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ドアの色や素材は家具選びに影響するのか

2023.12.1

 

 

家具やインテリアを選ぶ際にどうしても気になるのが、それを置く空間との相性です。

内装の色合いや雰囲気に対して浮くことは無いか、逆に目立たな過ぎても困る…というようにデザインや素材、色合いなどを決定するに当たって色々と考えていくことでしょう。

 

内装を家具選びの基準とする場合は床をベースに


 

 

住まいにおいて面積が広くなる部分といえば床か壁です。

壁は日本の場合は白(かそれに近しい色)であることが多いので、それを基準にしたインテリア選びは比較的自由なはずです。

白い画用紙に絵を描き、色を塗るようなものなので、見え方の好みはあっても「これは合わない」ということは無いでしょう。

そこで床を基準にすることが多くなります。

最近ではフローリングを採用している住まいが多いので、その材質や色合いが家具やインテリア選びのひとつの基準となるのです。

これはカーペット敷きの部屋においても同様ですが、濃茶や黒といった落ち着きのある床色なら何が合うのか、明るい色合いの床色ならどのような素材や色の家具を配置するのか。

そこに思いを巡らせ、SNSなどインターネットで見ることができる実際の事例や、家具販売店スタッフ・インテリアコーディネーターなどのいわゆる「プロ」の意見を参考にしていくことでしょう。

 

床とドアの色や素材が異なる場合の優先順位は?


 

 

ここでひとつの問題が出てきます。

床の色合いや素材と相性の良い家具やインテリアを選んだのは良いが、ドアの色が床と違う場合、どうするべきか?というものです。

ドアは引き違い式のウォールドアなどは壁同様の存在感を誇り、少なくとも高さがあることから住まいの中ではそれ相応に主張します。

住まいにおいて床とドアの素材、色合いがまるで異なることは大いにありえます。

新築やリノベ、リフォームでそのような選択をした場合もあれば、建売などで否応なしにそのようになっているケースもあります。

床は明るい色調なのにドアは落ち着いた色合いのもの、どちらに合わせるべきなのか?あるいはまったく違う選択肢があるのか?と考える人もいることでしょう。

 

大事なのは「割り切り


 

 

結論から言えば、床とドアの色合いが異なる場合、どちらに寄り添ったインテリア選びを行うかは「いかに割り切るか」、これに尽きます。

つまり、床の色合いや素材に合わせてそれに合うように家具・インテリアを選んだのであればドアはあくまで「背景」とだけ考え、大きく気にしないことが肝要です。

反対にドアの色合いや素材との親和性を優先させるならそれもよしですが、もし空間全体との相性を考えるならばより面積が大きく目に触れることも多い床とのそれを優先させることをお勧めします。

そのうえでバランスをとるならソファの張地、ダイニングチェアの張地、カーテンなどにドアと近しい色合いや補完する色合いのものを選び、バランスをとるのが良いでしょう。

 

ちなみに私ども家具蔵の無垢材家具は無着色仕上げを行っています。

この手法をとることで木材本来の美しい経年変化を楽しむことができると同時に、長い期間使用しても古びて見えることのない味わいを持った家具となります。

また、色を塗らないということは自然の色合いをそのまま活かすということです。

自然材が持つ色合いは単一のものではなく、様々な色素の集合体として「そのように見えている」ものです。

つまり様々な色素を持っていることであらゆる内装との親和性が高いものとなっています。

当然そこには好みはありますが、特に無着色仕上げの無垢材家具であれば内装との相性に細かい苦慮は不要といって良いでしょう。

 

ドアと床の関係性はどのように考えるか?


 

 

一方でこれから住まい選びを行う、あるいは住まいづくりを行うのであれば、そこに各種の室内ドアを選択する機会があるかもしれません。

その際には床の色合いと各種ドア・扉の色合いはしっかりと吟味しておくことをお勧めします。

室内の雰囲気の「格」を上げるには何よりも統一感や一貫性が重要です。

それは単に床と扉が同系色である、あるいは同素材であるということに留まらず、いかに計算されているかが目に見えることです。

同じトーンでまとめることで全体の統一感や空間自体が広く感じやすくもなります。

また、あえて正反対のものでコントラストをつけるのも一手です。

空間全体にアクセントをつけることで全体の立体感、動きのある空間を演出できます。

ただし、ドアや扉も様々なデザインがあります。

空間の雰囲気、置きたい家具、目指すテイストに見合ったものを選ぶべきです。

例えばモダンな雰囲気の空間にはそれに見合った家具やインテリアが相応しいですが、扉はその仕上げとなる存在です。

どうしても迷ってしまったら色は「白」を選ぶのがもっとも無難と言えます。

壁が白(あるいは白基調)の場合、ドアや扉も同じ色合いなら壁がそのまま続いているような錯覚を与え、ドアや扉に無駄な存在感が出ずにコーディネートが容易になります。

 

 

家具蔵では無着色仕上げで家具を製作することから単純な「色」に留まらない選び方をお話ししています。

そのうえで自室ではそれがどう映るかも重要ですので、CGを用いてシミュレーションを行うことで失敗の無い家具選びをサポートしています。

当然、床やドアとの相性もそこでチェック可能です。

お気軽にご相談ください。

 

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