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テーブルの種類によって異なる「高さの適正」を知る

2021.3.6

 

 

リビングダイニングの中で欠かせない存在となる家具が「テーブル」です。

食事をする時、ものを書く時、様々な作業において毎日の暮らしの中で頻繁に使うテーブルは、誰しも「使いやすいものを選びたい」と思うことは当たり前です。

テレワークも最早珍しいものではなく、ダイニングテーブルやリビングテーブルで仕事をするケースも多くみられます。

今までとは違うことをテーブルの上で行うなかで、「どうも仕事がしにくい」「なにか疲れやすい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

たいへん身近な存在でもあるテーブルですが、意外と知られていないポイントに「高さ設定」があります。

多くの方から寄せられる疑問でもあるこの「テーブルの高さ」について、テーブルの種類ごとにどのようなものが良いのかを見ていきます。

 

 

 

人間工学という視点


 

 

人間工学という言葉があります。

様々な分野で活用されている研究分野で、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計するためのものです。

私たちが生活をしていく中で「使いやすい」「心地よい」と感じることができるものはおおよそこの人間工学が少なからず影響しています。

人間工学は「身体的な適合性」「心理的な適合性」「使用状況に対する適合性」に大きく分かれています。

人を主体としたアプローチをモノや環境に当てはめていくことで、「使いやすさ」や「負担の軽減」につながっていくのです。

この研究は様々なジャンルで活かされており、例えば飲食店の厨房に於いてスタッフの作業効率を無駄なく向上させるための厨房設備の配置をする、という事も一つです。

その他にも医療・福祉関係の現場や私たちの身近な暮らしに関わるモノにも人間工学的な考えが取り入れられており、家具もまた「人」を基準に考えた家具ほど使いやすくなっていきます。

 

ダイニングテーブルの場合の高さ


 

 

ダイニングテーブルはいまや多くの世帯にとって最重要といっても良い家具のひとつです。

毎日の食事、様々な作業、来客のもてなし。

複数の人が集まり、多様な用途がある場所としてここの使いやすさは日々の快適性を左右します。

当然、幅・奥行のサイズは重要ですが、「高さ」もまた非常に重要で、且つ意外と見落としがちなのもこの「高さ」なのです。

着座した際にテーブルが高い、もしくは低い。

こうした声は良く伺います。

ここでも人間工学的な見地から最適な高さを導き出すことができます。

それはチェアの座面高とのバランス。

椅子の座面高に対して、作業するテーブルやデスクの天板の高さが高すぎると肩が不自然に上がり作業しにくくなります。

反対に低すぎても今度は背中を極端に丸めるような作業が続き、疲れやすくなってしまいます。

この「椅子の座面高」と「天板の高さ」の間隔を「差尺(さじゃく)」と呼び、この数値が適正であれば丁度良い作業性が確保されるのです。

この適正値はおおよそ「280ミリ~300ミリ」といわれます。

この値が守られていれば不自然な姿勢になることなく、食事や作業を行うことができるようになります。

この「280ミリ~300ミリ」という値に照らし合わせると、国内のテーブルの多くが700~720ミリの高さで作られ、ダイニングチェアの座面高が410~420ミリで作られている理由がわかります。

欧米のものも同様で720~750ミリの高さのテーブルには430~450ミリの座面高のチェアが丁度良いということがおわかりになるでしょう。

つまり、普段使っているテーブルやデスクが何か使いにくいな、と感じていたら、テーブルとチェアの差尺が合っていない可能性が大いにあります。

インテリア作りも多様になっていくなか、ダイニングテーブルとそこに合わせるチェアは気に入ったものをそれぞれ合わせる、というケースはいまや当たり前とも言えます。

そこで気をつけるポイントはそれぞれの家具たちを「適切な差尺」となっているか。

ダイニングテーブルの適切な高さはチェアの座面高ありき。

その基準は座面から天板上までが280~300ミリという点をしっかりと覚えておきましょう。

 

リビングテーブルの場合


 

 

一方でソファ前に置いたり、床に座って使用するリビングテーブルも高さの基準というのは存在します。

ソファとセットでリビングテーブルを使用する場合、ソファに座った状態でちょっとした飲み物を置いたり、TVのリモコンを置いたりとその役目が「モノを乗せる」目的が主となります。

ソファ前で使うリビングテーブルはソファの座面高とほぼ揃えた高さが理想です。

例えばソファに座ってTVを見る場合でもリビングテーブルの高さが高いと、目の前に置いたものが視界に入りやすくなる事もあります。

逆に低すぎるとものを取ったり置いたりする姿勢も、都度屈むようになり窮屈に感じます。

この場合、おおよそ天板高390~410ミリ程度が一般的で、そういったものを選ぶことで失敗は少なくなるはずです。

また、日本では座卓というローテーブルの使い方が古くからあり、床に直接座って机に向かい合う文化があります。

そのためリビングテーブルを使う時も床に直接座って、モノを置いたり書物をしたりという方も多いのではないでしょうか。

その場合に於いても適切なリビングテーブルの高さが存在します。

いわゆる「ちゃぶ台」の一般的な高さはおおよそ天板高350ミリが一般的。

これはいわゆる伝統的なもので、量販家具などを購入する際にはこうしたサイズを選ぶことが多いはずです。

ただ、床に直接座る上でも、座椅子を使う・座布団やクッションの上に座るなどシチュエーションも様々です。

こうしたことを鑑みて、座卓の天板面の高さは「身長×0.2」のサイズが理想といわれます。

この基準をふまえて、家族それぞれの身長などを考慮して適切な高さを導き出すことができれば良いですね。

 

いまだ続くコロナ禍で家で過ごす時間も増えています。

そんななかでは今まで気にしていなかったようなことが気になることも多いもの。

テーブルの高さもそのひとつかもしれません。

それでなくても家具は一度購入すれば、そう頻繁に買い替えをするものでもありません。

であれば、快適なサイズ、快適な使い心地のものを選ぶのが居心地の良さを生むというものです。

こうしたご相談もお気軽に家具蔵各店までお寄せください。

経験豊富なプロスタッフが丁寧にご案内致します。

 

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