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「家族それぞれ違うチェア」でも良いのです!

2020.3.30

 

皆さんはダイニングセットを選ぶ際、何を基準に選びますか?

デザインや使い心地、サイズや材質、etc…。

家具は早々買い替えるものではありません。

もし家具選びを失敗してしまえば、その家具で何年、もしかしたら何十年も生活をしなくてはなりません。

特にその中でも、ダイニングチェアは毎日身体を預ける最も重要な家具といっても過言ではないでしょう。

目的によって選び方も様々ですが、今回のコラムでは「くつろぎ」を目的としたチェア選びからお話を進めていきます。

 

現代のダイニング


1960年代以降、西洋文化の流入や生活習慣の変化にともなって、日本の食卓は卓袱台からダイニングテーブルへと移り変わり、チェアに座って食事をとるスタイルが一般化していきました。

現代においては、ダイニングは食事をとった後もそこで寛ぎ、家族団欒や映画鑑賞、そしてお客様を招いて会話を楽しむなど、人が集う空間へと変わってきています。

だからこそ、家族みんなが居心地の良い空間を作る、その為には冒頭でもあったように、毎日身体を預けるチェアがとても重要になってくるのです。

それでは、実際にダイニングに合わせるチェアとはどういった種類があるのか見てみましょう。

 

ダイニングチェアとは?


ダイニングチェアとは、一般的に食事のときにダイニングで使われる背もたれのある「食事椅子」のことを言います。

1人掛けの椅子が主流ですが、今ではベンチタイプ・ソファタイプの種類も増えてきました。

また、素材も様々で全面が木製のものや、背もたれが木製でも、座面がファブリックや革で覆ったものなどがあり、肘つきタイプ、肘なしタイプに分けられます。

今回はタイプ別に、特徴を探ってみましょう。

 

ダイニングチェアの種類


●アームレスチェア(肘掛なし)

いわゆるスタンダードなかたちで種類が多く、見た目はスッキリしているモノが多くみられます。

また、アームがない為、チェアの引き代(シロ)がそこまで必要ありません。

よって、立ち座りがしやすいのが特徴です。

ただ、長時間座ることや、立ち上がりの際の安定感は、アームチェアに比べると低くなります。

●アームチェア(肘掛あり)

アームチェアのメリットは何といっても、肘や腕を置いてゆったりとくつろげることです。

腕の重さを支える部分があることで、体の負担は軽減されます。

また、立ち上がる際にアームが手すりの代わりになることで、日々の暮らしの小さなストレスを、軽減させることができます。

●ベンチタイプ

背もたれがないので視界をさえぎることがなく見た目がすっきりとしています。

また、座る人数を限定しないのが特徴と言えるでしょう。

最近では、お子様のいるご家庭で人気があるタイプです。

ただ、背もたれがないものなどはくつろぐには不向きで、中央に座る人の身動きも制限されてしまいます。

●ソファタイプ

リビング機能も兼ね備えているので、食後もゆったりとできます。

どちらかというと、食事をするよりくつろぎを目的としたタイプと言えます。

その為、テーブル高さを間違えると食事は摂りにくく、ファブリック素材であれば汚れやすいなどのデメリットもあるので十分注意を払いましょう。

 

 

背もたれの高さの違い


●ローバック

くつろぎを目的とした方にはお薦めのタイプ。

背中を後ろへ逃がすことが出来るので、くつろぎの姿勢をとりやすいのが特徴で、背が高くないので圧迫感を与えず、どのような空間にも合わせやすいです。

また、ローバックタイプの中でも、背もたれが弧を描いている肘掛付きのラウンドバックチェアは、チェアの中での動きが取りやすく、長時間座っていても疲れを感じさせません。

●ハイバック

背もたれが高いのでゆったりともたれかかることができ、豪華な印象を受けます。

しかし、背が高いので空間に余裕がないとお部屋に圧迫感を与えてしまうかもしれません。

また、長時間でなければ身体が固定されるので、楽に座れるタイプです。

●ミドルバック

ハイバックとローバックの中間の高さのチェアで、デザインが豊富なのが魅力。

食卓用のチェアとして、馴染みがある方も多いのではないでしょうか。

ハイバックと同じく、背もたれにある程度高さがある為、姿勢を保持してくれます。

 

みんなそれぞれ好きなチェアを選ぶご家族が増えています


家族だからといって、みんな同じチェアが合っているとは限りません。

体格も違えば、過ごし方も違います。

だからこそ、ダイニングを居心地が良い空間にしたいと思っているご家族は、一番にチェアにこだわって、それぞれが自分に合うチェアを選んでいます。

いわゆる、「マイチェア(MY CHAIR)」ですね。

人間工学(エルゴノミクス)という言葉はご存知でしょうか?

簡単に言ってしまうと、“環境に自分を合わせるのではなく、環境を自分に合わせる”ことで、“無理のない姿勢で快適に過ごす”という意味です。

テーブルとチェアの関係が適切であることで、はじめて“心地の良い空間”になるのです。

 

家具とは毎日使い、毎日目にするものです。

そして、家具はインテリアであると同時に「道具」です。

道具である以上は、使い勝手と快適性が大切です。

居住空間をより過ごしやすくする為に、今回のコラムが少しでも役立てば幸いです。

 

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