歴史を刻む家に品格を添える
端正なL型キッチン

vol.08 東京都 I邸

vol.08 東京都 I邸

I邸に家具蔵の家具とキッチンを迎え入れることになったきっかけは、意外なことに冷蔵庫の不調。 たくさんのお客様をおもてなししてきたキッチンも、替え時が来たと感じた奥様。 そうして生まれたのが写真のようなキッチン空間です。 淡いナラ材でつくられたL型の無垢材キッチンに小ぶりな無垢材アイランドカウンターの組み合わせ。 ダイニング空間には同材の丸い無垢材テーブルを誂えました。 「夫婦で過ごす時間が増えた今は、キッチンをもっと落ち着いた場所にしたいと思い始めました」と奥様。 輸入家具から日本の工芸品、美術品まで、日常的に優れたものに触れてきた奥様は、キッチンにも同じ意識を持って、良いものを探していました。 折しも家具蔵ユーザーであるお嬢様が家具蔵を紹介。 「木綿のように気取らず、丈夫で、でも端正で美しい、そんなイメージをオーダーしました」。 新設したのはアイランドカウンター。 料理を盛りつけたり、大人数で作業をしたり 「ここがあるだけで本当に料理が楽に」 と絶賛していただいています。 そして家族やお客様が集まるテーブル。 トップライトと折り上げ天井は、この住まいのシンボルスポットでもあります。 その真下に直径1500㎜の丸い無垢材テーブルを置いたことで、空間に求心力が生まれました。 照明は「スノーボール」や「トルボー」など、北欧のデザインを取り入れほっとするような穏やかな空間に。 ずっと前からそこにあったような。 家具蔵のキッチンと家具がI様の家の歴史に加わったのです。
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料理やインテリア、おしゃれの話まで、なんでも話せる仲良し母娘。 モダンな趣味の奥様と北欧好きの娘さんで意見が分かれることもあり、「それもまた楽しい」とお二人。
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この家が出来て約15年。 上質なラウンドテーブルと本当に座り心地のいい椅子を探し続けてやっと実現した風景です。 デザインやスタイルだけでない「本物」と言えるような家具に出会うのは意外と難しいもの。
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右側の食器棚は既存のもの。 活かせるものは残す、家具蔵ならではのリフォーム。
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ナラの無垢板の面材に削り出しの取っ手が並ぶ圧巻の眺め。 床もコルクに張り替え、足触りのよい作業空間に。
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もともと冷蔵庫のあった場所には同素材の無垢材収納をぴったり収めて収納性を向上させました。 勝手口を兼ねる場所に細々としたものも収納しておけるオーダー収納です。 壁のモザイクタイルは、木部や人工水晶天板との調和を考えてI様と家具蔵スタッフで選んだもの。
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無垢のナラ材製のL型キッチンと人口水晶天板を備えた小振りな無垢材アイランドカウンター。 4つの面には開き扉、オープン棚、タオルバーなど家事動線を考えて配置した特注収納です。

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