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ウォールナットの家具が与えてくれるものとは

2021.8.12

 

 

無垢材家具の樹種として、常に人気上位にランキングされる「アメリカンブラックウォールナット」。

その魅力は、色合い、手触り、木目など様々な要素を持って、たっぷりと感じることができます。

 

 

ウォールナットは空間に重厚さと彩りを与えてくれる


ウォールナット材の辺材(白太)と呼ばれ、時にテーブルの耳として使われる部分は灰白色です。

心材(赤身)は濃い茶色のほか、時には黒紫色や赤紫色など複雑な彩のグラデーションが見られます。

特に一枚板テーブルや耳付きテーブルでは、心材から辺材へと移り変わるグラデーションは、しばしば美しい表情として見る人の心を魅了します。

深みのある色合いは、空間に重厚感を与えてくれるので、落ち着いた雰囲気を演出することが出来ます。

また、このような重厚感は、同時にウォールナット材の家具を置くことでワンランク上の上質を感じさせるラグジュアリーな空間に仕立てることが出来ます。

 

独特の経年変化と徐々に変わっていくその印象


ウォールナット材は、原木の個性の違いはあるものの。はじめは濃い目の茶色から、時間の経過とともに明るくまろやかな茶色へと変化し、ある程度のところで落ち着きます。

木材の色の変化といえば、濃くなるという印象をお持ちの方も多いはずですが、ウォールナットのような経年変化をする樹もあるのが面白いところです。

明るくまろやかになることで、何がもたらされるのでしょうか。

ウォールナット材の魅力の一つに、個性豊かで力強い、凛々しい木目が挙げられます。

そのような印象の木目は、経年変化で地の色が明るくまろやかになることで、年々輪郭が明瞭になり、凛とした力強い表情へと変化していくのです。

お届けしたばかりのラグジュアリー感も魅力ですが、お届けから10年・20年という月日が経過した表情から伝わる力強さも味わい深いものです。

 

多彩な表情が新しい発見をもたらしてくれる


ウォールナット材の色合いと木目の美しさのお話しをしてきましたが、もう一つ付け加えたいのが杢目の魅力です。

木目と杢目は、同じ「もくめ」ですが、表しているものが少し違います。

木目は、年輪(生長輪)によって現れる表情のことです。

それに対して、杢目は樹を取り巻く自然環境や現象、樹の生長過程、樹の組織構造など、あらゆる要因によって現れる模様のことを杢目と呼んでいます。

自然環境や現象では、近くに川や滝があって、地面が振動している場所、風の通り道に育つ樹や豪雪に見舞われる場所で育つ樹。

沢山の太陽光を得ようと枝を出そうとした跡や、枝に生る実を食べようと熊が枝を登り折ってしまったところを自然治癒力で直そうとした跡。

などなど、同じウォールナット材でも十人十色の杢目が個性を発揮して、美しさを表現しています。

ウォールナット材にも様々な杢目が現れて、私たちの目を楽しませてくれます。

その代表的なものをご紹介します。

 

ウォールナット材の「縮杢」を愛でる


ウォールナットの表面にしばしば縮杢(ちぢみもく)という、色の濃淡が並ぶ模様が現れることがあります。

様々な要因によって形成される杢目なのですが、分かりやすくその一例をご説明します。

大径木のウォールナットには、その体を養うために、太い枝を広く伸ばして太陽の恵みを授かります。

その枝には、冬になればたくさんの雪が降り積もり、太い枝ほど、雪の量が多く重たくなりますので、その重さに耐えようとする力が生まれます。

雪の重みは想像を絶するものがあり、その重みに耐えて頑張った証がこの「縮杢」として材の表面に現れるのです。

みなさんも、この縮杢が出ているウォールナットを見かけたら、

「ああ、寒い冬を重たい思いをしながら頑張って、生きて来たのだなあ」

と褒めてあげてください。

そして、この縮杢の魅力が発揮されるのが、みなさんのご自宅の中なのです。

なぜかと言うと、この縮杢は光の当たり方で見え方が変わります。

朝食を食べようとテーブルについて、窓から斜めに降り注ぐ朝の陽光に照らされた時、夜になって食後のティータイムに真上から照らされる照明の光が当てられた時。

自然光は、四季によっても角度や強さが違います。

そのそれぞれの光に対して、それぞれの見え方をしてくれるのです。

それが、ウォールナット材の不思議な魅力の一つで、いつも新しい発見があるのです。

新しい発見が常にある家具は、飽きが来ることがありませんので、より永く愛着を持って使い続けることが出来ます。

 

ナチュラル感の楽しめる質感を楽しむ


そして、ウォールナット材のファンから良くお話しを聞くのが、手触りの気持ちよさです。

ウォールナット材の表面の触り心地は、スベスベ過ぎず、ザラザラ過ぎず、ほどよいナチュラル感があります。

これは、地中から水や栄養分を体中に運ぶための導管という管に関係しているのですが、この導管がほどよく集中して配列し、また分散しているのです。

それが、最高の手触りの良さを生み出しているのです。

無垢材ウォールナットのダイニングテーブルに座っていると、ついつい撫でていたくなったり、無垢材アームチェアのアームに手を乗せていると癒されていたりと、ウォールナット材で作られた家具は居心地のよさをもたらしてくれます。

 

このように、無垢材ウォールナット材の家具は、色合いや杢目(木目)、手触りなどで、様々な魅力や心地よさを与えてくれるのです。

ウォールナット材が世界三大銘木の一つと称されるのも納得です。

みなさんも、無垢材であることで味わえるウォールナット材を実際の家具で体験してみてください。

 

ウォールナットの無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 

 

 


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