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キッチン家電の最新事情とオーダー家具の関係性は?

2019.10.23

 

TVでも雑誌でも、家電についての特集は頻繁に見かけます。

特に、調理家電については世の中のトレンドを反映して今まではキッチンになかった種類のものもたくさんあります。

さらにはその機能だけでなくデザインやカラーも豊富で、選ぶときには迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか?

まずは、キッチン家電についてそのトレンドを見てみましょう。

 

キッチン家電のトレンド


●冷蔵庫

昔からいわゆる「白物家電」と呼ばれる冷蔵庫についても、そのカラーはバリエーションが豊かで、白系・シルバー系・ブラック系・ブラウン系・木目系と各メーカーが競うようにラインナップを増やしています。

国内のメーカーだけに限らず、海外製のものでは扉の外に水と氷のディスペンサーを備えたものや、扉をキッチンの面材と揃えることが可能なもの、さらにはガラス扉をノックするとガラスが透けて中身が見えるというものまで、デザイン・機能ともにメーカーの着眼点がユニークです。

そして、全体的な傾向としては容量が大きくなっているというのも特徴です。

共働き夫婦が多くなり、週末にまとめて作り置きをする方や、チルド機能が進化したため肉や野菜など生鮮食品も大型スーパーでまとめ買いする方が増えているというのがその理由です。

●トースター

トースターブームも数年前からの流れと言えるでしょう。

「バルミューダ」がその火付け役になり、ガスコンロのグリルでパンを焼いていた人やオーブンレンジのトースター機能を使っていた人の中でも、これを機にトースターを新たに用意したという方は多いはずです。

スチーム機能を使い、外はカリッと・中はふんわりという仕上がりが好評で、以降他のメーカーも追従して今ではトーストが4枚同時に焼けるタイプや、遠赤グラファイトを使い0.2秒で発熱し一気に焼き上げるタイプなど、さらなる進化をしています。

●炊飯器

一時期「ガスコンロの方が美味しくお米が炊けるという方」や「ご飯はやっぱり土鍋」というブームがあり、炊飯器を使わなくなったご家庭もあると思います。

確かに、夫婦二人の生活であれば、保温機能も不要でその時に食べきることができる分を炊くという考え方もあります。

しかし、最近の炊飯器は蒸気レスのもの、内窯が土鍋になっているもの、お米の水分量をセンサーが検知してそれに合わせて圧力を自動調節しながら炊き上げるものなど、お米にこだわりがある人や少人数家族だから敢えて小型炊飯器でと炊飯器炊きに戻る人が増えています。

●コーヒーメーカー

最新式のモノばかりでなく、使い手の好みが最も分かれるのがコーヒーメーカーかもしれません。

一杯ごとに豆を挽いて抽出してくれる全自動のタイプは、その種類や容量もメーカーごとに特色があり、カプチーノやラテマキアートまで作れるタイプがあったり。

豆を挽くミルについてもプロペラ式かグラインド式かでタイプが分かれるなど、それによってもコーヒーの味わいが変わるので、全自動と言っても奥が深いと言えます。

またアナログにこだわる人も多く、グラインド式のミルで好みの荒さに挽き、エスプレッソならレバー操作で圧力を調整しながら手動で抽出することで好みの味を調整したり、温度を一定に保つ電機ケトルを使いハンドドリップのコーヒーであれば細い注ぎ口のケトルでお湯の注ぎ方にもこだわったり、ハマってしまったらキリがないくらい本格派の方もあるのがこのコーヒーメーカーの世界です。

●その他の料理家電

そして、近年は発酵食品ブームやドライフードブームなど毎年のようにトレンドがあり、簡単にいろいろな食材で燻製が作れる燻製器や、野菜を入れてダイヤルを回すだけでできるフードスチーマー、スライスした食材を入れて温風で乾燥させるドライフードメーカーなど、今まで手間と時間が掛かった調理が簡単にできる家電も珍しくありません。

また、外食よりも「家食」「中食」という人が増える中で、家族で調理しながら食事ができるホットプレートは、左右で別温度の調理ができるものや、食卓に置いてあって絵になるようにデザインにもこだわったものまで登場しています。

調理をみんなで楽しむことはもちろん、その様子を写真に撮ってSNSにアップするところまでを想定していて、消費者心理をうまく捉えた進化を感じ取ることができます。

 

デザイン家電とオーダー収納


このようにキッチン家電が機能だけでなく色やデザインも含めて進化をしているのは、キッチンがオープンスペースになったことが大きな理由です。

キッチンやダイニングはオープンにして、普段は家族が集まる中心の場としてキッチンにいてもリビングまで目が届く空間になってくると、お客様がいらした時はもちろん、普段の生活の中でどこにいてもキッチンが視界に入るようになります。

そうなると、必然的に「眺めていて満足のいくもの」が求められます。

一方では、キッチン家電がどんなに進化してもサイズが違うものが並んでいるのが気になったり、モノが出ていること自体にストレスを感じたりする人がいます。

その場合、『隠す収納』をおすすめします。

新築の場合であればその間取りから考えて、パントリーに冷蔵庫や電子レンジを収めてしまうこともできます。

場合によっては敢えて袖壁を設けることで周囲から目立たないコーナーを作ることも可能です。

もし、間取りまでは変えられないという場合でも、冷蔵庫を隠すのは難しいですが、電子レンジやトースターなどの熱を持つ家電をワークトップより下の高さにすることで、目立たなくすることもオーダー収納だからこそできるレイアウトです。

もう一方で、デザインや機能にこだわって選んだ家電であれば、敢えて『見せる収納』にするという考え方もあります。

この場合、使う頻度によってそのレイアウトをあらかじめ考えておくと良いでしょう。

デザインが良いからと言って、全部をオープンスペースに置くと、作業スペースが少なくなるのはもちろん、使用頻度の低い家電はホコリを被ってしまうことも。

使用頻度の高いもの、レンジやトースター・炊飯器はカウンターの上で使いやすい位置に、フードプロセッサーやホットプレートなどは、ワークトップ下に深さのある引出し収納があると、おさまりが良くなります。

 

横動線と縦動線


ワークトライアングルというキッチンの作業動線を考えて出来るだけ少ない移動で作業が出来ると、スムーズに調理が進むと言われますが、これはいわゆる「横動線」です。

家電をレイアウトする時には、冷蔵庫と電子レンジの位置関係などこの横動線ももちろん大切ですが、それと同時に縦の動作も気にしてみてください。

例えば、電子レンジの下には引き出しがあって、ラップや耐熱皿がすぐに取り出せたり、コーヒーメーカーの近くにカップが収納出来たり、炊飯器の上下にご飯茶碗やしゃもじが仕舞ってあったり、縦動線を考えて家電と食器を収納することで、一連の流れがスムーズになります。

 

今回はキッチン家電とオーダー収納の関連性についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

理想のイメージはあるけれども具体的にどこから始めたらよいか分からないという方や、キッチン収納を探しているけどなかなかイメージに合うものが見つからないという方は、家具のプロに相談してみるのが実は一番の近道かもしれません。

まずは、店舗でご相談ください。

 

無垢材オーダー収納の実例はこちらから

オーダーキッチンの事例も合わせてご覧ください

 

 


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