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家具にこだわる人が「ダイニングボード」をオーダーする理由とは?

2021.9.26

 

 

ダイニングボードは集中収納である


 

 

ダイニングボード、いわゆる食器棚はその名の通り「食器(やカトラリーなど)を収納する」家具です。

日本では茶箪笥や水屋箪笥に端を発するこの収納家具は、一時はどんな家庭にも、そのスタイルは違えど必ず置いてある家具の一つでした。

「ダイニング」というからにはダイニングルーム、つまり食堂スペースにレイアウトされることが本来ですが、思い出してみると、リビングスペース、あるいは応接間に父親のお気に入りのお酒やグラス、旅行などの思い出の品や写真が普段使用している食器と一緒に飾ってあることも多かったのではないでしょうか。

つまり、ダイニングボードは多目的な用途で使用される集中収納を可能にする家具でもあった、というわけです。

 

 

壁面収納の役割


 

 

この流れは現代においては「壁面収納」がその用途を担っているといえます。

テレビ収納やデスク機能を持たせたものもあり、そのスペースだけで多くの用途をこなすことができるものが普及しているのは、収納場所が限られることの多い日本の住宅事情や、リビングダイニングで過ごす時間の多さも手伝ってのことでしょう。

この壁面収納は扉・引き出し・オープン棚といった要素で構成され、例えば扉も鏡板仕様で収納物を隠す、反対にガラス扉で収納物を見せるというように目的ごとにそのデザインを変えていき、使用する人のニーズを満たします。

 

「隠す」「仕舞う」「飾る」を一台に備えたものがダイニングボード


 

 

話をダイニングボードに戻せば、こうした「隠す」「仕舞う」「飾る」といった要素を壁面収納のような大きなスペースを要することなく、基本的には置き家具として賄うことができるのがダイニングボードです。

ダイニングボードはたいてい、180センチ~200センチ前後の背の高いものであり、その構成は引き出し・扉などで構成される下台と、ガラスの開き扉と内部の棚板を装備した上台に分かれます。

こうした収納家具に求められる様々な要素、「隠す」「仕舞う」「飾る」を一台に備えたものがダイニングボードなのです。

 

好きなものをいつでも目に入る場所に美しく置いておける、必要なものをすぐに取り出せる場所に仕分けしておける、普段よく使う(あるいはあまり使わない)ものを隠して収納しておける、そんな様々な用途を楽しむことができるダイニングボードという家具を少し掘り下げてみましょう。

 

食器棚として使用するダイニングボードの選び方は


 

 

ダイニングボードが食器棚以外の用途も兼ねることが多いことは先の項でもお話ししました。

それでも本来の目的は「食器を収納する」ことにあります。

現代において、良く使用する食器の収納はキッチンの背面収納やキッチン本体の引き出し収納などが主となりますが、特別なカップや記念のグラス、コレクションのお皿を飾ったり、中には単純に食器の量が多すぎてキッチンには収まりきらない場合はやはりダイニングボードの出番です。

思い入れのある食器は、せっかくであればアートのように飾ってダイニングでのゲストとの食事や、寛ぎの時間に眺めて過ごしたいものです。

そういった場合にはやはりガラス扉付きの「見せる」収納が適しています。

ガラスの扉は光が入ることで、中に収納されているものも美しく見せてくれる効果があります。

ただし足元、つまり下台もガラス仕様の扉となっていると、何かの拍子にぶつかって割れてしまうのではないか…、

という不安も頭をよぎります。

そんな心配を払拭するためにも、そして「隠す収納」を実現させるためにも、下台は鏡板の扉を選ぶことがお勧めです。

また、食事に使うカトラリー類は取り出しやすいようダイニングスペース、あるいはダイニングテーブルの近くに仕舞っておきたい、ということもあるでしょう。

多くの種類があるカトラリーは出し入れしやすく、どこに何があるか一目でわかる浅めの引き出しに収納しておくのが便利です。

且つ、立ったままの状態で中身が一目で分かり、モノの出し入れがしやすいように引き出しは腰の位置に近い場所にあるものが良いでしょう。

 

コレクションボードや本棚としてのダイニングボードの用途


 

 

ダイニングボードはその仕様ゆえに様々な用途が考えられます。

例えば、先ほどからお話ししているような飾り棚。

食器収納ではなく、純粋なコレクションボードとしても使用することはガラス扉の収納家具だからできることです。

その場合、棚板がガラス製のものを選び、照明なども装備されているものだと、中に入っているものがより美しく見えることでしょう。

あるいはブックボード、本棚として。

扉があることは蔵書に埃が掛かることや直接の日焼けを防ぐ効果もあります。

この場合、棚板を厚いものにしておくと書籍の重みで棚板がたわむことを予防できます。

ダイニングテーブルがテレワークの現場となっている人は引き出し部分を効率の良い収納場所としても良いでしょう。

お気に入りのものが美しく収納してあるダイニングボードならWEB会議での背景としても映えるはずです。

 

 

こだわるならオーダーメイドという選択肢


 

 

こうして見てみるとダイニングボードには多様な可能性があり、そこで求めたい機能や快適性が増す仕様はそれぞれ異なることもわかります。

食器を収納する、という原点に立ち返った際にお気に入りの大皿が収納できるか、という点なども気になります。

また、食器棚そのものを置くスペースの問題もまた付き物です。

いわゆる既製の家具は大量生産によりコストが抑えられる=安価であることが魅力ですが、その分サイズや仕様はどこか必ずと言っていいほど妥協点が必要です。

家具が好きな人たち、あるいはこだわりがある人たちは「家具に自分を合わせる」のではなく、「自分に合った家具選び」を行います。

つまり「オーダーメイド」です。

オーダーメイド、いわゆるオーダー家具であれば設置場所に合わせたサイズ設定はもちろん、引き出しの数・幅・位置・深さ、扉の仕様や形状、全体の素材まで自分好みのものが手に入ります。

例えば食器収納以外の用途でも、さきにお話ししたような「照明を付けたい」「棚板を分厚くしたい」といったプラスアルファを叶えやすくなります。

 

家具に関してオーダーメイド、というとピンとこない人もいるかもしれません。

しかし、洋服が好き、靴が好き、であれば自分に合ったぴったりのものをオーダーメイドで作ることもあり、それは比較的市民権を得ているものです。

家具も同様で、やはり家具が好き、自宅での時間を大切にしている、という方は自分にあった家具をオーダーし、長い期間使うことができるような選択をします。

自宅の間取りに合わせ、使い勝手にこだわった家具なら毎日の生活がよりスムーズに、心地良いものになります。

 

このように、実はオーダー要素がとても多いダイニングボード。

今一度ご自身の毎日使うダイニングボードは本当に使いやすいのか、愛着を持って使えているのか、見直しをしてみてはいかがでしょうか。

自分に合ったものをオーダーすれば毎日の暮らしが確実に変わってきます。

詳しくは家具蔵スタッフまでお気軽にご相談ください。

 

オーダーでの無垢材食器棚・カップボードのご紹介はこちらから

 

 

 

 


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