ウォールナットの一枚板テーブルの魅力とは
2020.9.11
ウォールナットとは
チーク、マホガニーといった世界的な銘木ともに並び称される「アメリカンブラックウォールナット」。
ヨーロッパや中東にもウォールナットは分布していますが、この北米産の銘木の雄が俗に「ウォールナット」と呼ばれ、そのイメージを形成しています。
誰もが憧れる紫色を帯びた深い暗褐色の美しい木肌。
その高級感は世界中で人々を魅了し、ラグジュアリーな場所や歴史的な舞台でもたびたび目にすることが可能です。
日本でいうところの「クルミ」とでもあるこの材は、その美しさだけでなく品質も上質。
その堅牢製・加工性から古くから家具材以外にも様々な用途で、面白いところではライフルの銃床や飛行機のプロペラにも使われてきました。
今回は、今も昔も変わらず人々の心を魅了しつづけるウォールナットについてご紹介します。
ウォールナットの特徴
ウォールナット、すなわちアメリカンブラックウォールナットは、カナダやアメリカ東部自生する木です。
ウォールナットは私たちにも身近なクルミのことで、実が食用になるほか、枝を横に大きく伸ばしながら育つ特徴が
あり、木そのものが日陰づくりに役立つなど、古くから人々に親しまれてきました。
多くの品種があるウォールナットですが、木材としては前述のようにアメリカンブラックウォールナットのことを指すのが一般的です。
ウォールナットの持つ独特の風合いと木目、木肌の美しさは欧米では古くから高級木材として愛されてきた要素の大きなものです。
石やコンクリートの建築が多い国々で、空間に温かみと落ち着きを与えてくれるウォールナットは好んで使われ、例えば有名なミラノ大聖堂にも使われています。
「家具材のロールスロイス」とも呼ばれ、チェアやテーブル、キャビネットといった家具や世界の高級車のウッドパネルなどに使われ、人々の憧れの的となっています。
高級感のある色合いと木目は、ウォールナットの最大の特徴です。
この美しい木目はどんなインテリアにもよく馴染み、空間の中で独特な存在感を発揮します。
無着色で仕上げた無垢材のウォールナットは使い込むほどに色が明るく変化します。
この独特の色合いの変化は様々な要素が加味されるものですが、その最もたるのは木に含まれるタンニンによるもので、タンニンが酸化することで明るくなるのです。
色合いの変化は使い方や家具を置く環境によっても異なります。
世界にたったひとつの、自分だけの家具に育て上げる楽しさも魅力のひとつといえるでしょう。
一枚板テーブルの魅力
巨大な一本の原木から採り出される一枚の大きな板。
その圧倒的な生命力と天然木が持つ独特の質感が一枚板の大きな魅力です。
過酷な自然界を生き抜いた証はその板の表情・木目として現れ、見る人を圧倒させ感動を与えます。
その一枚板の選定はまさに出会い。
その表情に一目惚れすることもあれば、その表情から読み取ることのできる木の生き様にシンパシーを感じることも。
ですので、即決する人も大勢おり、それを中心にインテリアの方向性を決める人も少なくありません。
そんな一枚板で作られる家具と言えばやはりダイニングテーブルになるのではないでしょうか。
迫力のある木目。
悠久の時を生きた、人の手では出せないおおらかなカーブ。
自身が選んだという、愛着も相まってそれは間違いなく家の顔となり、圧倒的な存在感を放ちます。
一枚一枚異なるその表情は、穏やかなもの、強いもの、通直なもの、曲がりくねったもの、見事に一枚として同じものはありません。
また、一枚板テーブルはそのフォルムも魅力のひとつ。
きちんと寸法取りされたテーブルのような計算された美しさとはまた異なる自然美は、森や山といった自然をそのまま部屋に持ち込んだようなインテリアとなります。
そんな存在感を感じさせる一枚板のダイニングテーブル。
不思議とどんな空間に置いても違和感が無いのは、やはり大いなる自然から来る包容力からでしょう。
一枚板でつくられたテーブルには毎日の活力を貰える、そんな声もよく聞きます。
なかでもウォールナットの一枚板天板はその色合い、木目からも他の樹種にましてインテリアにおける万能性を誇ります。
モダンな雰囲気の部屋にウォールナットの一枚板でつくる家具を置くことも、おすすめのインテリアの調和術です。
ウォールナットの持つ「黒」ともいえる色合いはシックに、落ち着いた雰囲気を空間にもたらします。
もちろん、畳に襖、といった日本ならではの和室とも相性は抜群です。
アメリカ生まれの樹種ながら、その木目はいわば水墨画の筆調とも似ており、そのことから和室にも違和感なくまとまるのです。
例えば、一枚板でつくられた座卓を和室に置くことで、部屋の高級感が一層増すことでしょう。
ウォールナットの一枚板ダイニングテーブルは、それを選ぶ際に木のことを知る楽しさに加え、「家に来たあと」の想像を掻き立ててくれる、そんな存在です。
もちろん、実際に家に来たあとも、その存在感・手触り・美しさに都度ため息をつくことでしょう。
そして、やがて色合いも変わり、暮らしの記憶を刻みこんだ愛着のある暮らしの「仲間」になるのです。
つまり、ウォールナットの一枚板天板は「購入する前」「購入した後」「使い込んだ後」と様々な楽しみ方があるのです。
家族でダイニングテーブルを囲む時間、家具に触れ、使用することで感じられる一枚板の魅力は、日々の暮らしに
おいてとても重要な役割を果たしてくれます。
自然の木の温もりに癒され、心からリラックスできるウォールナットの一枚板テーブル。
一人でも多くの方にお使いいただきたい家具の一つです。
家具蔵各店では厳選されたウォールナットの天板を多数展示しております。
是非一度、ウォールナットの持つ魅力を確かめてみてはいかがでしょうか。
豊富な知識を持つプロスタッフがその魅力をたっぷりと解説いたします。
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