おすすめの日本製ダイニングチェアとは?
2021.7.8
ダイニングスペースとはどんな場所か
ダイニングスペースは、家族が集まって食事をし、語らいを楽しみ、時にはお客様をもてなす空間です。
また最近では趣味や仕事をこなす場面も多くあることでしょう。
その為、かなり多くの時間を、この「ダイニングスペース」という空間で過ごすことになります。
そこでダイニングチェアを選ぶ際には見た目や座り心地はもちろん、家族構成やダイニングの雰囲気、テーブルとの相性なども考えなければなりません。
多種多様なダイニングチェアがありますので、どんなものを選ぶのがベストなのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなダイニングチェアをご紹介します。
体に合った座面高により生まれる快適さ
欧米でデザインされたチェアはシルエットが美しいものなどもたくさんあり、どれも目を惹かれます。
ひとつひとつを見ると、どれも素晴らしいものですが肝心の座り心地はどうでしょう?
一般的に日本人と欧米の人たちは骨格と体格が異なります。
また、家の中で靴を脱ぐ文化と、そうではなく靴を履いたまま過ごすことの多い文化では椅子の使い方、過ごし方に大きな違いがあります。
体の大きさも違い、家のなかでも靴を履くそのスタイルに合わせ欧米でデザインされたものは、体の大きさも違い、家の中で靴を脱ぐ文化を持つ日本人にとっては、座面高が高いものがほとんどです。
そのため、多くの日本人の体型では「かかとがしっかり床に付かない」ということがあります。
特に女性は、そのような経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか。
椅子に座ったときに荷重がかかるのは背中・お尻・太股(の裏)・足裏です。
そこに均等に荷重が掛かかることで、偏った荷重を避け、疲れにくい座り心地が生まれます。
これが、かかとが床に付かないと、荷重できない=他の箇所に荷重が掛かる=疲れやすくなるのです。
また座り方によっては太股裏にしびれを感じるような事態もあるでしょう。
「足の裏が床に付かない」ことに対して、人によっては「そういうもの」と考えている方もあるかもしれません。
しかし、そのことで「ゆっくり快適に過ごす」という点においては大きな「損」をしているかもしれないのです。
家具蔵ではダイニングチェアをはじめ、すべての家具を注文を受けてから製作を行います。
その工程で体に合った高さに調整して、かかとがしっかりと床に付くようにできるので体圧分散も均等な、快適な座り心地になるのです。
テーブルの高さとの関係性
日本のメーカーがつくるダイニングテーブルは基本的に総高70cm前後のものが多く、海外メーカーのものは総高72cmから75cm(あるいはそれ以上)程度のものが殆どです。
これにはやはりチェアの座面高が大きく影響しています。
座面高の高い海外メーカーのチェアに合わせるテーブルの天板高・総高は当然のことながら高くなります。
国産メーカーの場合は体系や「靴を脱いで」使うことを想定しているので、座面高は海外のものよりも低くなり、それに応じてテーブルも低くなるのです。
よくあるのが「インポートもののテーブルを買ったがチェアは国産のもので高さが合わない(またはその逆)」というものですが、それぞれ相性があり、座面高とテーブルの総高は密接な関係を持つのです。
そのため、1cm単位で調整し、身体に合わせたものを用意する必要があるのです。
日本製ダイニングチェアは「無着色」「無垢材」のものを選ぶ
こうして見てみると「日本人には日本人の体形やスタイルに合ったチェアが良い」ことがわかります。
そんな日本人の特性を知り、日本人のためのチェアを作ることができるのはやはり日本のメーカーであり、日本製、つまりメイドインジャパンのものです。
そうした日本製のチェアは多々ありますが、その中でお勧めしたいのは無着色で仕上げた無垢材のもの。
無着色、つまり素材の色そのままでつくられるチェアは傷が目立ちません。
いわゆる「着色もの」は傷がつくと下地が露出し、その風合いを損ないます。
傷も目立たなく、木目の美しさを活かした無垢材チェアは、インテリアとしても道具としても長く愛してもらうことができるのです。
家具蔵のこだわり
一般的に無垢材のダイニングチェアは、大きく分けて「板座」(木の座面の椅子)と「張座」(クッションのあるタイプ)の2種類があります。
そのなかで「板座」チェアは世界的にも圧倒的に少ないのですが、それは「製作が難しいから」に他なりません。
実際に高耐久で長期の使用に耐えるものをつくろうとするとき、乾燥の工程を含め、高い技術とノウハウが必要になるからです。
私たち家具蔵では創業から68年を数えるノウハウと熟練の職人の技、そして機械加工と伝統工法のバランスを上手く合わせた家具作りを行っています。
それはダイニングチェアにおいても同様です。
曲木では実現できない個性豊かな木目の表情を活かすための削り出し、日本が誇る伝統の「木は木で締める」という木造建築技術を応用した木組みによる接合、その座面の削り込みの深さは臀部から太股にかけて着座時の体圧が分散されるようになっており、板の座面とは思えないほどの優しい座り心地です。
それを含めた人間の体型を考えた曲線の数々は美しさを持って「座り心地の究極の形」を表現しています。
家具蔵の無垢材チェアは種類もたいへん豊富。
現時点で40を超えるデザインの違いは、それぞれ異なる暮らし方やライフスタイル、体型、座りぐせに対応しています。
家族それぞれであえて違うチェアを選んでも勿論OKです。
それが各々の快適な居心地に繋がり、皆でテーブルを囲むような和やかな時間へと繋がっていきます。
日本人、そして日本の家庭には日本製のダイニングチェアを。
1953年創業の私たち家具蔵は茨城県常陸大宮市に工場がある直営ショップです。
ですからメンテナンス体制も万全。
そんな家具蔵の無垢材チェア、豊富なラインナップからきっとあなたにぴったりの一脚が見つかるはずです。
お問い合わせはこちらから
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