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「部屋を狭く見せない」ソファの選び方と配置方法とは?

2024.1.9

 

 

住まいを快適で寛げる空間にするにはソファは欠かせないアイテム、という人も多いでしょう。

しかし、日本の住宅事情ではコンパクトな間取りが多く、大きなソファを置くと圧迫感が出てしまうのではないかと心配される方も多いと思います。

じつはソファのサイズやデザイン、カラーリングなどに気を付けるだけで、部屋を狭く見せない、つまり「空間を広く感じさせる」ことができるのです。

今回はどのようにすれば空間が広く感じられるソファを選ぶことができるか、を見ていきます。

 

高さの低いソファを選ぶ


 

 

部屋がコンパクトな場合はそれに合わせてコンパクトなサイズのソファを選ぶのが通常です。

当然、ほかの家具や動線との兼ね合いもありますが、あまりにコンパクトにしてしまうと、複数で座った場合の距離が近かったり、横に寝ころびにくかったりと思ったよりも寛げないことがあります。

せっかくソファを買うのですから、この「寛げない」という事態はもったいないことです。

そこでソファの幅は部屋に置ける最大サイズ(無理のない範囲)にして、高さを低めのタイプにしましょう。

低めのタイプ、を定義するとすれば総高で800ミリ程が好ましいといえます。

ハイバックのソファの方が寛げるのでは?と思われがちですが、ハイバックの場合はリクライニング機能の付いているものでないと首や肩が固定され、長く座っていると疲れてきてしまいます。

高さ800ミリ前後なら丁度肩から下がしっかりと支えられて安定感があるのと同時に首は動くので、首や肩が凝ることを防げます。

また、800ミリという高さは腰高くらいであり、いわゆる「視線が抜け」ます。

そのため、壁を背負わせても、空間の間仕切りとして使用しても圧迫感はほとんどありません。

低過ぎず、高過ぎず、絶妙な高さです。

 

アームレスタイプを選ぶ


 

 

ソファはいわゆる「アーム付き」と「アーム無し」があります。

アーム付きは布や革で包まれたアームと無垢材のような木のフレームが付いている仕様をよく目にします。

アーム付きはデザイン性に優れ、高級感や素材感が味わうことができるのが魅力です。

しかし、アームに存在感がある程、圧迫感が生じがちとなります。

そこで空間を広く見せる=部屋を狭く見せないためにはアームレスタイプを選ぶのがお勧めです。

アームレスタイプは実用面でも多くの優位性があります。

まず、アームが無いことで端まで座ることができる(使用できる)ので、有効面積が広くなること。

それはつまり横になりやすい、寝転がりやすいことも意味します。

あるいは小さい子供がいてもアームに頭をぶつける心配が無いので安心です。

大人であってもふとした時にソファのアーム部に足をぶつけて痛い思いをすることがありません。

また、通常のソファは正面からの着座となります。

横方向からでも座ることができるのはソファへのアクセスが容易になります。

木のフレームを使用したソファ、あるいは無垢材フレームのソファの場合、アームが無いと雰囲気が出ないのでは、と思われがちですがアームレスのタイプでも脚の部分で十分に素材感を味わうことが可能です。

 

床との空間が空いているソファを選ぶ


 

 

床とソファの座面下端がベタ付きとなっている仕様やほとんど下部に空間が無いソファが多くみられます。

埃が入りづらく、掃除などが楽な点は良いことですが、いわゆる「抜け感」が損なわれるため、ここで圧迫感が出てしまいます。

床とソファとの間に空間があると抜け感が生まれ、見た目にも軽さとを得ることができます。

お勧めの脚の高さは100ミリ~160ミリ。

この程度の高さが空いていれば掃除器具や掃除ロボットも入ります。

また、人は着座から立ち上がる際に踵が後ろに行くものです(試しにやってみるとわかります)。

このスペースがあることでソファが自身の脚の妨げにならず、立ち上がりを容易にしてくれます。

 

配置の際のポイントは?


 

 

ソファは間取りにもよりますが、空間の中央に配置する場合はソファの周囲をぐるりと回る事ができるような回遊動線を確保すると、空間にゆとりが生まれます。

また掃除もしやすく湿気が溜まりにくくなります。

マンションの場合、廊下からLDKに入る際に扉がありますが、この扉を開けた際の直線上にソファの配置がかからない方がバルコニーまで視線が抜け、部屋が広く感じられます。

対してスペース上、壁面沿いの配置となる場合も、必ず壁とは5センチ以上の隙間を設ける様にしましょう。

特にマンションの場合、リビングにはバルコニーへ抜ける掃き出し窓がある場合が多く、壁とソファをぴったり隙間なく配置してしまうと、カビの温床になってしまうこともありえます。

しっかりと通気の隙間を確保する事が大切です。

また、床暖房の設備がある場合は、床に座ってソファを背もたれにしてリラックスする様な場面も想定されます。

そのような時はソファの下にラグを敷くのがおすすめです。

床暖房の暖かさはそのままに、フローリングにクッション性を持たせることができます。

さらに、リビングダイニングが繋がった空間の場合は、ラグを敷く事でリビングのゾーニングとなり、空間のアクセントを兼ねたものにもなります。

最近は、洗うことができるラグや比較的安価なラグ、サイズオーダー可能なラグもあるので、ソファと合わせて検討しましょう。

 

カラーコーディネートに気を配る


 

 

圧迫感の無い色と言えば明るい色です。

特にホワイトやアイボリー、明るいベージュやグレー等は使いやすい色でもあります。

壁の色が白の場合はホワイトやアイボリーだと壁と同化して、馴染むことでより部屋を広く見せる事ができます。

部屋の中に様々な色が点在していると乱雑に感じるので、大物家具であるソファはモノトーン系にしてクッションやその他インテリアアイテムでパステルカラー等の差し色を用いるとまとまり良く見えます。

 

 

ソファは大きいサイズのものが多く空間に与える影響力も強いので、選択の失敗ができません。

いざ置いてみて予想以上に圧迫感があったり、幅を小さくし過ぎたためにお互いの距離が近く、寛ぐことができない等の失敗を無くすためには、事前に最適な寸法をきっちりと把握しておくことが重要です。

家で測ってもイメージが湧かず、難しい場合は家具販売店に行く際に必ず図面を持っていくようにしましょう。

(図面が無い場合は空間の間取りとサイズをメモした紙を持っていきます)

店舗のスタッフにアドバイスをもらいながら、サイズが決まったら今挙げたポイントを思い出してみて下さい。

また、ファブリックを明るめの色にする場合、洗濯ができるもの(フルカバーリング)にしておくことをお勧めします。

家具蔵のソファはアームレスのものを含め、高さはすべて800ミリで脚のあるタイプ、カバーもフルカバーリングとなっています。

カバーも肌触りの良い日本製・イタリア製高級布カバーは110種類をご用意。

本革のものも全6色をご用意しています。

空間を広く見せ、且つくつろぎも約束するソファを家具蔵各店でお気軽にお試しください。

 

家具蔵の無垢材ソファの商品ラインナップはこちらから

 

 

 

 

 


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