KAGURA OFFICIAL BLOG

無垢材収納家具に向いている樹種とは

2019.12.14

 

私たち家具蔵が扱う「無垢材」とは、木(丸太)から切り出したままの自然な状態の木材をさしたもの。

つまり、「本物の木材」ですが、そうして作られた家具は、時間の経過とともに色が変化し、味わいも増してくるのが特徴です。

様々なものがある家具というジャンル。

そのなかでも収納家具はダイニングテーブルやソファと異なり、空間の主役とはなりにくいイメージがあるかもしれません。

しかし、住まいの空間はお気に入りの、こだわりの、本物の収納家具を置くことで空間が完成します。

美しく座り心地の良いチェアに座り、お気に入りのデザイン、サイズ感もばっちりの雰囲気あるテーブルで食事やお茶を楽しむ贅沢。

そうした時間・空間に、カラーボックスやプリント合板の収納家具では少し残念な気がしませんか?

今回は、無垢材のテーブルや椅子とともに、経年で美しくなっていく無垢材収納家具の魅力と、それに最適な樹種のお話をしていきましょう。

 

一般的な収納家具の材質


いわゆる一般的な収納家具は、どのような材質で作られているのでしょうか。

一見、木の収納家具に見えても、実際には木が使われていないことも多いのです。

こういったものは紙や樹脂に木目をプリントしたものを表面に貼り付けたり、表面の塗装樹脂に色を付けて木目調に仕上げています。

質感や風合いという面では、無垢材に遠く及びません。

また、表面だけ貼り付けてあるシートは経年で剥がれたり浮いてきてしまうこともあり、それはあくまで「味」ではなく「古くなっただけ」のもの。

そうしたものに愛着を持って使い続けていくのは、やはり難しいのではないでしょうか。

このような材料のものが多くなる一番の理由は生産のコストが安く、且つ大量生産に向いているということです。

何故多くの家具が無垢材では作られないのか。

次に収納家具を無垢材で作ることの難しさについてお伝えします。

 

収納家具に無垢材を使う難しさ


無垢材は天然の木が原料となるため、工業製品と異なり、品質が一定ではありません。

品質が一定でないことは大量生産を難しくさせます。

そのため、大手のメーカーは同じ家具を大量に作る際に、品質の安定した工業材料を使いたがります。

そのほうがオートメーションの中で、つまり機械の力で(人件費の面も含め)安易に多くのものを作ることができるからです。

また、規格を同じにしたパーツを多くのアイテムで流用することで、その効率性をさらに高めています。

一方、無垢材の品質を一定以上に保つには、材料を仕入れる際に熟練した職人の目利きも必要となります。

多くの家具メーカーでは、無垢材を使用していても、その材料を原木の状態で仕入れるところは殆どありません。

家具蔵は、材料は現地からの原木仕入れ。

熟練の目利きが選定したものを自社管理の上で製材・乾燥を行い、その品質や水分量(含水率)を一定の基準にしたもののみを材料としています。

この含水率は無垢材で収納家具をつくるうえでの大きな肝。

無垢材には「動き」があることをご存じの方も多いでしょう。

これは木材のなかの水分が影響するのですが、家具になった状態でこの水分が多いと、いわゆる「動き」が生まれやすくなります。

一方で収納家具は扉や引き出しの「合わせ」がピタリと合うことが非常に肝心です。

動きがでてしまってはそれが難しくなります。

それを地域や季節、空調や床暖房など含めて様々な条件のなかで起こりにくいようにするには、やはり時間をかけて自然乾燥を施し、水分をじっくりと除いたうえで機械でさらに乾燥し、その後の養生も織り交ぜながら、「動きが出にくい」適正な含水率にすることが重要なのです。

それはまたしても大量生産には向いていません。

ですが、長く使うことのできる本物の家具が出来上がることに繋がり、それは使い捨ての文化へのアンチテーゼ、エコ社会への呼応にものつながるのです。

 

無垢材収納家具のメリットとは


しっかりと乾燥などの下拵えがされた無垢材を使用した収納には、素敵なメリットが沢山あります。

その一つは、傷みすらも風合いの一つとしてしまう無垢材の「強さ」です。

表面にシートを貼り付けただけの家具は、傷が付くとそこから芯材と呼ばれるベニヤなどが露出してしまったり、シートと芯材の間に湿気が入り込むと、水膨れやミミズ腫れのような状態になってしまうこともあります。

そのうえで、たとえシート貼りの収納家具であっても、構造上物が収められなくなるまでに壊れることは中々ありません。

つまり収納家具は一度購入すると、早々買い替えるようなものではないので、ボロボロになって気に入らなくても、それを使い続けている方が非常に多い家具なのです。

無垢材ではどうでしょうか。

そもそもの構造上の耐久性がシート貼りのものとは段違いであるうえに、長く使い続けてこそ、その時間とともに美しく状態も変化し、家族の歴史の一部となってくれるのです。

 

収納家具に適した樹種は


ひと口に無垢材と言っても、様々な木の種類があります。

大きく分けると針葉樹と広葉樹ですが、家具を作る際の基本的な考えとしてスギやマツなどの針葉樹は表面が柔らかいことから、広葉樹材が使用されます。

広葉樹の中でも更にまたさまざまな種類があるのですが、収納家具を作るにあたって重要視されるのは、乾燥後の動きが特に少ないということで、そうなると「向いている」樹種は、ある程度限られてきます。

代表的なものではウォールナット、チーク、マホガニー、チェリー、ナラ(オーク)、メープルなどが挙げられます。

 

家具蔵で無垢材収納家具をオーダーする


家具蔵ではこのうちの4樹種、ウォールナットチェリーナラメープルの4樹種で無垢材収納家具を作っています。

これらの無垢材を原木で仕入れ、製材し、数年に及ぶ自然乾燥ののち、機械乾燥も施した材料で作った家具は、非常に丈夫なものになります。

樹種によって性格も異なり、細かい仕上げ方なども変わってくるため、4つもの樹種を扱うのは非常にたいへんなことです。

そのうえで豊富なバリエーションも用意していることは、じつはなかなかないことでもあります。

無着色で仕上げるこれらの樹種はそれぞれに色合いも異なるため、和洋問わず、すべての住空間に馴染む家具を作りたいという職人の想いの表れでもあります。

家具蔵各店にて、本物の木の味わいを持つ無垢材収納家具をご覧になってみて下さい。

スタッフ一同心よりお待ちしております。

 

家具蔵の無垢材収納家具の情報はこちら


最近の投稿

カテゴリー

月別アーカイブ

  • [—]2020 (315)
  • [+]2019 (432)
  • [+]2018 (111)
  • [+]2017 (65)
  • [+]2016 (69)
  • [+]2015 (44)
  • [+]2014 (36)
  • [+]2013 (62)
  • [+]2012 (130)
copyright AIDA Co,.Ltd. All Rights Reserved.