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ウォールナットの家具は横浜元町で探す

2022.2.2

 

 

国際色豊かな街、横浜元町のはじまり


 

 

「横浜元町」の歴史は、横浜開港の時期にまで遡ります。

1859年(安政6年)に横浜が開港されると、それにともなって当時の「横浜村」が日本人による商業地区と外国人の居留区に整備されることになり、翌1860年(万延元年)、90戸ある横浜村の住民は隣接する山裾に強制移住させられました。

そこは「元村」と呼ばれ、ほどなく「元町」に改称され、元町の歴史が始まったのが起源とされています。

かつては漁業を営んでいた横浜村の住民たちでしたが、堀川が掘られて元町と関内とが隔てられるようになるとそれを続けることも難しくなってきました。

海外から来た外国人が山手に居住するようになると、関内の商業地域と山手の住宅街との通り道に元町が位置することもあって、自然発生的に外国人相手の商売が生まれることになります。

「横浜」についての一般的イメージは多くの人々が思い浮かべる山下公園や外国人墓地、港の見える丘公園、山手に残る洋館といった異国情緒溢れる風景の数々です。

こうしたイメージの元となるのがこういった一連の歴史であり、これが、横浜元町商店街の始まりでもあります。

 

 

元町は職人(クラフトマン)の街


 

 

横浜元町は山手の外国人居住区の近くに位置することから、彼らの生活を支えるための物資やサービスの供給という側面を持って発展を遂げてきました。

多くの技術を外国人たちから学び、家具の修理やベーカリー、クリーニング、洋服の仕立てなどといった西洋文化を取り入れたサービスの多くは元町発祥とも言われています。

現在も、横浜元町商店街には、このような店舗が軒を連ねています。

当時から元町は、職人の町としての性格も色濃く、いわゆる西洋家具などはその代表的なものと言えます。

 

元町商店街の歴史


 

 

元町山手の外国人たちを顧客に抱えて発展した元町商店街でしたが、一時期、衰退の時期もあったのも事実です。

大正期になって外国の商社の多くが東京に移転するにつれ、元町も次第に活気を失っていき、関東大震災では壊滅的打撃を受けました。

そこから復興し、細々と続いた元町をさらに第二次大戦の空襲が襲います。

終戦後、進駐軍の横浜上陸によってその需要をまかなうために開港期を彷彿とさせる復興を迎えますが、それも長くは続かず米軍接収解除によって、元町商店街は存亡の危機に立たされることになります。

そこで横浜元町商店街は大きく路線転換を計りました。

古き良きものは残しつつ、日本人、特に若者をターゲットにした街造りへの取り組みを始めます。

昭和30年代から昭和40年代、県や市、地元銀行などの協力による街作り、オリジナル商品の開発、一流デパートとの提携などの努力によって次第に知名度を高めていくことになり、これが、「元町ブランド」の誕生となりました。

そして昭和50年代の半ば、「ハマトラ」の大ブームに沸き、知名度が飛躍的に高まり、現在に至ります。

それ以前から、「ファッション通」の人たちにとっては特別な街であり、特に地方から首都圏にやってきた若い女性たちにとって、元町は一種憧れの街であったかもしれません。

そのお洒落なイメージ、ちょっと高級なイメージは、大人の街という雰囲気を醸し出し、元町は今も特別な存在感を持っています。

流行のファッショントレンドに安易に影響を受ける訳でなく、その歴史の中で培われてきたであろう独自のセンスというものに、人々は惹かれ、憧れを抱いてきました。

そしてまた、横浜元町のブランドイメージに重なって見えるものとなっています。

 

世界最高峰の銘木・無垢材ウォールナットの家具


 

 

無垢材家具の中でも圧倒的な人気を誇るウォールナット。

実は、このウォールナットの歴史も横浜元町の歴史と同様にとても深いのです。

17世紀後半、王政復古によりチャールズ2世がイングランド王として即位します。

「陽気な王様」と呼ばれ、社交や芸術を愛した博識ある国王のもと、ウォールナットが家具史上に大きな発展をもたらします。

粘りがあり加工性や接着性に優れるウォールナット材は、当時の家具職人たちにも好んで使われました。

それまで家具材として多用されていたのはオーク材でしたが、ウォールナット材を使用することで、自由で精巧な造形が可能となり、曲線やねじれを駆使し、「カブリオールレッグ(猫脚)」などの新しい造形が生まれます。

高貴な印象を与える独特の杢などの美しさと相まって、富の象徴として王族や貴族の間で愛され、艶やかなビクトリア調やロココ調家具となったのです。

ヨーロッパの家具市場では、ウォールナット材による製品が人気を独占し、「ウォールナットの時代」と呼ばれました。

時を越え、20世紀に入ってからもイームズなどの有名デザイナーも、ウォールナットの無垢材を用いてデザインした椅子を発表しています。

国内で発展した「西洋家具」にもこのウォールナットを使用したものは数多く見ることができます。

現在でも不動の人気のウォールナット材で製作される家具は、その醸し出す高級感は誰しもが憧れる存在なのです。

 

私ども家具蔵でもブランド創設以来の定番材として、このウォールナットであらゆる家具をご案内してきました。

多くのお客様に支持をいただき、長年の間高い人気を誇る樹種となっています。

「家具蔵横浜元町店」でも、店内ではこのウォールナットで製作した家具の展示を多数ご覧いただけます。

なかでも通りからも見ることのできる幅270センチにもなるウォールナットの一枚板は、道行く人の目を留め、楽しませてくれる存在となっています。

それ以外にも厳選の一枚板含め、多数のテーブル天板や様々なデザインのチェア、ソファ、ベッドなど、どれも使いやすく普遍的なデザインの家具として一人一人の暮らしに合ったご提案をしています。

異国情緒たっぷりな横浜元町で、良質のウォールナットの無垢材家具に触れてみませんか?

 

家具蔵横浜元町店へのアクセス・お問い合わせはこちらから

 

 

 


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