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家具を無垢材でつくるならどんなものがおすすめか

2021.3.23

 

 

エコロジーという言葉も定着し、サスティナブルという言葉や考えもまた認知されてきている今、自然素材である無垢材が大きく注目されています。

とりわけ、住まいや家具といった、暮らしに密接したものについて、その支持は高まりを見せ、留まるところを知りません。

家屋においても床材や内装材で無垢材を使用しているケースを以前と比べても本当によく見かけるようになりました。

また、その中に入れる家具においてもリーズナブルであっても長くは使用できないものよりも、多少価格が高くても長く使用できる良いものが欲しい、それなら無垢材でつくられたものを、という人が増えているのです。

そんな無垢材、ある意味ではあらゆる家具での使用が可能ですが、それぞれにおいて「なぜ無垢材が良いのか」をみていきましょう。

 

 

無垢材とは


 

 

無垢材とは表面材、心材に分かれているいわゆる「合板物」とは違い、天然木そのもののことをいいます。

わかり易く言うと丸太の木から伐り出した板材のことで、いわば「木そのまま、木そのもの」です。

乾燥・加工に時間と手間がかかること、木を知り尽くし扱える熟練の職人でなければ製作がままならないこと、現存する保有数からも極めて希少性の高い材料です。

そうしたものでつくられる家具は「無垢材家具」としてカテゴライズされます。

 

家具に無垢材を使うメリットは


 

 

無垢材家具とひとことでいっても、そこには「着色しているか」「着色していないか」という区分けが存在します。

大方の木製家具は着色を施したのち世に出ていますが、無垢材家具も例外ではありません。

しかし、無垢材家具を探すなら断然「無着色」のもののほうが無垢材家具のメリットを享受しやすくなります。

まずは「経年変化」。

無着色の無垢材は、経年変化による風合いの変化を楽しむことができ、まさにこれこそ無垢材家具の醍醐味のひとつといって良いでしょう。

徐々に色が濃くなるもの、反対に明るくなるもの、様々ですが、次第に変わっていく色合いは「育てる」という感覚や「一緒に暮らしている」という感覚を持つことができ、傷みなども目立ちにくくなる、そんな面も持ち合わせています。

また、「メンテナンス性」も無垢材家具の特徴です。

無着色で仕上げたものであれば、そもそものキズなども味わいになるのですが、そうした傷みも削って修復することが可能です。

それによって、長年使用したものでも新品同様にすることができ、さらに長く使用することが可能になります。

また、調湿効果や香りによるリラックス効果という点も科学的に認められており、健康や集中力向上の観点から無垢材が様々な現場で使われています。

こうした道具としての優位性以外にも、暮らしにおける様々な場面で無垢材は非常に魅力的な素材であり、無垢材家具を使用することはその恩恵を十分に享受することに他なりません。

 

無垢材はどのような家具に向いているのか


 

 

では、無垢材はどのような家具に向いているのか

この話をする前に、木には「広葉樹」と「針葉樹」の2種類があることをお話しておきましょう。

「広葉樹」はつまるところ「幅の広い平らな葉を持つ木」のことです。

「針葉樹」は「細長い針のような葉を持つ木」です。

街中でよく見かけるのは前者はケヤキやナラ、後者はスギやマツ、といったところでしょう。

無垢材家具に使用するのは広葉樹が断然有能です。

広葉樹からとれる木材の特徴は「強度があり傷がつきにくい」ことであり「揺れに強い」ことがあげられます。

こうした特徴は次にあげる家具たちにとっても、非常に重要な要素です。

 

テーブルやチェア


 

 

チェアは人の身体を支え、テーブルは作業そのものを支えるもの。

それらが場合によって揺れていてはとても作業は捗りません。

人の身体や日々の暮らしに必要な作業を支えるものとして、中身の密度の濃い広葉樹でつくる無垢材テーブルや無垢材チェアはたいへん有能なのです。

また、傷がつきにくいことも普段の作業の場としては心強いですね。

 

ソファやベッド


 

 

同じく寛ぎを追求する場所にも広葉樹の無垢材家具は最適です。

やはりその強度が軋み音などが無い、安心して身体を休めることのできる時間へと誘ってくれます。

 

収納家具


 

 

広葉樹でつくる無垢材収納家具には強度が期待できます。

つまり、重量のあるものを収め、時には少々手荒に扱うこともありえる収納家具にはもってこいなのです。

 

無垢材家具、なかでも広葉樹で製作したものは強く、そして時間が経っても、むしろ経ってからが美しく、長く使用することが可能です。

家具というものは、そうそう頻繁に購入するものではなく、また、仮に傷みが生じたとしても少々のことなら使い続けている、そんな人も多いものです。

であれば、耐久性に富み、長く使用することが可能で、不意にできた傷みも味になる無着色で仕上げた無垢材家具を使用するのは、買い替えの際に生じるコストや労力を削減する意味でも、また現代の考え方にもマッチした暮らしにもなるはずです。

私たち家具蔵も常時8樹種を用意し、そのどれをも無着色で仕上げます。

オーダー製作である強みを活かし、個々のニーズに沿った家具をご案内していますので長く使える家具、または無垢材家具を検討の際にはいつでもお気軽にお声掛けください。

 

家具蔵の無垢材のラインナップはこちらから

 

 

 


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