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ラウンドバックチェアがダイニングでの「くつろぎ時間」を連れてくる理由とは

2021.8.9

 

 

ダイニングルームの役割が変わった


 

 

ひと昔前までであれば、住まいの間取りは「食事室」「居間」と、その役割が明確に決まっていました。

時代は変わり、食事室はダイニングルームと名を変え、居間はリビングルームになりました。

空間そのものもリビングダイニング(LD)と名付けられた、連動して考えられたものとなっています。

部屋ごとの役割が明確でなくなったことで、ダイニングルームは食事をするためだけの空間、という認識はもはやなくなりつつあります。

 

ダイニングテーブルの用途も幅広く


 

 

これはある意味で日本の住宅事情も関係しているかもしれません。

限られた床面積の中で効率よく快適に、且つ家族同士のコミュニケーション性も加味したうえでの選択であるとも言えます。

そんななかでダイニングスペースに置かれるダイニングテーブルも、その用途が幅広くなってきたのです。

食事はもちろんのこと、趣味や仕事などの作業、あるいはお子様の勉強の場に。

家族の団らんの場にもなれば、来客に対応する場所ともなります。

よりゆったりとした場を求めて大きなサイズのダイニングテーブルを選ぶ人、あるいはコミュニケーション性を重視してラウンド型のテーブルを選ぶ人も増えてきています。

使用目的が変われば、形状や求めるものも変わる、そんな時代へと変わってきました。

 

 

ダイニングチェアも様々なニーズに応えた多様化の時代に


 

 

そこで使われるダイニングチェアも、食事をするため「だけ」のものではなく、居心地の良さと寛ぎが重視されるようになるのはある意味自然なことです。

「ただ腰をかける道具」でなく、シーンに合わせてより快適に使用できる、あるいは作業性を追求できる、もしくはゆっくりリラックスできるチェアを求める時代になっています。

 

ダイニングチェアは「3つのタイプ」に分かれる


 

ダイニングチェアは、その座り方・求める過ごし方によって大きく3つに分類されるといえます。

「作業効率を高める正しい姿勢を重視したチェア」

「寛ぎを得ることができ、且つ正しい姿勢で座れる万能型のチェア」

「ゆったりとした寛ぎを重視したチェア」

の3種類です。

 

作業効率を高める正しい姿勢を重視したチェアとは


 

 

チェア本体はわりと小ぶりで、背もたれや後脚部が垂直に近いデザインのものが多くみられるタイプです。

腰を奥まで入れて、深く座ることで、背もたれに背中を沿わせるような姿勢で座ることのできるチェアです。

テーブルでしっかりと姿勢よく作業をする人に特にお勧めのものといえるでしょう。

深く座った際の背中をしっかりホールドしてくれるようなサポート感ある背当たりの良さが特徴です。

有名なものとして当てはまるのは「エルボーチェア」や「ドロップチェア」などがあります。

 

寛ぎと正しい姿勢で座れる万能型のチェアとは


 

 

様々なシーンにおいて、ある程度、どんな姿勢にも対応してくれる万能型チェアです。

特に背をもたれた際、背もたれが「しなる」ようなものは万能型といえます。

使う場所・シーンを選ばないので、ダイニングからワークスペース、お子様の勉強机のチェアにもオススメです。

また、このタイプのチェアは、アーム(肘掛)がないものが多いのが特徴です。

デザイナーズチェアとして有名な「アントチェア」「セブンチェア」などが代表例というところです。

 

ゆったりとした寛ぎを重視したチェアとは


 

 

座面全体が広く、チェア自体の幅なども大きさがあるタイプのチェアです。

背もたれが大きくラウンドしているデザインは、このタイプとして大別できます。

アーム(肘掛)が付いているのが特徴で、一般的には、「ラウンドバックチェア」と総称されることが多いタイプです。

「Yチェア」「ザ・チェア」などはこの系譜の代表的なものですが、ダイニングスペースで長い時間を過ごすような人にお勧めのタイプです。

 

 

ラウンドバックチェアは「過ごし方」を変える


 

 

コロナ禍の影響もあり、多くの人が住まいでの過ごし方に変化を感じているはずです。

それでなくてもダイニングスペース、あるいはダイニングテーブルの役割は従来の「用途限定型」から「何でも型」に変わってきています。

その中で家の中にいる時間が長い=ダイニングスペースにいる時間が長い=ダイニングチェアに座っている時間も長い、ということになるのです。

そうなるとダイニングチェアを選ぶ際、食事だけの為の用途ではなく、食事後の時間や食事以外で過ごす時間を豊かにするために、ゆったりと寛げるチェアを求める方が増えるのは道理です。

そんなダイニングでの過ごし方の変化とともに人気を高めているのが「ラウンドバックチェア」です。

 

快適でゆったり寛げるチェアの条件とは?


 

 

快適なチェアの条件として、よく座面のクッション性(硬い・柔らかい)がひとつの基準として考えられがちです。

それもひとつの要素ですが、それよりも座面が広く、チェア自体の大きさも(ある程度)備えたタイプこそが、ゆったり寛げるチェアの条件となります。

人は、長時間同じ姿勢でいることが出来ません。

個人差はありますが、一般的には40分程度が限界とされています。

寝ている時でさえ、知らず知らずに同じ姿勢ではなく、寝返りをしますね。

寝返りの一番の理由は、血液の循環を良くするためです。

人間は同じ姿勢でいると、特定の部分だけに負担がかかり、疲れが溜まります。

就寝中に全体重を支えている部分は、常に圧迫されその部分の血液の流れが悪くなるのです。

例えば、一番身近で分かりやすいところですと、正座を続けると足がしびれてしまうことです。

足が長時間圧迫され続けることで、血液の流れが悪くなり、しびれを起こしてしまいます。

チェアに座り続けることも実はそれと同じことなのです。

また、人の両腕の重さは、体重の約10%程度と言われています。

日々の生活の中で、この両腕の重さが、肩や首のコリ、腰痛、姿勢に悪影響を及ぼすことがあります。

身体を休めるには、この両腕を適切な場所にしっかり納めてあげることが大切です。

その為、アーム(肘掛)が重要となってきます。

アーム(肘掛)の無いチェアで長時間座っている、そんな時に無意識にテーブルに肘をついている、ということもあるはずです。

これは、「重い両腕」の負担をなんとかやわらげよう、とする人体の自然の動きなのです。

この姿勢で座り続けると、首や腰に負担が掛かりすぎ、長時間の着座が困難になります。

そのため、背もたれが大きくラウンドしているラウンドバックチェアは、まさにサイズもゆったり、身体の可動域が広く、過ごし方の変化とともに多くの方に支持されているチェアとなるわけです。

 

家具蔵の無垢材アームチェア「グランデ」という選択肢


 

私たち家具蔵でも今回のテーマ「ラウンドバックチェア」は多数ラインナップされています。

そのなかでも新定番ともいえる「無垢材アームチェアグランデ」を紹介しましょう。

グランデは、繊細で流れるような曲面に削り出された笠木とアームが、無垢材の持つ優しさに包み込まれるような心地良さを感じさせてくれます。

曲木では表現できない木目本来の美しさと力強さは、職人の持つ高度な木組みと削り出しの技術によって実現したものです。

幅広で分厚い木材から削り出された笠木は、人の体のラインに基づく3次元曲面に削り出され、アームから後ろ脚へと流れるように続く有機的なフォルムを「さすり仕上げ」によって表現しています。

置き場所を選ばないコンパクトなサイズからは想像できないほど、優しく体全体を受け止めてくれるこのチェアの存在は寛ぎの時間を演出し、特別な空間を作り出します。

 

ダイニングは、食事で英気を養う場所であり、心身ともリラックスできる場所でなければいけません。

だからこそ、「座る」ということにもっとフォーカスして考えてもいいのではないでしょうか。

今回のテーマであったラウンドバックチェアを含め、40を超える無垢材チェアを受注製作でご案内しています。

熟練の職人が木組みでつくる、耐久性抜群のチェアは日本の住まいと日本人の「座る」を突き詰めたものです。

それぞれの方にあったチェア選びをお手伝いしていますので、お気軽にお試しください。

 

家具蔵の無垢材チェアのラインナップはこちらから

 

 

 


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