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一枚板テーブルの「良し悪し」はどこで見分ける?

2022.5.27

 

 

一枚板天板を使用した家具の代表格「一枚板テーブル」


 

 

原木をそのまま切り出したものを使用する一枚板天板。

その一枚板天板でつくられる家具には様々な種類があります。

なかでも「代表格」と言えば、やはりダイニングテーブルでしょう。

現代において、ダイニングテーブルは単なる食事の場に留まらず、皆の集まる場であり、空間の顔となることも多いものです。

家族やゲストが毎日のように使用するものとして良いものが欲しい。

唯一無二の一点物やステータスが高いものが欲しい。

自然の力を空間に取り入れたい。

皆さん、様々な理由で一枚板天板をダイニングテーブルとして使用することを検討しています。

 

数ある一枚板天板の見極め方は?


 

 

そもそも家具選び、というものは他のものと比べて頻繁に買い物の機会があるものではありません。

テーブルにしても同様で、そのことでいわゆる「経験値」が上がらずに選択の際に迷いが生じることにも繋がります。

大きな買い物となることも多いので失敗はしたくない、しかしどう選べば良いのかわからない。

そのような人もいることでしょう。

数ある一枚板天板の中から良いものを見分け、長い期間愛用できるものを選ぶにはどこを見極めれば良いのでしょうか。

 

見た目のうえでは優劣は無し。自分の好きなものを選ぶ。


 

 

一枚板天板を使用する一枚板テーブルは、空間を美しく見せるインテリアという側面と日常の暮らしを支える道具という側面、両方を併せ持っています。

このうち、インテリアという側面で見るのであれば、いわゆる「見た目」がたいへん重要になってきます。

樹種の選択はそのまま家具の「色」ともなるので空間での「合わせ」を考える上では外せません。

明るい色を持つ白木のものが良いのか、濃い色合いを持つ樹種が良いのか。

そして形状、木目、割れや節の有無や大きさ。

そのすべてが一枚板テーブルを形作る大事な要素です。

そして、このどれについても、その「良し悪し」という点には差はありません。

勿論、人には好みがあり、それが自宅に合わないと思うこともあります。

その形状では使いにくいと感じる、そういったものがあるのも事実です。

ですが、その天板自体はどれも世界に一つの一点物です。

そこに優劣は無いのです。

私ども家具蔵でも、インテリアとして語る上ではある程度のセオリーやテクニックもあるのでそこに従ってお話しすることはありますが、基本的にはその人が選んだ一枚がその人にとって最高のもの、という考えです。

価格の差などもありますが「高額だから良いもの」ではなく「自分が選んだものが世界で一番のもの」という見方をしてもらえればと思います。

 

「長く愛用できるかどうか」のポイントが一枚板天板の良し悪しを左右する


 

 

一方で一枚板テーブルを「日常の暮らしを支える道具」という観点で見た場合にはどのようなものを選ぶか、そしてどういった場所で選ぶのかが「長く愛用できるかどうか」を左右します。

ここに「良し悪し」は存在すると言って良いでしょう。

まずは乾燥の工程がしっかりとされている、そしてそれが分かるものを選ぶことが大事です。

木というのは立ち木の状態ではほぼ水分の塊りのようなもので、その水分をしっかりと抜く、つまり乾燥がしっかりされていないと使用中に反りや割れが生じやすくなります。

どのような一枚板を選んでもその可能性が100%無くなるわけではありませんが、できるだけその可能性が少ないものを紹介している=乾燥工程がしっかりしていることがわかる販売店で購入することをお勧めします。

また、メンテナンス体制がしっかりしていることも重要です。

長年使用しているなかで傷みを修復したいと考えた際に、しっかりと相談できるような体制を整えているところで購入することをお勧めします。

そして、テーブルとして使用する際に必要な「脚」は使いやすさに大きく影響します。

椅子の座面高に対して適正なものとしてくれるか、様々な形状や取付方法があるなかでテーブル下の自由度が高く、安全なものとなっているか。

これらはある意味でどのような樹種や見た目の一枚板を選ぶかよりも重要な点です。

こうした部分を明確にしっかりとフォローしてくれるのは、やはり家具販売店となります。

工程などもしっかりと説明してくれて、メンテナンス体制もしっかりとしている、それでいて一枚板天板を家具として考えることのできる工場直営の家具販売店で一枚板天板を選ぶことをお勧めします。

 

サイズ選びも非常に重要


 

 

テーブルとして使用する以上、サイズに関する部分の確認は欠かせません。

ダイニングテーブルというものは多くの場合、空間を大きく占めるようなものとなります。

従って、周囲に対して影響が少ない=回遊などに邪魔にならないようなサイズを選ぶことが重要ですが、その一方で広ければ広い方が物理的にも気持ちの上でもゆったりとすごすことができます。

そのうえで必要とする椅子の数を収納できなければいけません。

ある意味で相反するその2点の丁度良いバランスをふまえてテーブルのサイズを決めていくわけですが家具は試着ができません。

また「このくらいで良いだろう」という見立てで実際に置いてみると大きすぎた、あるいは小さすぎた、ということもあります。

一枚板テーブル選びは、間取り図面からのシミュレーションや訪問での採寸、あるいは型紙などの提供で実際のサイズ感覚を的確に導き出してくれるような家具販売店で選ぶことをお勧めします。

 

一枚板天板選びは

・形状や価格は基準となるがそこに優劣は無い、自分の好きなものこそ至高。

・工程、メンテナンス、サイズをふまえた提案をしてくれる家具販売店で選ぶ。

この2点が重要です。

私ども家具蔵でも工場直営の各店で非常に長い期間乾燥をかけた天板を様々なサイズで展示しています。

また、脚も無料(例外有)で取付します。

30を超える樹種を展開し、メンテナンス体制もばっちりです。

まずは軽い気持ちでお声掛けください。

長く愛用できる一枚板天板の選び方をお話しさせていただきます。

 

家具蔵の扱う無垢材一枚板の詳細はこちらから

 

 

 


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