

この余白の調整という点においてはどこにそれを作るかという点がポイントです。

それは「床」と「壁」。

まず「床面積を多く見せること」を意識しましょう。

床が多く見えているということはそれだけそこを通りやすいということです。

つまり動線の確保も兼ねたものになります。

リビングテーブルなどが無くなるだけでも実際に広く見え、動線も大きく確保できるようになります。

「壁の面積を広く見せる」ことも重要です。

床同様に空間のなかで大きなスペースを占める壁の面積を広く見せることは、空間全体の奥行き感を拡げてくれる効果があります。

壁面に沿って置く家具の代表格といえば収納ですが、壁面を隙間なく埋めるのではなく左右、上下にバランスよく余白を残すことが大切になります。

あるいはあえて背面が抜けていて壁面が見えているものを選択するのも良いでしょう。

あまり背の高くないもので揃えることはもちろん、入り口に近い部分に高い家具を置き、奥に行くほど低い家具にすることで遠近法によって部屋に奥行き感を出すことができます(そこで最後に背の高い植物やスタンドがあれば完璧です)。

 

 

 

ほかにもガラス製の家具は部屋を広く見せるにはとても効果的です。

あるいはダイニングチェアを「ラウンドバックスタイル」と呼ばれる総高の低いものとするなども効果的です。

それらを実際にレイアウトする前に確認するのが「プランニング」です。

特に3DCGを駆使したシミュレーションなら実際の空間に近いイメージを確認して検討できるのでやっておく方が良いでしょう。

私ども家具蔵でもインテリコーディネーターなどの有資格者をはじめ、専門知識を持ったスタッフが快適な暮らしのアドバイスを行っております。

無料で各種プランニングや3DCGシミュレーションも行っておりますのでお気軽にご相談ください。

みなさまのご来店お待ちしております。

 

トータルインテリアコーディネート無料相談会(3D PLAN)のご案内はこちらから

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (72)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.