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システムキッチンのサイズの図り方・見方

2019.5.10

 

家を新築する。

子どもが成長し手狭になる。

暮らしに余裕が出来てきた…。

キッチンを新しく購入しようと考える理由は様々。

多くのメーカーから出ている既成のシステムキッチンという選択肢も勿論ですが、自分仕様の使い勝手と好みを反映させた「オーダーキッチン」という選択肢もあります。

そうした場合に大切となるのがサイズの図り方・見方です。

しかしサイズを図る・見るといってもどこをどうして良いのかわからない人も多いでしょう。

今回はそういった方へ基本のキとなるお話です。

 

キッチンのタイプは?


まずは今使っているキッチンのタイプを知る必要があります。

最近ではキッチンと言えばシステムキッチンと言うほど浸透していますが、システムキッチンとは元々シンク・コンロ・調理台などが一枚の天板で繋がっている一体化したキッチンの総称となります。

システムキッチンは大きくI型・L型・対面型に分けることができます(他にも多々ありますが)。

I型キッチンとはシンク・コンロ・調理台がまっすぐ一列に横並びになり、Iの字のように並んでいるキッチン。

一番スタンダードなスタイルでしょう。

L型はLの 字状にワークトップ(作業面)や作業面が構成されているスタイル。

部屋のコーナーを利用したキッチンです。

対面型はリビングやダイニングに対面する形でキッチンが作られているタイプ。

キッチンからリビングやダイニングが見渡せるようになっているのが特徴です。

完全に独立した構造の「アイランドキッチン」と壁などの建造物と片方の側面がくっついている「ペニンシュラ(半島)キッチン」があります。

 

キッチンのサイズは?


現在使用しているキッチンがどのようなタイプなのかがわかれば、次は参考のために現在使っているキッチンのサイズを図っていきます。

まずはキッチンの間口を図ります。間口とはキッチン全体の幅です。

I型キッチンの間口は最も小さいサイズが1650ミリで、これより小さいキッチンはコンパクトキッチンなどと呼ばれます。

多いのは「2250ミリ」「2400ミリ」「2550ミリ」「2700ミリ」といったところでしょうか。

もちろん、オーダーキッチンはその間のサイズもそれ以上・それ以下のサイズも製作が可能です。

次にワークトップの高さを図り、奥行も図ります。

奥行の標準幅は壁つけの場合は650ミリとなっていますが、中古アパートなどのリフォームにも対応できるように600ミリの奥行を用意しているメーカーもあります。

シンクやコンロの兼ね合いもあり、極端に奥行きが無いものはあまり一般的ではありません。

また対面キッチンなどの「壁付けタイプ」ではない場合は、リビング側に100ミリ前後の造作壁を作る必要がありますので、最低でも700ミリの奥行が必要です。

次に調理スペースであるコンロからシンクまでの距離を図り、レンジフードの幅、吊戸棚の高さ(吊戸棚の高さは天井から吊戸棚の底面まででも大丈夫)も図ります。

図り終わったら今使っているキッチンの使い勝手や不便なところをよく考えて、新しいキッチンのプランを考えていきましょう。

 

空間全体のサイズも重要


キッチンスペースとなる空間全体の寸法を把握することも大切となります。

失敗しないためにも大事な手順です。

部屋としての空間の寸法を把握しておかないとシステムキッチンなど設備機器の寸法だけで新しくしても、完成した時に窮屈に感じてしまったり、もっとスペースを活かせるのに、と思ってしまったりする場合があるのです。

快適で使いやすいキッチンにするためにも部屋全体の寸法も知っておきましょう。

まず床から天井までの高さを図り、部屋の縦幅と横幅を図ります。大切なのは例えばキッチンの部屋全体が2500ミリあった場合は、2500ミリのシステムキッチンは入らない可能性があります。

今現在使っているキッチンの間口通りには同じ寸法のキッチンが入らない場合があるのです。

注意すべきは「キッチンパネル」にあります。

例えばキッチンを設置する場所の両側に壁があり、そこに新しくI型のキッチンを設置するとします。

元々ついているタイルやキッチンパネルを取らずに、その上から新しいキッチンパネルを貼る施行方法になると、大体約20ミリの厚みを確保する必要があるのです。

キッチン部屋全体が2500ミリの場合、そこに入るキッチンのサイズは2480ミリ以下となるのです。

 

使いやすいサイズを割り出す


ここからはオーダーキッチンを検討するにあたり、使いやすいキッチンの寸法を知っておきましょう。

せっかくオーダーキッチンにするのですから、今現在の自分の体に合ったキッチンにすることが大切です。

まず一般的に使いやすいとされるワークトップの高さの計算の方法は「身長÷2+5センチ」です。

例えば150センチの方の場合は75+5=80で80cm・800ミリとなります。

次にコンロやシンクのサイズですが、コンロは小さいもので2口・幅450ミリのものも選べますが、多くの人が3口・幅600ミリのものを選んでいるようです。

本格的に料理を楽しみたいという人は、4口・幅750ミリあるものを選ぶことをおすすめします。

シンクはメーカーごとにサイズや形状が様々ですが、多くの人が選ぶサイズは幅750ミリから幅800ミリ程度のサイズが多く展開されています。

勿論、小さい間口のキッチンに適した600ミリから広々とした900ミリを超えたシンクもあるので洗い物や料理の手順を考えて使い勝手を重視して考えていくと良いでしょう。

シンクとコンロの間の、料理過程で切ったり混ぜたり盛り付けたりするスペース(ワークスペース)は狭すぎても広すぎても使い勝手が悪くなります。

大体平均的には600ミリから900ミリの幅のものが選ばれているのが現状です。

さらにキッチンの他にウォールキャビネットと呼ばれる吊戸棚も新しくする場合は、これにも使いやすい高さというものがあります。それは床からキャビネットの底までが1450ミリです。

ただし、これらのサイズはあくまでも目安であり個人差があります。

カタログなどだけで済ますことなく、一度、実際の店舗などで実際のサイズ感を体験してから、自分に合ったオーダーキッチンにすることをおすすめします。

そしてそこには必ず経験豊富なプロスタッフがいて、確かなアドバイスを細かい点まで教えてくれるはずです。

そこから快適なキッチンライフがスタートしていきます。

 

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