一枚板は自分にはまだ早い、と考えている人へ
2022.11.9
目次
テーブルを購入する機会
新しく住まいを購入する、今までの住まいをリフォームする、あるいは引越など住環境が変わる時。
今までは小さなテーブルで事足りていたが子供も大きくなったし広いテーブルに買い替えたいと思う時。
傷みも目立つテーブルを新しいものに取り換えたいと思う時。
そのような場面がいわゆる「テーブルを購入する機会」です。
世の中には様々な素材やデザインのテーブルがありますが、無垢材一枚板天板を使用した「一枚板テーブル」の購入を強く、もしくは若干でも検討することもあるでしょう。
一枚板テーブルは早い段階から使用する方が良い
一枚板テーブルには「高級品」というイメージが強くあります。
実際に価格は一般のテーブルよりも高く、それは希少性によるものです。
また、富裕層が使用するものであり、そのような人たちが住む家ならともかく、自宅には合わないのではと考える人もいるかもしれません。
いつかそのようなテーブルが似合う住まいを手に入れたら、いつか一枚板テーブルを使用するような年齢になったら、子供たちが大きくなって汚さなくなったら、自宅でのんびりと過ごす時間ができたら…。
そのような思いにあるのは「自分(たち)にはまだ早い」という観念です。
いわば先入観から高嶺の花と思って憧れの存在のまま終わらせてしまっている人もいるかもしれません。
結論から言えばそのような、つまり一枚板がまだ自分には早い、と考えることはありません。
むしろ、早い段階から使用することで大きな喜びやメリットがあります。
一枚板テーブルは長い期間、買い替えずに使用できる
一枚板天板、そしてそれを使用するテーブルは確かに決して安価なものではありません。
それは100年以上という長い歳月を経た高樹齢の大木からしか生み出せないものだからであり、その希少性が大きな理由です。
しかし、しっかりとした工程、例えば長い期間間違いのない手順を踏んだ乾燥を行い、確かな技術を持った職人が手掛けたものであれば何十年と使用できるものとなります。
つまり「一生物」です。
それだけの長い期間を使用するにあたって、仮にその一回でテーブルの購入が済むのと、数回の買い替えが生じた際には結果的に後者の方が高くつく可能性もあります。
無垢材というのは非常に丈夫な素材であり、メンテナンス性も高いものです。
何十年と使用できるものとして、早い段階で購入すればその後、その魅力を目いっぱい楽しむことができます。
十年後・二十年後に購入するのと比べると実際に使用できる期間は大きく異なります。
同じ金額を支払って、それを使用できる期間やそれを楽しむ時間は早い段階で購入した方が得をするのです。
そのことからも(経済的な事情がある以外で)今一枚板テーブルの購入を「早すぎる」ということはないのです。
一枚板天板の希少性は今後ますます高まっていく
お金の話で言えば、一枚板天板の希少性は今後ますます高まっていきます。
高樹齢の銘木は年々その数を減らし、今は比較的安価に手に入る樹種も徐々に希少となり、高額となっていくことは十分に予想されます。
憧れの樹種があったとして、その頃には既に入手困難なものとなっているかもしれません。
実際にそのような樹種はローズウッド・マホガニー・チークなど多数あります。
今は数もコンディションも選ぶことができたとしても十年後やその後にはそれが叶わなくなっている可能性もあります。
もしくはとても手が届かない金額となっているかもしれません。
折しも為替の問題が世間を騒がせていますが、海外産の樹種ではその部分も価格に反映してきます。
現状よりもさらに高額になり、もの自体が無い、ということがあるかもしれない以上「いずれ」「いつか」ではなく「今」なのかもしれないのです。
子供が小さいからこそ一枚板テーブルを使用してほしい
高額な、あるいは立派なダイニングテーブルを購入するのはお子さんが大きくなってから、という人もいます。
曰く「汚すから」「傷をつけるから」というのが理由であり、それも頷けます。
思い切って購入したテーブルが傷つき汚れていくのは誰でもショックです。
しかし、一枚板テーブルは大人が使用しても汚れたり傷が付く可能性はあります。
小さなお子さんがいるよりはリスクは低くなりますが、完全になくなるわけではありません。
一枚板テーブルに限らず、無垢材家具はメンテナンス性が高いのが特徴です。
スクラッチやへこみなどの傷みも削り直しで修復でき、仕上げの塗装にウレタンクリアフィニッシュを施せば飲料が零れて汚れが残るなどの心配はありません(オイルフィニッシュだとしても水染みなどは修復できます)。
仮に傷みを放置していても、それが色合いの変化などともに味わいとなっていくのが無垢材家具、そして一枚板テーブルの良い部分です。
小さなお子さんがいても何も心配はありません。
むしろ傷みがあっても直して使用することの尊さを教える良い機会であり、小さな頃からいつもそこにあった思い出の場所ができるという情操面でのメリットもあるでしょう。
お子さんが小さいからこそ、一枚板テーブルを使用してほしいと考えます。
「一枚板であればなんでも良い」という人は、ほとんどいないはずです。
理想の一枚板天板と巡り合うために様々な情報を調べたり、あちこちで探したりする人も大勢います。
幾つもの販売店に何度も足を運んでようやく見つけた一枚板天板。
何気なしに立ち寄ったお店で見つけた一枚板天板。
そのようにして「巡り会えた」一枚板天板と同じ時間を同じ空間で長い期間過ごせることはそれだけ長く木の魅力を感じ、恩恵を授かることができることでもあります。
一枚板天板を使い始めるのに早すぎることはありません。
自分に合った一枚板は意外に近くにあるかもしれませんので探し始めてみませんか?
家具蔵の無垢材一枚板天板の事例はこちらから
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