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テレビボードは「扉あり」「扉無し」どちらを選ぶべきなのか

2022.11.13

 

 

テレビの大型化とテレビボードの関係


 

 

テレビの「大型化」が止まりません。

液晶テレビの普及やそれに伴うベゼル(枠)の省略化もあり、大画面サイズのテレビを一般のお住まいで見ることも珍しいことではなくなりました。

それに比例するように存在感が増しているのがテレビボードです。

テレビ本体が大型化するということはそれを「載せる」テレビボードも大きくなることを意味します。

大きくなれば存在感が増していくのはどのようなものでも同じです。

そして、テレビボードには「デザイン」「仕様」が必ず存在し、その内容によって、そのものの印象だけでなく、空間の印象やその人の嗜好や考え方もわかるものとなります。

 

 

多様な現代のテレビボードの種類


 

 

テレビボードも今や多様な提案がなされる家具です。

そもそもひと昔前のようにテレビを中心に様々なAV機器を用意する必要が無くなってきています。

テレビに装備されている録画機能やオンデマンドでの視聴を利用することでレコーダーなどは不要という人も増えてきました。

音楽を楽しむにしても専用のステレオなどが無くても様々な楽しみ方があります。

その中でテレビボードもよりシンプルなものを求める傾向があります。

従来の扉や引き出しを有した置き型のもの、あるいは壁面収納のなかにテレビボードの機能を盛り込んで集中収納とするのはやはり主流ですが、薄型テレビの利点を生かして壁掛けとすることでテレビボード自体が壁に埋め込まれている「フロート」タイプやプレートのみでデッキなどが置いてあるものなど実に様々なものを目にすることができます。

特に後者の2つでは扉や引き出しが無い、あるいは装備はされているが取手などが無いことで目立たなくなっているものもあります。

 

堅調な扉付きのテレビボード


 

 

フロートタイプ、あるいはプレート型のテレビボードは基本的に造作となることが多く、一般に家具販売店でテレビボードを探すとなるとやはり、いわゆる「置き型」が主流となります。

置き型(に関わらないかもしれませんが)のテレビボードは主に「天板」「脚(あるいは台輪)」「箱部」で構成され、そこに「扉」や「引き出し」が装備されます。

AV機器などの収納物が減っても、家具販売のカタログなどを見てみるといわゆる扉付きのものはまだまだ人気です。

ただ、その扉にもいくつか種類と使い勝手があるので、その点を少し深掘りしていきます。

 

テレビボードにおける扉の種類と選び方の注意点


 

一番シンプルかつ、多いのが「開き扉」と呼ばれるタイプでしょう。

両開き(観音開き)・片開きがあり、素材も様々です。

シンプルかつ、観音開きの場合は開口部も大きくなるため収納性は高くなります。

あるいはテレビボードにおいて多く採用されているのが、扉が前面に倒れるか上方に開く「フラップ」タイプの扉仕様もメジャーです。

機能的で便利ですが、特に下方に向けて開くものの場合、荷重が掛かった場合などにステー(扉を支える金具)が破損する可能性もあり、注意が必要です。

小さなお子様がいる家庭などでは、扉を開いている際に上から力を入れないよう、もしくは足で踏んでしまわないような配慮も必要となります。

戸を左右にスライドさせることで開閉するのが「引戸」のタイプも勿論存在します。

テレビボードの前面に扉を開けるためのスペースを必要としないので、狭い空間やテレビボードの前が動線になる空間では便利な仕様といえます。

反面、左右の引戸を前後にスライドさせることは扉が2枚重なることに繋がり、その影響でテレビボードの内寸奥行きが狭くなることは十分想定されます。

テレビボード内部に家電を収納する場合には背面に差し込むプラグも含め、他の仕様のものよりも2cmから3cm程余裕を見た奥行きを確保することをお勧めします。

また厚みのあるガラス扉の場合、扉が重くなり想像以上に引く力が必要な場合もあるので、事前にしっかりと商品に触れ確認した方がいいでしょう。

 

扉は素材や仕様も様々。人気はルーバー扉


 

 

扉の素材や仕様についても様々です。

全面ガラスのものなどは以前によく見られましたが、今は木製框(枠)にガラスがはめ込んであるものも多く、また、すべて木製でできているものや取っ手はアイアンであるもの、その提案方法も様々です。

全てが木製などのもの場合、当然内部は見えなくなるので収納物を隠しておきたいなどの場合は選択肢として有効です。

一方でブルートゥースなどを使用していない限りは内部のAV機器などにリモコンから電波が入らない=扉を閉めたまま操作ができないことが予想されます。

その場合はガラス製のものの方が有用です。

内部がすべて露見してしまうので、それでも少しでも隠しておきたい場合は「シルクサイト」と呼ばれるようないわゆる曇り加工のガラスやブラックフィルムを貼るなどで対応できます。

基本的にはガラス部分を多くすることで扉があっても見た目が軽くなるのでこちらを採用する人が多くいます。

見えることを想定して、綺麗に整えた収納を心がけることが重要です。

最近よく目にし、私ども家具蔵でもご提案が多いのが「ルーバー(格子)」仕様です。

見た目は全木製のものより軽やかで見栄えもし、扉を閉めている際にも電子機器の操作も可能で内部にインターネットのモデムなどを収納している際にも電波に影響はありません。

ただ、格子の上に埃が溜まることは懸念され、その点をどう考えるかで採用の可否が分かれそうです。

 

 

私ども家具蔵のテレビボードはどのタイプでも標準品でのデッキ収納部の仕様は「扉無し」となっています。

ですが、オプションや特注で扉を装備させることは可能で、その際には先に挙げたような仕様を多々ご案内できます。

自宅で使用する場合はどのようなタイプがいいのか?

家具蔵各店では収納に関する有資格者がそれぞれにお話しを伺いながら、アドバイスを行っております。

テレビボードをご検討の際は、お気軽に家具蔵各店にてお問い合わせ下さい。

 

家具蔵のオーダー収納の事例はこちらから

 

 

 

 

 

 


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