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和室に合う一枚板の樹種とは?

2023.6.2

 

 

一枚板天板の現在の人気はダイニングテーブルに使用するという目的が主なものであり、和室で座卓として使用する、という人はダイニングテーブルでの使用目的の人と比較するとなかなか少ないかもしれません。

一方でここで改めて言うまでもなく、一枚板天板は和室とは非常に相性が良いものでもあります。

一枚板で製作された座卓は温泉旅館の客室や割烹などの和食を扱う飲食店などでは比較的目にする機会も多く、その佇まいが日本独特の侘び寂びの文化を体現するものと上手くマッチングするためでしょう。

一枚板天板を検討する際に大きなポイントとなるのは「どのような樹種を選ぶか」です。

ダイニングスペースに合う一枚板を探すのと同じように、和室においてもどのような樹種のものが空間の雰囲気と合致するのかという点はそれぞれの嗜好性もあって、その答えは様々です。

しかし、どのような樹種があって、それにはどういった特徴があるのかを知ることで、一枚板選びはさらに深く、楽しくなるはずです。

 

和室とは何かを改めて知る


 

 

和室に合う一枚板選び、をお話しする前に、そもそも和室とは、という点を整理していきましょう。

和室とは日本の伝統的な様式の部屋の総称です。

床には畳が敷きつめられていて、部屋を仕切る襖(ふすま)、障子(しょうじ)によって作られている空間のことを指します。

和室を構成する要素には他にも「床の間(とこのま)」、「欄間(らんま)」、「長押」(なげし)」、「鴨居(かもい)」、「敷居(しきい)」などがあり、「洋間」に対して「日本間」と呼ばれることもあります。

柱に梁、床の間や欄間、長押・鴨居・敷居など、これらは基本的にすべて木で作られていますので、畳と木の相性が良いことは、古来より実証済みと言えます。

最近の新築物件、特にマンションなどの集合住宅では和室が少なくなっている傾向がありますが、和室は日本の気候条件にも適しています。

高温多湿な日本では湿度調整をしてくれる畳が快適に暮らすことのできる環境を整え、イグサの心地良い香りは、心を落ち着かせてくれるリラックス効果をもたらしてくれます。

和室は日本人の暮らしの奥深くに根付いている存在であり、心地良い癒しの空間として親しまれてきたのです。

 

和室には国産樹種が良く似合う


 

 

日本人の心に根付いている和室。

その空間に、まさしく「顔」「象徴」ともなる一枚板を取り入れたいと考えた際にどのようなものが合うのか。

和室では柱部にはスギやヒノキ、そしてケヤキなど国産の木が多く使われます。

その原型も含め千年以上も前から続くものであり、海外との貿易自体が現在とは比べ物にならなかったことを考えれば当然のことです。

そのことからも和室に置く一枚板には和材、つまり日本産・国産の樹種を選ぶということは相性が良いことは言うまでもなく明白と言えるでしょう。

ここで一つの基準を作るなら「広葉樹材」を選ぶことです。

針葉樹材、たとえばスギやマツなどの一枚板天板がダメというわけではなく、どちらが家具材に向いているかという基準です。

針葉樹材は軽くて加工がしやすいという特徴から、建物の柱や梁など構造材・建築材として使われます。

逆に、硬くてキズが付きにくく強度があるので家具材には広葉樹材が向いているのです。

代表的なところで言うなら「ケヤキ」「トチ」「クス」というところでしょうか。

寺社仏閣で目にすることも多い「和」のイメージが強いケヤキは装飾性の高い杢も鑑賞価値があり、畳のイグサの色味に対してケヤキの朱色の色味が良いアクセントとなることで互いがよく映えます。

トチはケヤキとは正反対の美しい白い木肌が特徴的な銘木です。

艶やかでやさしい木肌は違う色素の木を組み合わせても受け入れてくれるおおらかさがあり、コーディネイトにおいての万能性は大きな特徴です。

クスはわが国の香木の代表であり、耐久力にも優れます。

その鮮やかな木目感は和室空間でも確かな存在感があり、

また、古代はクスノキの大木が豊富に生えていました。ご神木として崇められるほどの生命力は空間の守り神といった役割も担います。

 

和室には海外産の樹種もよく合う


 

 

従来の和室は真壁構造で柱が見えていることが多いものですが、現代の和室では大壁構造(柱が見えない)にしてアクセントクロスを取り入れるなど和洋折衷ともいえる提案を楽しむ人もいます。

そのような自由度の高い住まいへの考え方が広まり、同時に海外産の樹種にも素晴らしい銘木が多々あることから海外産の木から採れた一枚板を和室に取り入れる人も多数います。

日本の樹種ではあまり見られない色合いを持つ北米やアフリカなどからやってくる銘木は和室とも相性が良いのです。

北米を代表するウォールナット材はその黒に近い色合いが空間を引き締める存在となります。

また、その木目や「墨流し」と呼ばれる独特の木目はさながら水墨画のようで、北米という「和」とは縁もゆかりも無い土地で育つ樹種ながら「和のテイスト」も併せ持ち、日本の住宅や和室とも相性は抜群です。

また、今注目を浴びているのが、アフリカ原産材です。

まだまだ知名度は低いながらも多くの銘木が存在するアフリカ産材ですが、そのなかでもサペリ材はその色合いや装飾性から人気急上昇中といえます。

全体に赤茶色の木肌と帯のような縞模様(リボン杢)のコントラストが美しいのが特徴です。

トチやクスのような風合いなら「アフリカンシカモア」などもおすすめです。

 

 

「和室だから」と日本産のものにこだわって探すのも、世界中の銘木から気に入った樹種を見つけるのも、どちらも一枚板選びの醍醐味です。

その過程で様々な「出会い」があるはずです。

その一枚板は使う人にとって唯一無二の存在となってくれます。

様々な成育場所に適応しながら百年以上の歴史を育った大木から作り出す一枚板テーブル。

家具蔵では、世界の樹に詳しいスタッフが、あなたの和室に合う一枚板をご提案いたします。

お気軽にお声掛けください。

 

家具蔵の取り扱う一枚板天板のラインナップはこちらから

 

 

 

 

 

 


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