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都内でチェリーの無垢材家具を探すなら?

2020.11.3

 

 

無垢材家具を選ぶ際に多くの人の間で有力な候補にあがる「チェリー材でつくられた」もの。

その華やかで暖かみのある色合いや手触り、光沢感、空間を選ばないコーディネート性から高い人気を誇ります。

しかし、都内ひいては全国でもチェリーの無垢材家具を扱っている家具店は限られているのが現状です。

まず、家具材に限らず様々な分野で人気のある材であるため、高樹齢の原木の確保が困難であること。

そして、好き嫌いの少ない、美しい表情を持った板材を取り出せる程度の良い原木の確保も困難であること。

そんなハードルの高さからチェリーを扱う家具店・家具メーカーは少ないのですが、それでも美しいチェリー材の家具を提供する家具店はあります。

チェリーの家具が欲しい、と思ったらどんなところで選ぶべきかを見ていきましょう。

 

 

チェリー材家具を探すなら その1.無着色家具で提供している家具店


総称で「アメリカンブラックチェリー」と呼ばれるチェリー材の大きな特徴はなんといっても劇的な経年変化。

驚くような色合いの変化を、短期間で見せてくれます。

製材したて、または家具となって自分の手元に届いた時は淡い桃色をしています。

その優しい表情は年月の経過の中で紫外線などの影響により、最終的には濃い赤褐色に変わっていきます。

その「劇的」ともいえる変化は、時を重ねるごとに表情を変えるという無垢材ならではの魅力を存分に堪能できます。

最初と数年後、そしてその後。

家具となってからもまた新たな表情と歩みを見せてくれることがその大きな特徴です。

家族が集うダイニングにおいて、チェリー材の淡い木目は、食卓を彩る料理の色彩を邪魔することはありません。

むしろ「赤」の色味は食欲を引き立たせてくれる効果もあります。

ダイニングは住まいの「顔」とも呼べる場所です。

家族が集う居場所として温かいダイニングルームを演出するのにチェリー材は最適な木となってくれます。

同様にその他の住まいにチェリー材の家具を用いた場合も、その温かみのある色素から高級感を一段階上げ、落ち着きのある空間を演出してくれます。

その特性は決して人工的な着色では生まれないもの。

無着色で家具を製作しないとチェリーの良さは引き出せません。

そして、そんな家具店こそが質の良いチェリーを提供できるのです。

 

チェリー材家具を探すなら その2.原木から買い付けをしている家具店


無着色で家具をつくるということは、木目や色合い、その表情までもデザインやディテールとなるということ。

着色してごまかすことができないということは、もともとの素材自体がクオリティの高いものでなくてはいけません。

特にアメリカンブラックチェリーという木の育ち方は非常に活発です。

太陽の光を求めて枝を大きく張りながらも天候などにその状態を大きく変えながら生長していきます。

その為、木の成長過程で現れる「キャラクターマーク」も豊かに出てくる材となるのです。

例えば、旋回をするように育っていく過程と痕跡は、材となった時にリップルマークと呼ばれる「さざ波紋」が他の樹種以上に顕著に見えてきます。

この「さざ波紋」は光の反射で自然が生み出す模様となって見る人を楽しませてくれる、とても面白いものです。

チェリーは自己再生機能も高いので、樹液を集めて内部の傷跡も修復していきます。

この樹液痕はガムポケットやピスフレック等と呼ばれ、この樹液痕こそがチェリーの個性として認識されています。

ただ、日本というマーケットではこれらのキャラクターマークが人によって好みが別れるのも事実。

こうした表情があまり無いものが好きだという人も一定数あり、そうした材の確保はたいへん困難です。

そうしたものをより多く確保するために必要なのが「原木仕入れ」です。

立木を伐採したままの製材前の状態を直接現地から買い付けることで、キャラクターマークの少ない、あるいは多い材をより分け、木目などまでもデザインとすることができるのです。

しかし、これはたいへんな労力を要するものでもあり、大量の原木を保管しておくスペースや原木の段階でその良し悪しを見極める目利き、または現地との綿密なつながりなど実現するにはいくつもの「壁」が存在します。

そんな「壁」をクリアし、良材を確保できる家具店は都内に限らず国内でもそう多くはないのが現状です。

 

チェリー材家具を探すなら その3.削り出しで家具を製作する家具店


チェリー材の手触りはどうでしょうか。

毎日の暮らしの中で触れるものですのでやはり気になるところです。

木材には、導管という水分を通す部分があります。

木材の切断面にはこの導管が多く並んでいて、その太さや並び方により触った感じが異なります。

太い場合にはざらざらとした感触に、細い場合にはすべすべとした肌触りになります。

チェリー材は、どちらかというと導管が細めの部類に属します。

ですので、全体にすべすべした心地よい手触りを楽しむことができます。

その感触は子供から大人まで使用するダイニングテーブルなどにはぴったりの材質といえます。

手触りが良いチェリー材の特徴をさらに活かすには「削り出し」で家具を製作することです。

素材の持ち味を十二分に活かすのが、職人の誇り。

木の材質や形状に合わせて、いくつもの道具を自在に使いこなします。

例えば、カンナ掛けひとつにしても、削る場所や木材に合わせて大小・数種類を駆使します。

また、それぞれの道具は、家具によっても使い分けられるため、更にその種類は多くなります。

生産性の向上を理由に機械化が進む中、あえて手仕事を残そうとするのは、機械では出せない滑らかで微妙なラインや絶妙な接合技術、また、木が本来持っている美しさを引き出せるからです。

そんな矜持を持つ家具店で扱う家具なら安心して購入できるというものです。

 

チェリー材家具を探すなら その4.工場直営の家具店


家具を自社で製作し、直営店で販売する家具店なら製作の過程がわかり、購入後のアフターメンテナンスも安心して任せることができます。

また、そうした家具店は自社の家具や取り扱っている材料の知識も非常に深く、豊富です。

長く使うことを想定した場合、そうした家具店で購入することは将来的なことを考えても間違いのない選択と言えます。

 

いかがでしたか。

チェリーの無垢材家具を探す際に目安とするポイントには4つの特徴がありました。

1つ目は無着色で提供している家具店。

2つ目は原木からの仕入れに拘り自社で自ら製材を行っている家具店。

3つ目はチェリー材の滑らかさをより活かすために削り出し家具を製作する家具店。

4つ目は工場直営の家具店。

家具蔵ではこの4つの特徴をすべて満たし、国内でも有数のチェリー材の取り扱いを誇ります。

おおよそすべての商品のラインナップがチェリー材で製作することができ、その材のクオリティについてもブランド創設以来、多くの方の支持を受けています。

家具蔵各店でチェリー材の家具の展示はございます。

その華やかで暖かみのある色合い、艶のある表情を実際に見て、触れて確かめることができます。

是非一度、その魅力を味わってみてください。

 

チェリー材の詳細についてはこちらから

 

チェリーの無垢材家具のある暮らしの事例はこちらから

 

 

 


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