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テーブルとチェアの「最適な」高さのバランスとは

2021.9.18

 

 

お気に入りの家具が使いにくいならそれは「高さのバランス」に原因があるかも


 

 

ダイニングテーブルとダイニングチェア。

あるいはワークデスクとワークチェア。

どちらも「座って何かを行う」という意味では切っても切り離せないものであり、テーブルやデスク、どちらかを選ぶ際には対となるチェアも選ぶことは、ある意味で当然の流れといえます。

大きなテーブルや、素材やデザインがとても気に入っているテーブル。

自分が使いやすい仕様になっているデスク。

それに合わせて導入したデザインや座り心地が良いチェア。

それぞれを見れば、たいへん素晴らしいものばかりです。

それにもかかわらず、それを使っているとどこか使いにくい、あるいは居心地が良くない、何故か疲れるといったことがあるとすれば、それはお互いの「高さのバランス」に問題があるかもしれません。

 

 

不自然な姿勢が疲れや痛みを生む


 

 

チェアの座面高とテーブル、あるいはデスクの天板の高さには密接な関係があります。

チェアに腰掛けてテーブルやデスクの上で作業を行う、例えば食事をする・書き物を行う・PCを操作する、といった場合に「作業しにくい」「疲れやすい」と感じるのは背筋が不自然に丸くなっていたり、肩が異常に上がった状態であったりする場合です。

そうした姿勢の持続は疲れやすくなるだけでなく、作業の効率も悪くなり、肩こり・眼精疲労・頭痛・腰痛といった身体的な負担にも繋がっていきます。

 

テーブルやデスクとチェアをバラバラに買うことで起こることとその原因は?


 

 

テーブル、デスクとチェアの高さが合っていない。

私たち家具蔵にいらっしゃるお客様から伺う悩みにもこの手のお話しは非常に多く、こうした事例は意外とよくあることがわかります。

テーブルとチェア、あるいはデスクとチェアは対の関係であり、テーブルやデスクを選ぶ際にはセットになっているチェアも一緒に同じ場所で選ぶのがかつての家具選びでした。

現代では、家具を購入する手段や場所が多様化したこともあり、デスクは○○で買う、チェアは△△で選ぶ、と別々のルートで購入することも決して珍しくはありません。

その時にテーブル・デスクの天板高が求めるチェアの座面高がマッチしないという事態は起こりえます。

メーカーごとの標準とする規格が異なる、あるいは生産国が異なる場合がそれに当てはまるでしょう。

よく、欧米のインポートチェアは座面が高いといわれます。

これは体格の違いもありますが、一番の違いは室内で靴を履くかどうかによります。

靴を履いた状態であれば、いわば「底上げ」された状態になりますので、足の裏が床に着く適正な座面高も高くなります。

そして、それに応じたテーブルやデスクの適正な天板高もまた高くなります。

一方で日本は室内で靴を脱ぐ文化ですので、体格の違いも手伝って、チェアの適正な座面高は低くなります。

すると、それに合わせるテーブルも欧米のものに比べて低くなるというわけですが、テーブル・デスクとチェアのどちらかが日本製、どちらかが海外の輸入品、というケースで、この「テーブル、デスクとチェアの高さが合わない」問題は多くなっています。

 

チェア選びの重要なポイントは「足の裏が床に着くか否か」


 

 

テーブルとチェアを別々に選ぶことは決して悪いことではありません。

もちろん、同じ店舗・メーカーで選ぶことでこうした失敗は少なくなりますが、それをふまえたうえでいずれにしても大事なことはそのチェアに座っていかに「快適に」「疲れにくく」過ごすことができるかどうか、です。

その要素に加え、そしてそのチェアの座面高に適したテーブルの天板高であることが作業性や使い心地に秀でたものとなります。

必ず確認しなければいけないのは、チェアに深く腰掛けた状態・背もたれに自身の背中がついた状態で、足裏が床にしっかりと接地しているか否か、です。

疲れにくい座姿勢とは、自身の体圧が適切に身体の各所に分散されている状態です。

お尻、背中、太腿、肘掛のあるチェアなら腕、といった身体の各所、そして足裏に均等に体圧分散できているのが理想です。

足裏が床から離れた状態が続くことは他の部分に自重が掛かり体圧が適度に分散できず、結果疲れやすくなってしまいます。

ですので、まずは着座の際にしっかりと足裏が床面に着くかどうかを確認すべきなのです。

(ただし、これも単純に足裏が床に着いているからなんでも良い、というわけではなく、あまりに低すぎる座姿勢は立ち上がりを億劫にし、膝が上を向きすぎることで逆に疲れやすくなってしまいます)

 

試座の際には靴を脱ぐことは鉄則


 

 

この「足裏が床にしっかりと着く」かどうかをしっかりと確認するポイントは試座の際に「靴を脱ぐ」ということです。

さきにお話ししたように日本の住文化では靴を脱いで屋内で過ごし、大抵のダイニングチェアは屋内で使用します。

であれば屋内で使用するのと同じ状態で試さないと、いざ家の中で使用する際に「あれ?」となってしまうわけです。

裸足の状態で足裏が床に着くようなら問題はありません。

もし足裏が床に着かない、そんな時は座面高を調整する=椅子の脚をカットするという手段があります。

スチール製の脚や既成の在庫品で脚がカットできない場合もありますが、私たち家具蔵のようなオーダー製作の家具販売店であれば、お好みの寸法でのカット対応が可能です。

 

最適な高さのバランスは「28~30センチ」


 

 

座面高が確定した時点で、それに最適なテーブルの天板高も決定できます。

この基準は座面の高さから「28センチ~30センチ」を加えた高さです。

例えば座面高が41センチなら、適正なテーブル高は69センチから71センチとなります。

この数値の関係性が、食事やデスクワーク等の様々な作業を快適に行う大きな要素となります。

因みに家族が皆同じ身長ということは滅多になく、それぞれの適正な座面高もバラバラであることが殆どです。

しかし、使用するテーブルは一台。

それぞれが異なる座面高に一定の高さのテーブルを使用していては、ある一人は快適でも他の人はそうではない、そうした事態も起こりえます。

その時基準となるのは「使用する人の中で一番小柄な大人」です。

例えば奥様が使用するチェアの脚を2センチカットすることが、奥様にとって一番良い座面高になるとします。

そこで奥様に対して丁度良いテーブルの天板高も決まりますが、ご主人のチェアの脚をカットでせずに使用してしまうと、ご主人の座姿勢に対してはテーブルが低すぎることとなります。

そこでご主人のチェアの脚も同様に2センチカットすることで奥様と同様の「28~30センチ」という理想の差尺となり、互いが作業しやすいバランスが生まれます。

大事なのは座面と天板の高さを「28~30センチ」に保つことであり、例えばチェアとテーブルをバラバラに購入する際にも、そこだけしっかりと押さえておけば、少なくとも不自然な姿勢で食事や作業を行うことは避けられます。

 

 

テーブルとチェアを選ぶ際には適切な座面高からテーブルの高さを割り出し、チェアのみ買い替える場合にはテーブルの天板高ありき、テーブルのみ買い替えるような場合にはチェアの座面高をしっかりと把握しておく、このポイントをしっかりと押さえておきましょう。

家具蔵では家具選びのプロが、自身の経験や様々な事例も引き合いに出しながら、お客様一人一人に合ったテーブルやチェアのご案内を行います。

気に入って購入したテーブルやチェアの魅力を最大限引き出せるよう、適切なアドバイスのもと、家具選びを楽しんでください。

 

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