「2人暮らし」のダイニングテーブルの選び方は
2022.7.21
目次
様々な暮らしのスタイルがあるなかでいわゆる「2人暮らし」というのは、家族のかたち、あるいは住まい方としても決して珍しくない、ごくごく一般的なものです。
DINKs、同棲・同居、お子様が独立された後のご夫婦。
色々なケースが考えられますが、どのような場合でも食事をとるテーブル=ダイニングテーブルは必要です。
ダイニングテーブルに求められる役割
テーブルに限らず、日々の暮らしや新生活において家具選びは必須事項です。
そのなかでダイニングテーブルはある程度のスペースを占める家具になります。
その用途も様々で、食事以外にもそこで作業を行ったり、来客に対応することもあるでしょう。
そのような多様な役割を持つダイニングテーブルは、サイズで選ぶのはもちろんのこと、機能性を重視して選ぶ方法もあります。
ダイニングテーブルは座卓と比べて疲れにくく作業と移動が容易
部屋が狭いので食事などは小さな座卓で賄っている、という人もいますが、そのような人でも普段の暮らしにはダイニングテーブルを取り入れるべき、というそのメリットをお話ししましょう。
まず、何よりも食事や作業の姿勢に無理が無くなり、疲れにくくなります。
床に直接座っての食事や作業の場合、どうしても背中が丸くなり、腹部が圧迫されます。
床に直接座ることでの膝や腰への負担も掛かります。
これがテーブル+チェアの暮らしになると、作業の際に楽な姿勢を自然ととることができ、膝や腰への負担も軽減します。
他の場所への移動もより容易になるでしょう。
在宅ワークなども多くなっている今、こうした「作業時の姿勢(や移動)」の容易さは見逃せません。
ダイニングテーブルはコミュニケーション性を向上させる
同時に「椅子」という自身の居場所を作り、対面に人がいる状況はコミュニケーション性を向上させます。
例えばソファに座って互いが並んでテレビなどを見ている時、お互いが近くにいても顔は見えていません。
それが椅子に座っての対面であれば、互いの表情からの気付きがあったり、仮に互いにスマートフォンを操作していても相手の気配が正面にあることで会話などが生まれやすくなります。
これは来客などに関しても同様です。
二人暮らしのダイニングテーブルのサイズの決め方
暮らしのスタイルとしてはごくごく一般的なものである「二人暮らし」。
そのようないわゆる「最小の団体」で使用するダイニングテーブルはどのようなサイズが適しているのでしょうか。
食事や作業を行う際に必要な1人分のスペースは幅60cm×奥行き40cmと言われています。
そのことから基本的には幅70~80cm・奥行80cmほどのテーブルであれば対面した際に、互いが近すぎる、ということはない距離感を確保できます。
まずは最低限のサイズとして、それを基準に考えます。
そこから大きくできるのであれば少しでも大きく、という考え方をお勧めします。
テーブルは食事や作業を行う「台」です。
であれば、少しでも大きい方が食事のしやすさも作業の効率も良いはずです。
また、心理的な効果も見逃せません。
例えばレストランに入って2人なのに4人掛けのテーブルに通されたら「ゆったり使えて嬉しい」と感じます。
この心理が自宅で日常になることで気持ちにゆとりが生まれ、広く、居心地の良い場所であればそこに長くいることで互いのコミュニケーション性が高まります。
テーブルサイズを決める際に気を付けるポイントは周囲の余白
ただ、闇雲に大きなテーブルを置いては周囲の歩きやすさや椅子の出し引き・立ち座りのし易さが損なわれます。
テーブルの周辺には十分な「余白」を確保できるようなサイズ選びを行いたいものです。
「テーブルから壁や窓までは60cm前後を確保(することで回遊が楽に)」
「椅子の出し引きにも最低60cm前後、アームチェアなら80~90cm前後が理想」
「テーブルの側にソファなどがある際には100cm前後離れていると圧迫感が無い」
という数値を覚えておき、あとはそこからの引き算で置くことのできるテーブルの最大値が導き出されます。
ウチは賃貸だし、そこまで大きなテーブルは今は…、という人でも将来的な住み替えも考えると、最低でも幅150cm前後はあっても良いかもしれません。
150㎝あれば少し大きめの椅子でも2脚並べることができ「この椅子が欲しいがテーブルに収まらない」という事態は避けられます。
また、2人が並んで着座した際にも互いの距離感にある程度の余裕を持つことができるので家族が増えるなどがあっても安心です。
どのようなデザインが良いのか
ダイニングテーブルの種類は様々で、デザインもバリエーションも豊富です。
定番の正方形や長方形をはじめ、円形、楕円形なども一般的な形状です。
正方形や長方形といった四角形のテーブルは部屋の隅や壁に寄せることができるので、空間を有効に使うことが可能です。
デザインとしてもすっきりとした印象になります。
円形テーブルは空間全体に柔らかな印象を与え、軽やかな雰囲気を作り出します。
隣り合う人が45度の関係性になるのも、会話がしやすく、コミュニケーション性が高まります。
変形テーブルや身長式テーブルという選択肢
一方でスペースに限りはあるけれど、なるべく広いテーブルが欲しい。
2人暮らしだけど椅子は3つ置きたい(長方形では4つ無いといけないと考えている)。
そのような人には、家具蔵の「無垢材テーブルビオス」がおすすめです。
四角形テーブルと円形テーブルを合わせたこのデザインは、それぞれの良いところを受け継ぎつつ、コンパクトに空間に収まることで人気を博しています。
直線部分を壁やキッチンカウンターに寄せてスペースを確保。
その一方でアールを描く部分に隣り合わせて椅子を置けばコミュニケーション性は抜群です。
V字状の脚が中央寄りに付いているので椅子を置く場所も自由で、曲線部分に3脚置くことも自然です。
もしくは伸長式、という選択肢もあるでしょう。
「無垢材テーブル ローベルⅡ」や「無垢材テーブル フレスコ」はそれぞれコンパクトな円形・四角形から最大6人が着座できる楕円形・長方形に変形します。
来客の際にも安心ですし、将来的に家族構成や住まいが変わることにも対応できます。
2人というのは、共同生活の最低限の単位。
それでも互いが居心地の良い毎日を送るためには、そこにあるものの質や使い勝手に2人が満足のいくものでなくてはいけません。
家具蔵のテーブルは受注生産で熟練の職人が作るものです。
厳選した無着色の無垢材でつくるテーブルは、強度も、長年使った後に出る風合いも抜群です。
細かなサイズオーダーも受け付けていますので、テーブルを検討の際にはお気軽にお声掛けください。
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