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「表参道店より“小ぶりな”一枚板 入荷のお知らせ!」

2019.5.21

皆さんは、ソファの前に置く小さなローテーブル(リビングテーブル)や床座の生活の中心となる座卓を考える時に、どのようなデザイン、素材を思い浮かべますか?

 

既製品で多いものは、合板(薄くスライスした板を中空の板に貼り付けたもの)でカジュアルに作られたもの、透明なガラスと細いアイアンで存在感を少なくしたもの、逆に分厚い一枚板で迫力のあるもの、などでしょうか。

ソファ前のリビングテーブルでは、天板の下に浅い棚がついていたり、小さな引出しがあるものも見かけます。

家具蔵では、リビングテーブル、ローテーブルのご提案として無垢材のしっかりしたものをおすすめしています。

中でも、樹の生き様の全てが詰まっている「一枚板」は、このようなテーブルに相応しいと言える条件を備えています。

 

一枚板とは、大木からとった木の幹の太さそのもの、ハギ合わせのない板の事を差し、例えばダイニングテーブルの標準的な奥行、900ミリ程度の板をとるには、幹の直径で1メートルを優に超えるような、大変な大樹が必要となります。

一方でリビングテーブルの奥行は600ミリ程度。

幹の直径で80センチ程度でも可能となります。(もちろんそれでも大木には変わりありませんが)長さも1100ミリから1400ミリ程度の板で木取る事が多く、小ぶりなローテーブルをイメージし易いかも知れません。

言い換えれば、一枚板とリビングテーブルは、奥行感の相性が良い、という事が出来ると思います。

 

次に、これは一枚板に限らず、どのような無垢材家具にも当てはまる事ですが、長年の乾燥を経てもなお残る材料の伸縮の事を考えると、テーブル全体の構造はしっかりとさせながらも、天板の伸縮を無理に妨げない構造を考える事が大切になります。

特に一枚板はそれを丁寧に考える事が、将来的な不具合を回避する上で必要不可欠となります。

天板の伸縮が無い合板やガラスであれば、天板下に棚や引出しを付けても問題ないかも知れませんが、実際にその前に座ってみると、棚や引出しが膝に当たり邪魔になったり、脚を投げ出す事が出来なかったりします。

その点、家具蔵の一枚板天板には、分厚過ぎない丁度良い厚さの天板に、シンプルな4本脚が取り付くデザインとなっていて、木の伸縮も人間の使い勝手も阻害せずに、木にとっても、使う人にとっても気持ちのよい構造、と言う事ができます。

 

このように、ローテーブルや座卓を考える際に注目していただきたい「一枚板」の天板ですが、現在、表参道店一枚板ギャラリーには通常のダイニングテーブル用よりも小さなサイズ、様々な樹種のものが入荷しています。

ダイニングテーブルはこだわりを持って選んだものの、リビングのローテーブルはどうしたら良いか悩んでいる、という方も、この機会に小ぶりな一枚板を色々と見てイメージをふくらませてみてはいかがでしょうか?

お部屋のサイズや写真があると、より精度の高いご提案が可能となります。

皆さまのご来店をお待ちしています!

 

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