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仏壇をオーダーでつくるということ

2019.7.29

 

皆さんのご自宅には「仏壇」がありますか?

これまで日本独自の文化として、唐木仏壇や金仏壇が一般家庭に取り入れられてきました。

現在でも伝統を重んじた金仏壇や唐木仏壇は、ご先祖様を祀る仏壇として主流です。

そして住宅事情や仏壇に対する考え方の変化や、先祖を弔う人たちの年齢層が若くなってきたこともあり、仏壇・仏具も昔ながらのデザインよりも、近年は小型でシンプルなモダン仏壇やモダン仏具が人気を集めるようになってきたようです。

今回は仏壇のいままでとこれからのお話ししていきたいと思います。

 

唐木仏壇とは


唐木仏壇(からきぶつだん)は、紫檀(したん)や黒檀(こくたん)などの銘木の木材の美しい木目を生かした仏壇です。

熱帯地方から日本への輸入銘木全般の総称で、もともと中国を経て輸入したことから「唐木」と呼ばれています。

現在では唐木だけでなく桑や屋久杉、ケヤキといった国産の銘木で作られる仏壇も、金仏壇と区別して唐木仏壇と呼ばれます。

歴史は案外新しく、明治時代になってから作られるようになりました。

木材の色や木目を生かして作られているので、木材の種類や材質によって仏壇の値段が大きく異なります。

 

金仏壇とは


金仏壇(きんぶつだん)は、全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が張ってある仏壇のことです。

一般的に金仏壇は浄土真宗専用のものだと思われがちですが、実は金仏壇は他の宗派でも使います。

唐木仏壇よりも歴史が長く、江戸時代から作られた金仏壇の産地は全国各地にあります。

山形仏壇、新潟・白根仏壇、三条仏壇、長岡仏壇、飯山仏壇、名古屋仏壇、三河仏壇、金沢仏壇、七尾仏壇、彦根仏壇、京仏壇、大阪仏壇、広島仏壇、八女福島仏壇、川辺仏壇の15の産地が経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けています。

金仏壇を選ぶときは、自分の宗派に合った金仏壇を選ぶようにしましょう。

宗派のなかでも、気をつけたいのは浄土真宗です。

金仏壇といえば浄土真宗というほど、金仏壇を使うことで有名です。

しかし、本願寺派、大谷派、高田派など、いくつもの派にわかれ、仏壇の内部の形もそれぞれ異なっています。

浄土真宗の場合は派まで知っておく必要があります。

金仏壇は金箔が施してあるので、非常に高価に見えますが、最近は技術の向上で一見しただけではわかりにくくなっています。

そのうえ、金仏壇の価値を構成する要素は、多岐にわたり非常に複雑になっています。

 

何故いまモダン仏壇(家具調仏壇)が人気なのか


住宅事情の変化により、床の間や畳敷きの和室、仏間を設けない住宅も増え、和室に仏壇を置くこだわりも少なくなってきています。

家族団欒の場としてリビングのニーズが高まることにより、フローリングの洋間が増え、いつでも拝めるようにと、洋間にも合うデザインが好まれるようになってきました。

家具と合わせてシンプルで木の温かみを感じることができる、美しい木目の家具調仏壇が選ばれてきています。

リビングに置いても部屋との調和が取りやすいことも求められます。

洋風の住宅が増えており、部屋に配置してもマッチするモダン仏壇は、これからさらに需要が高まることでしょう。

従来の仏壇は、仏間の中に設置することを前提にサイズやデザインが考えられた物が多く、和室であっても、畳の上にじかに設置した場合、周りの雰囲気と合わず、違和感がある場合もありました。

シンプルかつ小型で多様なデザイン性に富んだものであることが、現代の仏壇に求められるようになってきています。

都市部では、仏壇が欲しいがスペースが無い、という理由で小型の仏壇を選ばれる方も増えています。

 

無垢材のオーダー仏壇を選ぶ理由


上記のような理由から、現在では各社から様々なモダン仏壇が販売されています。

伝統的な雰囲気を壊さず、他の家具にもなじみやすいという理由からほとんどは木材で作られています。

ですが一見すると木目の美しい仏壇も、実は木目調のプリントシートを張り付けただけ…、というものも多いのが実情です。

ご先祖様を祀って、毎日手を合わせて何十年と使い続けるものです。

長く使う上でボロボロにならない無垢材の仏壇がおすすめです。

使い続けることで色合いも変わり、温かみや風合いのある無垢材の仏壇は、きっと仏前に手を合わせるその気持ちまで温かくしてくれるはずです。

私たち家具蔵でも、他の家具と馴染む仏壇を探しているというお客様の声にお応えしてオーダーで仏壇をご案内しています。

ご本尊やご位牌の大きさなどをお伺いし、お客様のニーズに合わせたものをナラ、ハードメープル、アメリカンブラックチェリー、アメリカンブラックウォールナットの4樹種から製作いたします。

無垢材無着色の仏壇はあらゆる空間に馴染みやすく、昭和から平成、令和と移り変わってきた時代のなかでこれからの生活様式にも馴染んでくれるはずです。

家具蔵各店に展示がございますので、是非各店にて実物をご覧ください。

 

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