一台のテーブルから
家づくりは始まった
vol.02 東京都 T邸
Tさん一家はご夫妻と12 歳の長女、7歳の長男の4人暮らし。
以前の住まいは手狭で、二人で一つの子ども部屋だったため、 そろそろ1人ずつの個室をと考え始めた矢先、奥様のご実家が所有する現在のマンションの広めの一室が空きました。
そこで、ここを全面リフォームして新居にする計画がスタート。
当初は長年、付き合いのある工務店と話を進めていましたが、
「だんだん、これは大変だなと感じ始めたんです。何でも自由にできますと言われても、 自分には専門知識もなく、どこをどうしたらいいかわからなくなってしまって……」
と奥様は振り返ります。
そんな折、お母様に紹介されたのが家具蔵。
初めはテーブルを見るのが目的で店を訪ねたが、ほどなく表参道にハウススタジオができることを知って、再訪問。
結局、 リフォーム全体の相談に乗ってもらうことになったのです。
「ハウススタジオは立体的に家のイメージがつかめるので、とても参考になりましたね」と奥様。
住まいの主役は、 もちろん大きな無垢材テーブル。
設計の工夫により、家中がつながった大らかな空間が実現し、奥様念願の幅2.4mの無垢材テーブルが、人数や季節に応じて東西、南北のどちら向きにも配置できるゆとりもできました。
奥様いわく、
「みんなが気に入っていて、なんとなくここに集まってきます。 おかげで家族で一緒にいる時間が増え、お客様も大勢招けるようになりました」。
これから使い込むごとに味が出てくるのが楽しみだということです。
リビングからダイニングとキッチンを見返すアングル。
無垢材のチェリーでつくられた「テーブル ヴィンテージ」と同じくウォールナットの無垢材チェア「チェア ゼン」のコントラストが空間を引き締めます。
大きなテーブルは食事スペースだけでなく、お子様とのコミュニケーションの場。
お子様の成長と共に無垢材テーブルも味わい深く変化していくことでしょう。
一歩、足を踏み入れた途端、目の前に温かみのある木の床が広がり、光が降り注ぐ正面の窓辺には、 どっしりしたチェリー材の耳付き無垢材テーブル。
左手には、オープンな対面キッチンとの間をほどよく仕切る美しい木目の間仕切りカウンターが見えます。
一瞬、ここがマンションの一室であることを忘れてしまうような光景です。
リビングスペースには無垢材ソファ・無垢材リビングテーブル・無垢材チェストとどれも曲面を取り入れたデザインに統一。
やさしい空間に仕上がり、気持ちも豊かに、最高の癒し空間に。
ダイニングと一体になったリビング。
正面奥は長男の部屋。
壁の上部にあけた通気用の小窓から気配が伝わってきます。
リビングに無垢材チェスト(収納)を配置することで、ご家族のものを分担して収納でき、非常に重宝しているとのこと。
ご夫婦の寝室はリビング・ダイニングとは違いシックに落ち着きのある無垢材のウォールナットで統一。
日々の疲れを癒してくれる空間だからこそ、木のぬくもりが感じられるベッドに。
対面キッチン越しにリビングダイニングを見たところ。
右手は長女のお部屋。
リフォーム工事中。
和室を中心に細かく仕切られていたプランをどのように再編集するかがポイントでした。
広がりは残しつつ必要な部屋数(3LDK) を確保しています。
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