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テレビボードはここを見て選ぶ

2020.3.20

テレビボード(テレビ台・AVボード)は多くの住まいで見ることのできる家具の一つです。

ある意味、リビングには欠かせない家具のひとつと言っても過言ではありません。

新築・引越し、もしくはリフォームなどをきっかけとして、また、テレビそのものの買い替えを機に、テレビボードを買い換えることを検討している方もあるでしょう。

しかし、どこを重視して選ぶのが良いのかがわからず、デザインや価格優先で選んでしまい(それ自体悪いことではありませんが)、サイズや機能面で使いにくいものになってしまったり、すぐに壊れてしまった、などのお話も耳にします。

テレビボードに限った話ではありませんが、家具は一度購入するとなかなか買い替えが起こらないもの。

つまり、買い物の頻度が、例えば洋服などと比べ、圧倒的に少なく、言うなれば「買い物の経験値」が不足している方が多いのです。

今回はその「経験値」を知識で埋めるべく、テレビボードを選ぶ際に必要なことをいくつかご案内します。

 

最適な視聴距離と高さ


快適にテレビを観るには、「最適な視聴距離と高さ」が必要になります。

距離が遠すぎても近すぎてもダメです。

また高さが高すぎたり低すぎたりしてもNG。

目が疲れたり、肩や首が凝る、など身体的な影響も大きなものになります。

最適な視聴距離は、テレビのサイズに応じても変わってきます。

昔は、テレビのタイプもブラウン管タイプのみでしたが、技術の革新に伴い、テレビそのものも多様化してきました。

そのうえで大きめのサイズがやはり人気です。

最近では「4Kテレビ」の登場により、テレビの買い替えを検討されている人も多く、同時にテレビボードも、というお話を家具蔵でもよく伺います。

4Kテレビの視聴距離は「テレビの画面の高さ×1.5倍以上」で適正な距離が算出されます。

フルハイビジョンであれば「テレビの画面の高さ×3倍以上」が理想です。

テレビボードの高さは、テレビの中心を見たときに視線が少し下がるぐらいが良いとされています。

人の視線は水平よりも少し下にくるのが自然な状態。

その位置にテレビを設置すると疲れにくくなるのです。

(映画館で少し見下ろすような角度で映画を視聴するのが楽なイメージです)
テレビボードの最適な高さは、「どこでテレビを観るか」によって変わってきます。

生活スタイルに合わせてテレビボードの高さを設定しましょう。

床に座って観るならボードの高さを40cmまでに。

ソファーに座って観るなら40~60cmに。

ダイニングで観るなら60cm以上の高さが目安となります。

ダイニングでテレビを見ることが多い方は、チェアの背もたれが邪魔をしてテレビが見難いことがありえますので、その高さを計算に入れたうえで、テレビボードの高さを決めると良いでしょう。


テレビボードの幅とテレビのサイズ


テレビボードのサイズ、特に総幅を決める際には設置する場所の広さなども勿論重要ですが、同時にテレビ本体のサイズも大きな要素になってきます。

テレビボードはテレビそのものの総幅から見て、余裕のあるもの=テレビよりテレビボードが大きいものを選ぶと、バランスが良くなり安定感が出ます。

テレビボードとテレビの幅が同じサイズでも機能的には問題はありませんが、そこに圧迫感が出ることは否めません。

テレビボードよりテレビが大きい場合も、あまり見た目が良くないうえに安定感に不安があります。

テレビボードの近くを通った時にテレビにぶつかってしまう可能性もあるでしょう。

今後テレビを買い換える予定がある場合には現在のテレビより一回り大きな幅のテレビボードを選ぶことをお勧めします。

テレビは大画面化が進んでいる影響もあって、次回の買い替え時には現在より大きなサイズのものを購入することがほとんどです。

テレビの買い換えと同時にテレビボードまで買い換えなければいけない、ということが起こらないよう将来を見据えたサイズのテレビボードを選びましょう。

 

 

収納スペースとして活用する


テレビボードは、収納家具としても活躍します。

テレビに接続するデッキの類、ブルーレイレコーダーやゲーム機。

DVDやCD、ゲームソフト。

各種マニュアルやTVの番組ガイド…。

そういった「定番」のもの以外にも、既存の収納スペースに収まらないものを上手く収納する助けとなってくれるのがテレビボードです。

日常よく使うもので、いわゆる「散らかりがちになる」ものが赤ちゃんグッズやお子様のおもちゃ、ペット用品の類です。

お子様が小さいうちは、家事を行うお母さんの視線が届くようにリビングをキッズスペースにされている方が多いでしょう。

すぐ取り換えられるようオムツの箱が常に出ていたり、いつもおもちゃがリビングに出ているという話はよくあるものです。

ただ、まだお子様が小さいうちは「他の部屋におもちゃを片付ける」というのはなかなか難しいもの。

そういった方は、テレビボードをお子様のお片付けスペースにすると、とても便利です。

お子様でも手が届く低い位置にあるテレビボードならお子様だけでも扉や引き出しの開け閉めができ、一緒に片付けることで片付けの練習もできます。

扉や引き出しが無い部分があるものを選び、そこにナチュラル感のあるバスケットなどにひとまとめにして収納するのも良いでしょう。

このように収納したいものを事前に決めておくと、テレビボードそのものも選びやすくなります。

たくさん収納したい場合は高さのあるハイボードタイプのほか、「壁面収納」という選択肢もあります。

デッドスペースとなる「壁」も収納場所とすることで、収納力も上がり、空間の「格」も上がります。

収納量にこだわりはなく、すっきり見せたい場合は高さの無いタイプが良いでしょう。

テレビにHDDなどが装備してあり、デッキ類も使用しない、という方は4本脚のベンチをテレビボード代わりに据え付けるのもお勧めです。

 

いかがでしたか。

テレビボードは今まではテレビを置くため「だけの」台として位置づけられ、優先度が低かったかもしれません。

実は選び方によってこんなに活躍してくれるリビングにおける重要な家具なのです。

テレビボードをご検討されるときには、豊富な経験と知識を持つ、家具蔵のプロスタッフへお気軽にお問い合せ下さい。

 

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