KAGURA OFFICIAL BLOG

椅子選びは「背が高い人」に合わせるべきか?

2022.12.18

 

 

ダイニングチェアを選ぶ際に重要なものの一つに座面高と実際に使用するテーブルの天板高のバランスがあります。

同じ家族の中でも小柄な人・長身な人がいますが座面高を決定する際にはどちらの方を優先するべきでしょうか。

 

 

「暮らしの真ん中」としてのダイニングスペース


 

 

ダイニングスペースはいまや住まいにおける「暮らしの真ん中」と考えられています。

家の中で過ごす時間の中で一番長く、そして家族皆が主に過ごす場所がこのダイニングスペース及びリビングダイニングとなっています。

数十年前まではリビングとダイニング(とキッチン)は別々の部屋となっていることが主流でした。

しかし今日の住宅事情ではそのほとんどが一続きの空間となり、いわゆる「LDK」として存在しています。

この間取りのメリットは家族が同じ場所に滞留する時間が長く、家族間のコミュニケーションが取りやすくなる点です。それは団らんの機会が増えるということに繋がります。

その暮らしの中心となるLDKの中でも、中心に配置されるのがダイニングスペースです。

「暮らしの真ん中」であるダイニングスペース、その居心地を左右するダイニングチェアの選び方についてみていきましょう。

 

ダイニングチェアを選ぶ基準の優先順位


 

 

ダイニングチェアを選ぶ基準は様々です。

デザイン性、軽さ、そして座り心地。

選ぶ基準は人それぞれであり、「何を大事にするか」が重要です。

そこに決定的な正解はありません。

しかし、あえて優先順位を付けるならば「①座り心地 ②強度 ③軽さ ④デザイン」とでしょう。

ダイニングチェアを含めた「椅子」全般における本来の役割は「休む」「くつろぐ」というものです。

そう考えると「座り心地が最優先」というのは納得できるのではないでしょうか。

 

「座っている時間」を想定する


 

 

ダイニングチェアの選び方としてもう一つ大事なことがあります。

それは「座っている時間の想定」です。

ダイニングスペース、そしてダイニングテーブルでは食事だけをする人もいれば、食後もそこで長く過ごす人もいます。

もっと細かくみていくと、早いペースで食事をする人もいれば、ゆっくり食事をする人もいます。

実はダイニングチェアはそこに座っている時間によっても選び方が違ってくるのです。

5分くらいの短時間での着座を繰り返すようなら、スツールでも大丈夫でしょう。

食事をとる「だけ」=時間にして15分~30分なら背もたれが付いているものがいいでしょう。

食後もその場で長い時間過ごすなら背もたれだけでなく、ひじ掛けもついていると疲れにくくなります。

 

体圧分散について


 

 

肘掛けがあることが腕をその場所に載せている=体重を掛けていることになるので着座時に疲れにくくなるのです。

身体の体重=体圧の掛かり方を「体圧分散」という言葉で表現します。

地球には重力があるので人の体には常に自重という「圧力」がかかっています。

人はこの圧力の負荷を軽減するために座ったり横に寝転んだりして休むのです。

その際に椅子であれば座面や背もたれ、肘掛け、あるいは床に接地している自身の足裏、つまり体の表面に加わる圧力が「体圧」です。

座・背・腕と体圧を分散する面が多くなるほど体の負担が軽減され「楽」になる、という仕組みです。

そして、この体圧分散で意外と軽視されがちなのが「床に足裏が着くか」です。

 

足の裏がきちんと床に着いているかどうかは重要


 

 

床面に自身の足の裏がきちんと接地しているかどうかは単純に「耐圧分散される場所」が2か所増えるか減るかを意味します。

足裏が床に着くのであればよりバランスよく体圧分散されていることになります。

逆に足裏が床に着いていないのであれば身体の他の箇所に自重=体圧が掛かっていることになり、結果として疲れやすくなるのです。

着座した際に足の裏が床に着くか否かは椅子選びの際には軽視しがちなポイントであり、靴を履いたままではわかりにくいものでもあります。

試座する際には必ず靴を脱ぎ、自身の足裏が床に着くかどうかを確認しましょう。

 

基準とするのは家族間で一番小柄な人


 

この場合、足のつま先だけが床に着く場合と、踵まで、つまり足裏全体が床にしっかり設置する場合では体圧分散の効率も異なります。

当然、踵まで床に着いた方が体圧の分散が促され身体全体への負担は少なくなります。

具体的に身体に合った「座面の高さ」とは、背もたれに背を預けた際に両脚の裏が踵までしっかりと床に着くことですが座った際に背もたれに背を預けると踵が浮いてしまい、つま先立ちになっている、もしくは完全に床から足裏が離れているとしたら椅子の座面高が高いことになります。

これは家族の中でも小柄な女性に多く見られます。

足裏が床に着いていないと本来「背中・臀部・足裏」にかかる体圧が背中と臀部に集中し、疲れやすくなってしまいます。

足裏をしっかり床に着こうとすると浅く腰掛けることとなり、今度は背もたれに背中が着かなくなるので、やはり他の部分に負担が生じます。

まずは自分の身体に合わせてチェアの座面高を調整することが重要です。

座面高が決まったら、これも適正な差尺に合わせてテーブルの高さも調整していきます。

そうすることで長時間座ってもしっかり体重が分散されて心地よく、食事や勉強等の作業もしやすい快適な高さで過ごすことができるようになるのです。

しかし、身長は千差万別、家族においてもしかりです。

数十センチの差があることも珍しくはありません。

その際に基準になるのは「一番小柄な人」です。

その方の足裏が床に着くような座面高のチェアと、それと合った差尺のテーブル高とするのです。

この差尺さえ適正なものであれば、多少椅子の座面高が低いチェアに身長の高い人が座っても作業がしづらくなる、ということはありません。

 

 

家具蔵各店では多くのダイニングチェアを展示し、ご案内しております。

全ての椅子に座って座り心地をお試しいただけます。

もちろんその際には座面高のチェックを行い、しっかりと床に足がついているか、家族全員それぞれ高さを測定してから製作します。

毎日の暮らしの心地よさを左右する椅子選びです。

座り心地の他につくりや素材などご自身の感性や相性の合うものをお選びになってください。

ぜひ、ダイニングチェア選びの際には家具蔵各店にもお越し頂けましたら幸いです。

 

家具蔵の無垢材ダイニングチェアのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2024 (77)
  • [+]2023 (367)
  • [+]2022 (364)
  • [+]2021 (365)
  • [+]2020 (369)
  • [+]2019 (366)
  • [+]2018 (85)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (32)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.