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アフリカ材の一枚板の魅力

2019.5.30

日本にはケヤキやトチ、ナラにタモ、サクラにカエデ、センにニレなど多くの家具材となる樹種が存在します。

そしてアメリカにはアメリカンブラックチェリーにアメリカンブラックウォールナットをはじめ、メープル・ホワイトオーク・レッドオークなど。

ヨーロッパに目を向けると、ビーチ・バーチ・エルムにオーク類と、実に様々な地域に渡り多くの家具材となる樹種が存在しています。

皆さんも家具やインテリアを調べるなかで耳にした事がある樹種がありましたか?

しかし、近年は家具、特にテーブルの一枚板に使用出来るような高樹齢の大径木=年齢を重ねた太い丸太はどんどんその数を減らしています。

実は家具の材料となる木材は、原材料の流通量により「流行りの樹種」があります。

例えば、マホガニーはかつて多く流通していましたが近年はその量を減らし、代わりに色味が似ていて軽くて硬いという特性を持ったウォールナット材が主流になっています。

そんな中で脚光を浴びている樹種がアフリカ大陸の厳しい環境で育ち、複雑な木理を持ったアフリカ育ちの木々たちなのです。

 

家具に使われるアフリカ材


100年を超す高樹齢の大木から切り出される、1枚の大きな天板。

長く過酷な屋外環境の中で過ごす乾燥時間に耐え偲んだ、希少性の高い一枚板は樹種に限らずに多くの人を惹きつける魅力があります。

日本ではそれほど著名ではありませんでしたが、サペリ(サペリマホガニー)やボセ(アフリカンチェリー)等はかつて列強であった欧州各国が植民地時代からその特性を生かし、家具作りに使用してきた家具材としての歴史があります。

テーブルをはじめ、チェアやボードと姿を変えて、家具となり身の回りの暮らしを彩ってきました。

日本やヨーロッパ、アメリカには四季がありますが、アフリカでは過酷な乾季と雨季のみになります。

その為、乾季に備え雨季の間にはその幹の中に1トンを超える水を溜め込み、備える事で生き抜きます。

だからこそ、アフリカ材ならではの複雑な木理が生まれると言っても過言ではありません。

 

ダイニングテーブル材としてのアフリカ材の樹種、それぞれの魅力


●サペリ

 熱帯雨林の中でも高い樹高に成長し、葉が生い茂る樹がサペリです。

家具材として板の状態になると、きらきらと光りを受けて、縮み杢・リボン杢といった複雑な木理を楽しむ事が出来ます。

「リボン杢」は成長過程で順目と逆目が交互に縞模様になって現れる交差木理という現象です。

陽の光や室内の灯りにより、ストライプの濃淡がホログラムの様にきらめき、美しい表情を見せてくれます。

乾燥後には寸法が安定する為、家具材としてだけでなく、楽器や外・内装材などにも使用されます。

しかし近年ではその美しい木理から人気もどんどん上がり、希少価値も高くなってきています。

現状が続けば、今後はマホガニーやチーク材の様にさらに希少性が高まってゆく事でしょう。

現在家具蔵各店には様々な大きさの希少なサペリの一枚板テーブル天板をご用意しております。

希少な一枚板との出会いに脚を運ばれてみてはいかがでしょうか。

●ボセ

 サペリと同様に巨木に成長し、日本のタモ材の様に枝下の長さが取れやすい為、節のない幅広な良材が取れやすい材です。

アメリカンブラックチェリーの様に、製材時は赤味のある肌色の様な色ですが、経年変化により茶褐色に変化していきます。

そんな事から、「アフリカンチェリー」とも呼ばれる材です。

日本でも同じように色味が変化する事から、山桜と関係のない樺の木を水目桜と呼ぶ事がありますが、そう名づけた事と似た経緯があるのも興味をそそられます。

●ブビンガ

 ブビンガは世界の中でも直径が太く取れやすい=大経木に育ちやすい木です。

直径は約2~3m、樹高は約20~30mにも成長します。

しかし、水分の多い白太部分が多くしっかりとした乾燥技術を必要とします。

日本でも「刳りもの」と言い、お餅をつく時の臼などに見られる丸太のかたまりを彫り込む木工作品があります。

和太鼓も同様です。

しかし近年はケヤキなどの和太鼓に適した大径木の材が取れない為に、このブビンガで作られる和太鼓も多くあります。

代表的なものとしては、靖国神社や明治神宮の和太鼓もこのブビンガで制作されています。

和太鼓という日本古来の楽器に使われていると考えると、不思議と身近な存在に感じられませんか?

 

アフリカ材の一枚板を探してみよう


迫力のある杢目はもちろんですが、この様にそれぞれの樹種にも個性と特徴を持っています。

アフリカというと日本からも遠い国で、文化圏も異なる為に、なかなか想像する事も難しいかもしれません。

しかしそれぞれの樹の特徴を知る事で、杢目を見るだけでなく、どんな樹を使ってみたいかという視点を持つ事で、

さらに自分だけの一枚を探す楽しみが増えて行きます。

そんな時は家具蔵各店へお越しください。

家具蔵各店へのアクセスはこちら

アフリカ材をはじめとした木の専門知識を持ったプロフェッショナルなスタッフが、お客様ひとりひとりの住まいと暮らし方、そして好みにあったテーブル天板を探すお手伝いを致します。


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