「銀座店からサペリ天板を使ったダイニングセット納品実例のご紹介」
2019.6.17
関東地方も梅雨入りして、少し肌寒い日が続いています。
雨が降ったり止んだりでなんとなく憂鬱な気分になってしまう…、なんて方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな気分を吹き飛ばすような木目の表情と色合いが特徴的な「サペリ」のダイニングテーブルをご紹介します。
この度納品させていただいたE様との出会いは2017年8月。
ご新居に置くダイニングセットをお探しで家具蔵にご来店されました。
テーブルのサイズ・配置・床材とのコーディネートなどお悩みの点はたくさんありました。
そこでまずはテーブルのサイズやレイアウトなどもスムーズにイメージできるよう、ご新居の間取り図からCGによる3Dシミュレーションを実施。
そしていよいよテーブルに使用する天板選びです。
床はアッシュグレーで木目がハッキリ、高層マンションでたっぷりと自然光がはいる大きな開口のお部屋です。
床の存在感に負けない、豊かな陽射しに映える天板を使っていただきたい…。
そこで登場したのがアフリカ材の雄「サペリ」でした。
アフリカの熱帯雨林で育ちひときわ大きく育つ銘木。
最大の特徴は木の成長過程で時計回り(または反時計回り)にねじれながら成長していく際に生じる木目の表情。
順目と逆目が交互に縞模様となってあらわれる「リボン杢」です。
時間帯によっての自然光の具合や照明の加減、見る角度によっても異なる表情を見せてくれる点がなんとも魅力的。
上の画像に出ている天板の両側と真ん中にある縦縞が「リボン杢」です。
ひときわキラキラと輝きながら真っ直ぐに伸びる木目が板全体の表情を引き締めます。
色の濃淡がとても美しい一枚です。
その時々の気分に合わせて座る位置を変えてみるのも楽しみになりそうです。
ちなみに上の画像は部屋の照明をつけている状態。
下の画像は自然光で撮った写真です。
上の画像では木目のひとつひとつが立体的に見え、色合いだけではなく、アフリカの大地で悠久の時を生き抜いた存在感まで感じさせてくれています。
下の画像は照明で照らした時の雰囲気とは異なり、色のトーンが落ち着いていてとても高級感が漂っています。
床のアッシュグレーの色とも相性がよく、清潔感あるダイニングをぐっと引き締めてくれています。
ちなみに椅子の材質はチェリー材です。
木肌がとても滑らかで、経年変化により赤みが増していくチェリー材はサペリの天板と合わせても全く違和感はありません。
元々自然界で育った木は、違う木の種類を同じ空間に置いても自然と調和してくれるのです。
自然の力ってすごいですね。
これからE様の暮らしの中心となり、どんな思い出がこのダイニングテーブルと椅子に刻まれていくのかと考えるととても楽しみでなりません。
2年後、3年後さらに味わいを深め、違った表情を見せてくれることでしょう。
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