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インテリアトレンド「ジャパンディスタイル」とは?

2024.3.6

 

 

様々な表現や手法があるインテリアスタイル


 

 

インテリアのスタイルは様々なものがあり、どのようなスタイルを選ぶかで空間の雰囲気も大きく変わります。

昔から存在するオーセンティックなものからそれに少し現代風の味付けを加えたもの、最新のトレンドや複数のスタイルを掛け合わせた「ミックススタイル」までじつに多種多様です。

 

長く続く定番的な人気を誇るインテリアスタイルのひとつに「北欧スタイル」「スカンジナビアンスタイル」があります。

自然味あふれる素材使いやモチーフの利用、そして優しい色使いは一般の住まいにも取り入れやすく、家具やアクセサリーのデザインも美しいものが多いので継続して高い人気を誇ります。

一方で日本という国の文化や美学をふんだんに取り入れた「和」を前面に押し出した「ジャパニーズスタイル」もやはり高い支持を得ています。

この「和」のエッセンスを定番のモダンスタイルに掛け合わせた「和モダン(ジャパニーズモダン)」もまた日本だけでなく海外でも愛好者の多いインテリアスタイルです。

 

ジャパンディスタイルとは「和×北欧」のスタイル


 

 

インテリアトレンドは年々異なる発信や移り変わりがあり、その中で継続的に高い支持を得て定番化していくものもあります。

そのひとつが「ジャパンディ」スタイルです。

これは「北欧スタイル」と「ジャパニーズスタイル」の掛け合わせのスタイルであり、いわば「北欧ジャパニーズスタイル」とでも表現できるものです。

このジャパニーズ=日本の要素とスカンジナビアン=北欧の要素をミックスしたインテリアスタイル。

一時期SNSなどでもコーディネート例が盛んにとり上げられ、海外も含めてインテリアトレンドを席巻していました。

もちろん今でも高い人気を誇ります。

ジャパンディスタイルはおおまかに言えば「和の洗練と北欧カルチャーの温かみが合わさったインテリア」と言えます。

「洗練」というとやや硬い、ともすれば無機質的なイメージがあります。

一方でインテリアにおける温かみとは素材感で言えば木材やファブリックといったものでしょう。

この「洗練×温かみ」という組み合わせ、一見難しそうだなと感じる人もいるかもしれません。

しかし、いくつかのポイントを抑えておけば決してそのようなことは無いのです。

 

ジャパニーズスタイル・北欧スタイル、それぞれの特徴は?


 

 

実際にジャパンディスタイルの取り入れ方を見ていく前に「ジャパニーズスタイル」「北欧スタイル」それぞれの特徴を掘り下げていきましょう。

日本の伝統美でもある「詫び・寂び」の体現化や畳や障子といった日本に古くから伝わる住居文化をそのまま取り入れたのが「ジャパニーズスタイル」であり、これで統一された空間はいわゆる「和室」となります。

それに現代的なエッセンスを加えることでより洗練された空間が完成し、この和テイストをふんだんに取り入れたインテリアスタイルは国内よりもむしろ海外で人気です。

自然と共存する昔ながらの「和の心」が時代の波にも上手く適合した結果とも言えます。

一方、北欧スタイルの特徴は美しいデザインや色使いにありますが、そのどれもが自然との共存を大前提としていることも挙げられます。

自然と共存するという観点において、季節を楽しむことを是とするジャパニーズスタイルとの共通点が見て取れるのは面白いことです。

また、彼の地における冬は長く厳しいことで有名です。

それによる物資不足は「物を長く大切に使い続ける」ことに繋がりました。

それはモノづくりの姿勢や暮らし方に表れ、「もったいない」を日常とする日本の暮らしとも似ている点があります。

互いに共通点のある両者の文化。

冬のあまり陽が射さない暗い室内を明るくする、という意味合いもあって柔らかな色使いや可愛らしい動物や植物をモチーフにしたファブリックなどを使用し「居心地」を求める空間の作り方は、ともすれば美意識の深化に目が向きがちなジャパニーズスタイルを補完する意味で良い組み合わせと言えるのではないでしょうか。

 

ジャパンディスタイルの具体的な取り入れ方は?


 

 

ここで実際にジャパンディスタイルの具体的な取り入れ方を見ていきます。

まずは色使いです。

北欧スタイルはポップな色を使用したアクセサリーも多いですが、ここではあまりやりすぎずに白やベージュ、グレーなどの「無彩色」中心でまとめるのが無難でしょう。

そこに黒や彩度の低い赤や緑、青系の色を差し込むのも良いかもしれません。

また、自然と共存する和と北欧のミックススタイルですから、使用するものは自然素材がお勧めです。

家具は無垢材、内装も漆喰や珪藻土、無垢材フローリングなどを使用し、麻やコットン、ウールなども取り入れながら、随所に観葉植物を置くとより「自然味」が増します。

そして和室の精神である「引き算の美学」、つまり極力何も置かないことを教材とし、必要最低限のもので空間をまとめること。

特にデザイン性の高い北欧家具を取り入れるならそれらを際立たせる意味でも互いの余白をしっかり確保するようにします。

ジャパンディスタイルの場合、ベースになるのは北欧スタイルに和のテイストを取り入れることです。

その意味では「和モダン」とも似ていますが、家具は北欧、あるいは北欧風のものとしながら随所に「和」を感じさせるものがあると機能的でありながらしっかりとジャパンディスタイルを演出できます。

 

 

距離も離れていて、文化や気候も異なる日本と北欧。

しかしそこには「自然や暮らしを大切にし、シンプルな生活をする」という考えの共通点があります。

そして、それこそが今の時代に必要であり、今後も大切にしていかなければならないことに他なりません。

何年先も支持されていく、つまり今後も定番化していくといわれるジャパンディスタイル 。

私ども家具蔵でも、このジャパンディスタイルの体現に相応しい、長く愛用できる無垢材家具をご案内しています。

同時にそれを最大限生かすことができるよう、家具のご紹介だけでなく空間づくりのご相談も承っています。

是非、最寄りの店舗に足を運んでみてください。

 

家具蔵の各種相談会のご案内はこちらから

 

 

 

 

 

 


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