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無垢材で収納家具をつくるということ

2019.5.26

収納家具は、“道具”だけではない


収納家具というと思い浮かべるのはどのような家具でしょうか。

カウンター下収納・テレビボード・チェスト・ワードローブ・システムボード・リビングボード・ダイニングボード・サイドボード・仏壇・本棚・ブックボードなどなど。

思い浮かべるものは様々でしょう。

テーブルやチェア、ソファなどは、対象の形状に違いはあれ、概ねフォルムは似たものをイメージするのではないでしょうか。

それに対して収納家具は、人によって思い浮かべる形が変わります。

そこが収納家具の面白さであり、住まう人の求めるニーズによって成り立つ家具だからだと思います。

部屋は、モノで溢れています。

「断捨離」という言葉が一般的になって久しいですが、捨てようと思わない限りモノをなかなか捨てることが出来ません。

増える続けるモノをあるべき場所に仕舞うことで、居住空間の快適性に繋がります。

“適材適所”という言葉がありますが、モノの適材適所を実現するのが、収納家具です。

少し前まで収納家具は「仕舞う道具」としての意味合いが強かったのですが、最近ではマンションや戸建て住宅でも、備え付けの収納機能も充実してきており、空間に「置く」収納家具の数量も減ってきました。

だからこそ、何を仕舞うかをしっかり考え購入しないと、使い勝手の悪い収納家具をずっと使い続けなければなりません。

また道具としての役割だけでなく、空間にあった意匠性も重要になってきます。

家具は、購入頻度は高くない商材でもあるので、しっかり選びたいものですね。

 

リビングの収納術3原則とは


リビングは、モノで溢れかえっています。

しっかり整理整頓を心がけていて日々増えるモノの量に圧倒され、長続きせず…、という経験は誰もがお持ちではないでしょうか。

収納できる家具を買えばなんとかなるだろうという考えは、今では通用しません。

それは、モノが多様化してきており、

「どこに、何を、どのように」まで考えなければ、根本の問題は解決しないためです。

リビング収納でもっとも大事な3原則をご紹介しましょう。

1.モノの要・不要を見極めて、最初にすべきは整理からはじめること

仕舞う前にすることは、まずは、モノの量を減らさなくてはなりません。

これをやらず、すぐに「仕舞う」行為をすると、収納家具はいくらあっても足りません。

「減らす=処分する」。

最近は、使えるものであれば、リサイクルショップや個人で売買できるサイトも存在しますが、やはり「処分する」「捨てる」という行為は避けては通れないでしょう。

2.「ゴールデンゾーン」は家族全員が使うものを仕舞う

収納スペースは限られています。

動線や使う人の目線を考えて、モノの位置を決めることが大切です。

例えば文房具類は、大人だけでなく子供も使うものです。

子供たちが出し入れしやすく、また、仕舞ってあるモノがすべて把握できるように中身を見渡せるような場所に仕舞うのが好ましいです。

住まう人の誰ものが手に届くゴールデンゾーンに、家族全員が使うものを収納する方が良いです。

仕舞う時に、あるべき場所に納めることに繋がります。

一方で、刃物(工具)や薬、危険なモノなど、まだ小さい子供には触ってほしくないものは手の届かない高い場所に仕舞うと良いでしょう。

3.ダイニングとの関係性を考える

ひと昔は、リビングは居間、ダイニング食事室として、明確に区別されてきました。

しかし、今の住環境においては、リビングとダイニングが連続した繋がりを持つ空間として考えられるのが主流になってきました。

リビングで使うもの、ダイニングで使うものを考えどちらのエリアからでも使えるようにしなくてはなりません。

上記3点を考え、決まったものをきっちり納めるために引き出しを多くするのか、観音扉で大別して納めるようにするのか、もしくは集中型の収納である壁面収納ですべてをまとめていくのか、を考える必要があります。

 

無垢材で誂える


収納家具の素材はいろいろあります。

ここでお勧めしたいのは、「無垢材で誂える」という考え方です。

冒頭で述べましたが、収納家具は仕舞う“道具”としての機能だけでなく、“魅せる”ことも重要になります。

収納するものによっては、重さもあり、収納家具に求められる要素として、「耐久性」があります。

どんなに機能性がある収納でも、耐久性が低ければ、また買い直しをするなど、コストの負担が増してきます。

「良いものを長く」というデンマーク、フィンランド、ドイツに代表するインテリア先進国に根付いている考え方が日本にも近年浸透してきています。

無垢材収納家具のメリット

1.オーダーで製作することが出来るので、使用目的にフィットした仕様で誂えることが出来ます。

樹種も選べるので、空間にマッチした雰囲気を作ることが出来ます。

2.経年変化で、時を重ねるごとに魅力が増してきます。

一般的な家具は、使い始めがピークで使う年数ごとに劣化していきます。

無垢材家具は使うほどに色合いも変わり傷つけても風合いに変わり、住まい人とともに大人になっていきます。

まるで生活のパートナーのような感覚になります。

3.木組みでしっかり製作することで、耐久性が増します。

収納は納めるものを含めると重量が増し、重さにより、負担がかかり耐久性が落ちてきます。

伝統的な木工技法で誂えた収納家具は、とにかく丈夫です。

 

収納家具は、用途が合わなくなったら買い替えるものとお考えの方もいらっしゃいますが、それではだんだんと収納家具の数が多くなり、より空間が乱雑になります。

自ら決めたスペックを有する収納家具の中でしっかり納まるようにすれば、これ以上無駄なものはなくなり、空間がすっきりします。

収納家具は、決して“道具”としてだけでなく、“意匠性や愛着”を持って使えるものを選ぶことで将来的な満足度も増してきます。

これまで、「無垢材」という発想がなかった方も、是非、家具蔵各店でその魅力を体感してみてください。

 

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