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失敗のない造作家具はこのポイントを抑える

2021.5.2

 

 

造作家具という言葉をご存知でしょうか。

家の中で使う大型の道具のことを総称して家具と呼びます。

その中でも壁や天井に固定するなど現場工事が必要なものを「造作家具」と呼んでいます。

テーブルやベッド、デスクなども造作家具として作る場合もありますが、今回は「収納家具」にスポットを当ててお話ししていきましょう。

造作家具を作ることのメリットは、無駄な空間がなく統一感のあるインテリアを実現できることや、地震などで倒れてくる心配がない等、様々です。

ですが、壁や天井に固定する性質上、一度取り付けてしまうと容易には動かすことができず、造作家具選びはいわば「失敗の出来ない」買い物になります。

今回はそんな造作家具を検討するにあたって、「失敗しない」「長く愛せる」ための重要なポイントをお伝えしていきます。

 

 

「大工工事」と「家具工事」の違いを知る


 

 

造作家具を製作する方法には、大きく「大工工事」と「家具工事」の2種類に分けられます。

それぞれコスト・仕上がり・製作可能な家具の種類などに違いがあります。

●大工工事

現場に材料を持ってきて、大工さんがその場でつくるタイプが「大工工事」です。

板やパーツの状態で材料を運ぶため、運搬コストが安い点と、大きさの微調整など現場の状況を熟知した大工さんがその場で作り上げていくため、家全体の統一感を出しやすいのはメリットでしょう。

ただ、現場では使える工具や素材が限られてしまうこと、また大工さんは決して家具製作のプロではないので、複雑な構造やデザイン性に富んだ家具は作れないことも多く、使い勝手などもあまり良くならないこともままあります。

●家具工事

家具の製作工場でオリジナルの家具を完成させたのち、その完成品を室内へ搬入して設置するタイプです。

家具工場では家具を専門的に作る職人や設備も整っているため、現場作業では難しい、精巧な家具をつくることも可能です。

多くの場合、しっかりとした知識を持った担当が設計を行い、かたちになるので自身の希望がしっかりと通り、使い具合なども担保されたものになることは大工工事との大きな違いです。

 

家具工事での造作家具を選ぶ時のポイント


 

 

家具は車などと同じく、一度選ぶと長い期間使用することになることが殆どです。

一般的な置き家具であっても、そうそう買い替えることは少ないもの。

ましてそれが造作家具ともなれば、もはや住宅の一部です。

住み続ける間はずっと一緒に過ごす道具となります。

そんな造作家具を家具工事で依頼する際に気をつけることは何でしょうか?

●デザイン

同じ家に住み続ける以上はずっと同じ時間を過ごす家具です。

やはりそのデザイン、見た目にはこだわりたいところです。

今現在の流行や自身の好みなども大切な要素の一つですが、より重要なのは「飽きがこないこと」「普遍的なデザイン」であることで、より長い期間使うことができるものとなります。

●耐久性

長く使う家具である以上、そして収納家具の特性上、絶対に必要なのが耐久性です。

家具の素材自体が丈夫であることは勿論、造作家具の場合は壁などに固定する事が多いため、壁面の下地の確認をしたうえで、専門の職人にしっかりとした施工を依頼するべきです。

そうしないと吊り戸が落ちてきたり、壁が歪んできた、など取り返しのつかないことにもなりかねません。

●メンテナンス

長く使うことによって、知らず知らずのうちに傷みが生まれてくることもあるでしょう。

扉の丁番や引き出しのレールに不具合が出ることもありえます。

そんな際にアフターメンテナンスが可能かどうか、どのように対応してもらえるのか、といった点も確認の上で選ぶこことは非常に大切なポイントです。

●汎用性

ここで言う「汎用性」とは、ライフスタイルやライフステージの変化によって起こる、収納物の変化に対するものです。

極端な例ですが、お子さんが小学生の時にランドセル収納として作った造作家具の一部分が、10年後にもランドセルしか入らない構造で作ってしまっていては、それはただの邪魔な箱になってしまいます。

将来的にどのような収納物を入れるかということも頭の片隅で考えながら、長く使い続けることの出来る造作収納家具を選びましょう。

 

造作収納家具を選ぶなら無垢材無着色が良い理由


 

 

合板やパーティクルボード、MDFといった芯材に樹脂製やシートを貼り付けて作った、いわゆる「化粧材」で作られた家具に対して、表面に何も貼っていない、本物の木の塊で作り上げる家具を無垢材家具と呼びます。

化粧材家具には軽く、低コストというメリットがあります。

ただ、長期間の使用においては、表面材が剥がれてきたり、湿気の影響で表面材が浮き上がってしまうといった「劣化」が起きることは否めません。

対して無垢材の、しかも無着色で作られた造作収納家具でなら、使い込むことで自然の色味や風合いの変化を感じながら、長く愛着を持って使い続けることが出来ます。

傷が付いてしまったとしても、剥がれたりすることはなく、その傷すらも味わいに変えていってしまうのです。

それでもどうしても直したい傷があれば、削り直しをすれば元通りにもできます。

住宅の一部という性質の造作収納家具ですので、何十年と手を入れながら使い続けることの出来る素材を選ぶことで、「暮らしの満足感」はずっと長く続くはずです。

 

長く使用できる造作収納家具を家具工事で作りたいと考えるなら、是非私たち家具蔵にご相談ください。

各店には専門的な知識を持ったスタッフが常駐しており、一人一人の住まい方を丁寧にヒアリングし、その上で現在だけでなく将来の住まい方をも想定した、一生涯使い続けることの出来る造作収納家具をご提案します。

無料にて出張採寸も承っており(地域によって異なります)、採寸→製作→施工までトータルでお付き合いさせて頂けます。

「一生モノの造作収納家具」、一緒に選んでみませんか。

皆さんのご来店を心よりお待ちしております。

 

家具蔵のオーダー収納家具の事例はこちらから

 

 

 


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