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チェリー材でつくるテレビボード

2020.9.30

 

 

テレビボードとは


最近はネットの普及により、一頃よりテレビを見なくなった、という人が増えていますが、それでもテレビはほとんどの家庭にある「生活必需品」のひとつです。

一家に一台だけでなく、一つの空間に一台テレビを設置しているという人も多いのではないでしょうか。

このテレビと一緒に考えたいのがテレビボード。

文字通りテレビを設置するためのボードで、「テレビ台」などともいわれます。

テレビを載せておくだけでなく、周辺機器の収納なども兼ね、住まいの収納事情によってはそれ以外の機能も果たす家具です。

その特性上、家電店でテレビを購入する際に一緒に揃いの物を購入することもありますが、折角ですからこだわりを持って選びたいものでもあります。

 

 

オーダーメイドでつくるという考え方


テレビボードのような収納家具をオーダーメイドでつくることには様々なメリットがあります。

例えば、自身の住まい事情に合ったサイズや収納性を持ったものをつくることができること。

また、デザインや素材も好みのものから選ぶことができることも大きいでしょう。

どんな素材を選ぶのが良いのかは好みも分かれるところですが、家具蔵でも扱う無垢材ならば、いわゆる「木の温かみ」が無機質な質感を持つテレビを含めたAV機器の冷たさ・重さを中和させ、柔らかい雰囲気のリビングを演出します。

また、無垢材、特に無着色でつくるものであれば傷みが出ても味になり、それを修繕することも可能です。

無着色のものは経年で色合いがどんどん変わっていきますので、それもよい風合いを持ち、長く使うことで良さが増してきます。

結果として、コストパフォーマンスにも優れたものとなるのです。

 

チェリー材でテレビボードをつくる


そんな無垢材でテレビボードをつくるとすればどんな樹種を選ぶといいのか。

経年変化という点に着目するならば、その色の変化がもっとも強いチェリー材がお勧めです。

チェリー材の最大の特徴はその色合いにあります。

チェリー材は作りたての頃は、うっすらとした桜色から時間とともに時の色を重ね、橙色に深みを増していきます。

このあたたかな色合いは、見る人を和ませ心を温かくしてくれます。

その色合いは華やかで温かみがあり、さきの家電が持つ無機質な質感とも非常に好相性です。

家具蔵で扱うチェリー材の総称は「アメリカンブラックチェリー」。

「アメリカン…」の名が示すように、おもな産地は、アメリカ東部全域(ペンシルバニア、バージニア、ウエストバージニア、ニューヨークの各州)に及びます。

現在、北米大陸には約30品種のサクラ類がありますが、その中でも絶大な人気を誇り、現代の最高の木材のひとつとして君臨しているのが、アメリカンブラックチェリーなのです。

 

テレビボードを選ぶ基準とは


テレビボードを選ぶ基準として、最初に考えられるのがサイズです。

テレビボードに対して、テレビが大きすぎたり、または小さすぎたりすると機能的には問題ないかもしれませんが、バランスが悪く見栄えはあまりよくありません。

格調の高いインテリアとして演出する為にも、テレビボードとテレビのサイズのバランスはしっかりとこだわりたい部分です。

テレビとテレビボードが最も美しく見えるのは、テレビを置いた際にバランスの良い三角形に見えること。

テレビボードは、所有しているテレビより一回りないし二回り総幅の大きなものを選ぶのが正解と言えるでしょう。

テレビボードのサイズで、もう一つ押さえておきたいポイントが高さです。

どの位置から、どのような姿勢でテレビを見るかによって最適な高さが変わってきます。

床に座ってみる場合は、高さ約300~400ミリが最適となります。

ソファーに座ってみる場合は約400ミリから600ミリ、ダイニングから見る場合だと600ミリ以上の高さが必要です。

それぞれの住まいの空間に合わせて選びましょう。

また、テレビボードには様々な種類、デザイン、機能性が存在します。

さきの「高さ」を基準にしてもAV機器やテレビゲームのハードは何台置かれるのか、そのサイズはどうなのか。

機器以外にもマニュアルやソフト類の収納は?それ以外のものを置くことはあるのか?

それらの配線はスムーズに見栄え良く行うことができるのか?

デザインや仕様についても実に多様です。

収納がまったく無い、いわゆる「台」としてのもの、収納があるとしても扉仕様か引出仕様か。

扉なら、木製・ガラス・格子状、開きか引き戸か。

引出ならレールの有無は?深さは?

テレビを設置する部分の両端また片方にタワー型収納が配置されるものや両端のタワーを土台とした幅広の収納があるゲート型、それらがもっと大きくなった壁面収納(集中収納)…。

最近ではテレビ自体の横幅が広くなったことから少なくなりましたが、空間の隅を効率よく利用できるコーナータイプ等もあります。

収納性、空間との相性、使い勝手、演出したい雰囲気によってテレビボードのタイプを選択するのがおすすめです。

 

どんなところで選ぶのか


最初にお話ししたように、テレビはほぼすべての家庭に普及しており、それを置くためのテレビ台も多くの家庭に設置されていることが多いでしょう。

新しい生活様式が始まり、以前と比べて在宅時間が多くなった昨今では、自宅の居心地の良さが非常に重要になってきています。

多くの方が毎日見るであろうテレビの下にあるテレビボードですので、そのボードを見ている時間も無意識の中で長い時間になります。

無垢材無着色の家具であれば自然の色合いが目にも優しく、また空間に優しさと温もりを与えてくれます。

毎日使う家具だからこそ、長く愛着を持って使えるものを選びたいものです。

特にテレビボードはそれを選ぶために必要な情報が沢山あります。

専門的な知識を持ち、適切なアドバイスができる家具店スタッフにご相談されることをおすすめします。

私たち家具蔵にはテレビボードに限らず、収納家具の専門知識を持ったスタッフが各店に常駐しております。

是非ご相談にいらして下さい。

 

家具蔵の無垢材テレビボードのラインナップはこちらか

 

無垢材オーダーボードのある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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